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TRIODE対象アンプ購入で豪華3大特典!「トライオード トリプルプレゼントキャンペーン」開催中!

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【2026年10月31日まで】TRIODE対象アンプ購入で豪華3大特典!「トライオード トリプルプレゼントキャンペーン」開催中!

真空管アンプに興味はあるけれど、
「せっかく買うなら、少しでも良い条件で手に入れたい」
「電源ケーブルや見た目までこだわりたい」
そんな方に、かなり嬉しいキャンペーンが始まっています。

国産真空管アンプブランドとして長年人気を集めているTRIODE(トライオード)が、2026年10月31日までの期間限定で、

「トライオード トリプルプレゼントキャンペーン」

を開催中です!

今回のキャンペーンでは、期間中に対象製品をご購入いただくと、3つの特典がすべてプレゼントされます。

しかも、単なるノベルティではありません…。
電源ケーブルやサイドウッドなど、アンプを購入したその日から実際に楽しめる内容になっています!!

プレゼントその1:高級電源ケーブル「TR-PS2」

まず一つ目が、TRIODEの高級電源ケーブル

『TR-PS2(税込22,000円)』

なんと、対象製品に通常付属している電源ケーブルの代わりに、こちらのTR-PS2が付属します!普通に嬉しいですね。

オーディオシステムにおいて意外と後回しになりやすいのが電源周りです。

アンプ本体を購入してから、
「次は電源ケーブルを変えてみようかな」
と考える方も多いですが、今回は最初からアップグレードされた電源ケーブルを使ってスタートできます。

アンプ本体だけでなく、電源環境にもこだわってみたい方には嬉しい特典ですね!

プレゼントその2:サイドウッドを装着してお届け!

続いては、

『サイドウッド(税込11,000円)』

しかも、サイドウッド単体が付属するだけではなく、取り付けた状態で出荷されます。

真空管アンプは「音」はもちろんですが、その佇まいも大きな魅力です。

真空管が灯る姿と木製サイドパネルの組み合わせは、一般的なオーディオ機器とはまた違った雰囲気があります。

音楽を聴いていない時間でも眺めたくなる。
そんな真空管アンプらしい楽しみ方を、購入時から味わえる特典です。

プレゼントその3:小冊子「トライオードの歩み」

そして3つ目は、

『トライオードの歩み(税込1,100円)』

TRIODEの歴史をまとめた小冊子となっています。

真空管アンプという趣味性の高い製品だからこそ、
「このメーカーはどんな考えでアンプを作っているのか」
という背景を知ることで、製品への愛着もより深くなります。

TRIODEファンはもちろん、今回初めてTRIODEを購入される方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

3つ合わせると税込34,100円相当!

TR-PS2:22,000円

サイドウッド:11,000円

「トライオードの歩み」:1,100円

合計すると、

34,100円(税込)相当!

アンプを購入した後に「電源ケーブルも欲しい」「外観もグレードアップしたい」と追加していくことを考えると、かなり魅力的なキャンペーンではないでしょうか!!

キャンペーン対象モデルはこちら

TRIODE TRV-A150XR

税込396,000円

TRIODEのプリメインアンプを検討している方は、ぜひチェックしていただきたいモデルです。

TRIODE TRX-P300S

税込308,000円

300Bを使用した真空管アンプを楽しみたい方に注目していただきたい一台です。

TRIODE TRX-P300S PSVANE WE300B仕様

税込380,600円

300Bアンプに興味があり、さらに真空管そのものにもこだわりたい方はこちらも要チェックです。

TRIODE TRX-P88S

税込231,000円

TRIODEらしい真空管アンプの魅力を楽しめるパワーアンプ。プリメインアンプからもう一歩踏み込んだシステムを組みたい方にもおすすめです。

TRIODE TRX-4

税込275,000円

TRIODEのプリアンプを検討している方はこちら。TRX-P300SやTRX-P88Sなどと組み合わせ、本格的なセパレートシステムへ発展させることもできます。

真空管アンプを始めるなら、今回はかなり良いタイミングです

真空管アンプは、一般的なトランジスターアンプとは少し違った魅力があります。

真空管が灯る姿。
アンプそのものを所有する楽しさ。
そして音楽をじっくり聴きたくなる独特の存在感。

特にTRIODEは、日本のオーディオファンにとって真空管アンプを身近な存在にしてきたブランドのひとつです。

今回のキャンペーンでは、

・高級電源ケーブル

・サイドウッド

・ブランドの歴史を知る小冊子

まで一緒に揃います。
つまり単純に「アンプを買う」というだけではなく、
TRIODEの世界をまとめて楽しめるキャンペーン
と言ってもいいでしょう。

キャンペーンは2026年10月31日まで!

キャンペーン対象期間

2026年8月3日~10月31日

真空管アンプへの買い替えを検討されている方、TRIODEが気になっていた方は、ぜひこの機会にご検討ください。

「どのモデルを選べばいい?」
「手持ちのスピーカーとの相性は?」
「TRX-P300SとTRX-P88Sならどちらがいい?」

といったご相談も、オタイオーディオまでお気軽にお問い合わせください。

OTAI AUDIOに相談する

アンプ単体だけではなく、お使いのスピーカーやお部屋、普段聴かれる音楽まで含めて、最適なシステムをご提案いたします!

真空管アンプを始めるなら、今はかなり面白いタイミングです。
ぜひこのお得なキャンペーンをご活用ください!

【OTAIAUDIOリクトの音観録 #32】スピーカーがなくても、レコードは聴ける?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #32

スピーカーがなくても
レコードは聴ける?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードを始めようと思い、プレーヤーを買って、アンプを買って、さらにスピーカーも買って……。

「え、レコードってそんなに機材が必要なの?」

と思う方もいると思います。

特に、

「部屋が狭くてスピーカーを置けない」「まずは気軽に一枚聴いてみたい」「夜にヘッドホンで聴きたい」

という方にとっては結構重要ですよね。

スピーカーとか買わなくても、レコードって聴けるの?

答えは…

聴けます!

方法はいくつかあります。

今回はスピーカーを持っていなくてもレコードを楽しむ方法を、できるだけ簡単に整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

結論:スピーカー内蔵プレーヤーなら、それ一台でも聴けます。

まず一番分かりやすい方法がこれです。

スピーカー内蔵レコードプレーヤー
↓
そのまま音が出る

プレーヤー本体にスピーカーとアンプが内蔵されている機種なら、別途スピーカーを用意しなくてもレコードを再生できます。

電源をつないで、レコードをセットして、針を落とす。

基本的にはこれだけです。

そしてもう一つ、

ヘッドホンでもレコードは聴けます。

ただしこちらは、プレーヤーにヘッドホン出力があるか、途中にヘッドホンを鳴らせるアンプなどが必要です。

スピーカーがない=レコードを始められない、ではありません。

01
BUILT-IN SPEAKER

一番簡単なのは「スピーカー内蔵プレーヤー」。

レコードプレーヤーには、いろいろなタイプがあります。

中には、

・レコードプレーヤー
・フォノイコライザー
・アンプ
・スピーカー

が一つにまとまった製品もあります。

こうしたモデルなら、

プレーヤーを買う
↓
レコードを置く
↓
すぐ聴ける

という非常にシンプルな始め方ができます。

「とりあえず一度レコードを鳴らしてみたい」という方には、かなり分かりやすい選択肢です。

スピーカー内蔵レコードプレーヤーはコチラ!

02
MERIT

スピーカー内蔵のメリットは、とにかく簡単。

スピーカーを別で買わなくていい
アンプを別で用意しなくていい
接続が簡単
場所を取りにくい
初めてでも分かりやすい

レコード初心者にとって、これはかなり大きいです。

アンプやフォノイコの接続を考えなくても、まず「レコードを聴く」というところまで一気に進めます。

03
WHAT’S THE DIFFERENCE?

じゃあ、みんなスピーカー内蔵でいいのでは?

もちろん、それも一つの考え方です。

ただ、プレーヤー本体の限られたスペースへスピーカーまで収めるので、

・スピーカーの大きさ
・左右のスピーカー間隔
・低音の再生能力
・音の広がり

などには物理的な制約があります。

気軽さなら内蔵スピーカー。音をもっと良くしたいなら外部スピーカー。

こんな考え方でOKです。

最初は内蔵スピーカーで始め、後から外部スピーカーへグレードアップできるモデルを選ぶのも良いですね。

04

普通のレコードプレーヤーからは、基本的に大きな音は出ません。

逆に言えば、すべてのレコードプレーヤーから音が出るわけではありません。

スピーカーを内蔵していない一般的なプレーヤーの場合、

レコードプレーヤー
↓
アンプ等
↓
スピーカー

という構成が必要です。

針を落とすと、針先そのものから非常に小さな音が聞こえることがありますが、

それは「プレーヤーから音楽が再生できている」という意味のスピーカー音ではありません。

部屋で普通に音楽を聴くためには、別途、音を鳴らす仕組みが必要です。

05
HEADPHONES

もう一つの方法→ヘッドホンで聴く。

スピーカーを置きたくないなら、ヘッドホンという方法があります。

これは特に、

・夜にレコードを聴きたい
・集合住宅で音量を出しにくい
・部屋が狭い
・一人でじっくり音楽へ集中したい

という方におすすめです。

スピーカーがなくても大丈夫。
ヘッドホンでも楽しめます。

06

ただし「ヘッドホンを挿せば何でもOK」ではありません。

プレーヤー本体にヘッドホン出力がある場合は簡単です。

ヘッドホン出力付きプレーヤー
↓
ヘッドホン

これなら非常に簡単。

でも、ヘッドホン出力がないプレーヤーでは途中に、

ヘッドホンを鳴らすアンプ

が必要になります。

07
PHONO EQUALIZER

ヘッドホンでも「フォノイコ」は必要です。

スピーカーを使わないからといって、フォノイコライザーが不要になるわけではありません。

レコードのカートリッジから出てくるPHONO信号は非常に小さいため、

カートリッジ
↓
フォノイコライザー
↓
ヘッドホンを鳴らすアンプ
↓
ヘッドホン

という流れになります。

08

フォノイコ内蔵プレーヤーなら、ヘッドホン構成も簡単。

フォノイコ内蔵プレーヤー
↓
ヘッドホンアンプ
↓
ヘッドホン

これなら別途フォノイコライザーを用意する必要はありません。

コンパクトに本格的なレコード再生を楽しみたいなら、こういった構成もおすすめです。

09

プリメインアンプがあるなら、スピーカーなしでも使える。

例えばプリメインアンプを持っていて、

✓ PHONO入力
✓ ヘッドホン出力

の両方を搭載していれば、

プレーヤー
↓
プリメインアンプ
↓
ヘッドホン

で楽しむことができます。

10
DJ MIXER

DJミキサーを持っているなら、それでもOK。

PHONO入力とヘッドホン出力を搭載したDJミキサーなら、

ターンテーブル
↓
DJミキサー
↓
ヘッドホン

でもレコードを聴けます。

DJをしている方なら、すでに必要な機能が手元に揃っている可能性も高いです。

11

Bluetoothヘッドホンという方法もあります。

プレーヤーがBluetooth音声の送信に対応している場合は、

Bluetooth対応プレーヤー
↓
Bluetoothヘッドホン

というワイヤレスな楽しみ方もできます。

ケーブルを増やしたくない方には便利です。

「Bluetooth対応」と書かれていても、入力専用・送信専用など機能は製品によって異なります。ヘッドホンへ送りたい場合はBluetooth送信に対応しているか確認してください。

12

結局、初心者ならどれを選べばいい?

TYPE 01
一番簡単に始めたい
→ スピーカー内蔵プレーヤー
TYPE 02
夜に一人でじっくり聴きたい
→ ヘッドホン対応のシステム
TYPE 03
将来的に音も良くしていきたい
→ 外部アンプや外部スピーカーへ発展できるプレーヤー

13

最初は内蔵スピーカー。あとから外部スピーカー、でももちろんOK!

個人的には、この考え方もかなりアリだと思います。

最初から、プレーヤー・フォノイコ・アンプ・スピーカーと全部揃えようとすると、ハードルが高く感じます。

それならまず、

レコードを一枚、聴いてみる。

そこから、

「もっと良い音で聴いてみたい!」

となった時に外部スピーカーなどへ進めばいいんです。

最初から完璧なシステムを作らなくても大丈夫。

Technics SL-1500CW レコードプレーヤー

本格的なプレーヤーになるほど、スピーカーやアンプなどを自由に組み合わせて楽しめるモデルも増えてきます。

CHECK LIST

スピーカーなしで始めるなら、ここを確認!

□ プレーヤーにスピーカーは内蔵されている?
□ ヘッドホン出力はある?
□ フォノイコライザーは内蔵?
□ 外部スピーカーへ後から接続できる?
□ Bluetooth送信に対応している?
□ 自分は部屋で鳴らしたい?ヘッドホンで聴きたい?

SUMMARY

まとめ:スピーカーを持っていなくてもレコードは始められます!

今回の答えを整理すると、

① スピーカー内蔵プレーヤーなら、それ一台で聴ける
② ヘッドホンでも聴ける
③ アンプやDJミキサーのヘッドホン端子を使う方法もある
④ あとから外部スピーカーへ発展させてもいい

ということです。

なので、

「スピーカーを置けないから、レコードは無理。」

と諦めなくて大丈夫です。

自分の部屋や生活スタイルに合わせて、一番簡単な方法から始めてみましょう。

PREVIOUS ARTICLE
前回の音観録はこちら

レコード針の寿命ってどれくらい?

レコード針は何時間くらい使える?針先形状による違いや交換のサイン、長持ちさせるポイントまでまとめています!

前回の記事 #31を読む

「スピーカーなしで始めたい!」でも大丈夫です!

例えば、

「一台だけでレコードを聴きたい」

「スピーカー内蔵プレーヤーが欲しい」

「夜はヘッドホンで聴きたい」

「今持っているヘッドホンを使える?」

「あとからスピーカーを追加できるものがいい」

そんなところからで大丈夫です。ご予算や部屋の大きさ、どんな聴き方をしたいかを教えていただければ、必要な機材を整理してご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

最初は「一台だけ」からでもいいんです。

レコードというと、プレーヤー、アンプ、スピーカー、ケーブル…と、機材がたくさん必要なイメージがあります。

でもスピーカー内蔵プレーヤーなら、本当に一台から始めることもできます。

そして夜ならヘッドホン。

もっと良い音が欲しくなったら外部スピーカー。

まずは一枚、レコードを鳴らしてみる。
そこから始めてみましょう!!

最初から全部揃えなくても、レコードはちゃんと楽しめますヨ^^

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #31】レコード針の寿命ってどれくらい?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #31

レコード針の寿命ってどれくらい?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードプレーヤーを使い始めてしばらくすると、ある疑問が出てきます。

「そういえば、この針っていつまで使えるんだ…?」

レコード針って、見た目ではなかなか減っているように見えません。

針先には非常に硬いダイヤモンドが使われている製品も多いので、

「ほぼ永久に使えるのでは?」

と思うかもしれません。

でも残念ながら…レコード針は消耗品です。

音溝へ直接触れながら、細かな凹凸をずっと追い続けているので、少しずつ摩耗してしまいます。

今回は、レコード針は何時間くらい使えるのか、交換時期はどう判断するのか、そして少しでも長く使うにはどうすればいいのかを整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

結論:大体500~1000時間くらい!

幅が結構ありますが…その理由として、↓

寿命は、針先の形状・製品・使い方によって変わります。

よく「300〜500時間くらい」と言われますが、これはあくまで一つの目安。

実際にはメーカー・製品によってかなり違います。

例えばaudio-technicaのAT-VM95シリーズでは、交換目安として、

丸針:約300〜500時間
楕円針:約300時間
マイクロリニア針:約1,000時間
シバタ針:約800時間

という案内があります。

一方、ortofonでは適切なケアのもとで1,000時間程度まで性能劣化なく使用できる場合があるとしています。

「レコード針=全部500時間」ではなく、自分が使っている針のメーカー推奨値を確認する。

01

ダイヤモンドでも、寿命なんかあるの?

レコード針の先端には、非常に硬いダイヤモンドが使われている製品が多くあります。

でも、

硬い = 摩耗しない
ではありません。

再生中、針先はレコードの非常に細かな溝へ触れ続けています。

それを何百時間も繰り返せば、少しずつ形状が変化していきます。

新品の針先
↓
音溝を何百時間もトレース
↓
少しずつ摩耗

この摩耗が進んでくると、音溝を本来の状態で追いにくくなっていきます。

02

「何年使ったか」より「何時間再生したか」。

ここも結構重要です。

同じ3年間使った針でも、

月に1〜2枚しか聴かない
→ 再生時間はかなり短い
毎日何枚も聴く
→ 同じ3年間でもかなり長時間使用している

となります。

なので、

「5年経ったから交換」ではなく、「どれくらい再生したか」が基本。

もちろん長期間保管によるダンパーなど他の部品の経年変化は別に考える必要がありますが、針先そのものの摩耗を見るなら再生時間が分かりやすい基準です。

03

300時間って、実際どれくらい?

「300時間」と言われても、いまいちピンと来ないですよね。

例えばLP一枚を約45分として考えてみます。

LP 約45分
↓
300時間 = 約400枚分

くらいのイメージです。

毎日LPを1枚フルで聴くなら、単純計算で約1年ちょっと。

週に2〜3枚聴く程度なら、もっと長く使える計算になります。

※実際の寿命は針先形状・盤の状態・針圧・セッティング・クリーニング状況などによって変わります。

04

針先の形によって寿命も変わる。

レコード針と一言で言っても、針先の形状にはいろいろあります。

丸針
楕円針
マイクロリニア針
シバタ針

形が違えば、音溝への接触の仕方も変わります。

そのため、

「高い針だから長寿命」
「丸針だから必ず短寿命」
と単純には決められません…

各メーカーが出している、その交換針の目安を見るのが一番確実です。

audio-technica AT-VM95E

audio-technica AT-VM95E。針先形状によってメーカーが示す交換目安も異なります。

05

寿命が近づくと、どんな変化が出る?

使用時間を正確に記録している方って、そんなに多くないと思います。

なので音の変化も一つのヒントになります。

以前より音が歪んで聞こえる
高音が以前より綺麗に出ない
サ行などが妙に荒れて聞こえる
左右のバランスがおかしく感じる
トレースが以前より不安定

こういった症状が出ることがあります。

ただし、

音がおかしい = 必ず針が寿命

ではありません。

針先の汚れ、針圧、カートリッジ調整、盤の状態などでも似た症状が出るので、一つずつ切り分けていきましょう。

06

見た目で寿命は分かる?

普通に目で見ても、ほとんど分かりません。針先はものすごく小さいですからね…

「ん〜ちょっと丸くなってる気がするなぁ〜」

くらいで正確に判断するのは流石に難しいです笑

摩耗状態を詳しく確認するには、十分な倍率と観察環境が必要になります。(ガチすぎますが。)

基本は「メーカーの使用時間目安」+「音の変化」で考えると分かりやすいです。

07

実は「寿命」じゃなくて、ただ汚れているだけかも。

これはかなりあります。

レコードを何枚か再生すると、針先に細かなホコリや汚れが付着してきます。

すると、

・音がこもる
・高域が出にくく感じる
・歪っぽく感じる
・トレースが不安定になる

ことがあります。

なので、

「音が悪くなった!針交換!」の前に、まず針先を確認。

08

針を長く使うなら、クリーニングも大事。

針先を綺麗に保つことは、音質だけでなく長く良い状態で使ううえでも大切です。

基本的には、

・針先用ブラシ
・メーカーが推奨するスタイラスクリーナー

などを使います。

カンチレバー(針)は非常に繊細です。クリーナーの使用方法やブラシを動かす方向などは、カートリッジ・クリーナー各製品の説明に従ってください。

針先専用クリーナーを使って定期的にケアするのもおすすめです。

09

針だけでなく「レコード盤」も綺麗に。

針先だけピカピカでも、毎回ホコリだらけのレコードを再生していたら、またすぐ汚れてしまいます。

なので、

針を綺麗にする
+
盤も綺麗にする

もちろん手間はかかりますが、この両方が大事です。

再生前にレコードブラシで大きなホコリを取るだけでも違います。

針を長持ちさせたいなら、レコードそのものを良い状態に保つ。

10

適正針圧で使うことも大事。

前々回のテーマにも繋がりますが、カートリッジにはそれぞれ適正針圧っつーもんがあります。

軽すぎても溝を正常に追えませんし、必要以上に重くして使うのもおすすめできません。

メーカー指定の適正針圧で使う。

これは音質だけでなく、針やレコードを正しい状態で使うための基本です。

11

傷んだ針を使い続けると、レコードにも良くない。

寿命を超えた針を、

「まだ音出てるから大丈夫でしょ!」

とずっと使い続けるのはおすすめできません。

摩耗した針先は、本来想定された形状で音溝へ接触できなくなっていきます。

レコード針は交換できます。
でも、傷めてしまった大切なレコードは簡単には元に戻せません。

だからこそ、交換目安を大きく超えて使い続けないことが大切です。

12
MM / VM

MM・VM型なら「交換針だけ」交換できる製品も多い。

これは初心者の方にも覚えておいてほしいポイントです。

MM型やVM型のカートリッジには、

カートリッジ本体はそのまま
↓
針部分だけ簡単に交換

できる製品が多くあります。

例えばAT-VM95シリーズなら、交換針を付け替えることで再び使えます。

さらに同じシリーズ内で別形状の針へ交換できるものなら、

「寿命だから交換」ついでに、針をグレードアップ。

なんて楽しみ方もできます!

13
MC CARTRIDGE

MC型は「針だけ交換」ができないものも多い。

一方、MCカートリッジの場合は構造が異なります。

ユーザーが先端部分だけを簡単に外して交換できない製品も多く、

・メーカーの交換サービス
・カートリッジ本体の交換

などになる場合があります。

ここは製品ごとに対応が違うので、寿命が近づいた時点でメーカーや販売店へ確認するのがおすすめです。

14

寿命より先に「針を折る」こともあるので超注意。

摩耗以外にも、レコード針にはもう一つ大敵が…。

物理的な事故。

例えば、

・掃除中に布を引っ掛ける
・手をぶつける
・ブラシを逆方向から強く当てる
・針をレコード外へ勢いよく落とす
・カートリッジ交換中に針先へ触れる

など。

300時間使える針でも、買った翌日にカンチレバーを折ったらそこで終了……。

これ、寿命よりよっぽど怖いです。背筋が凍りますわ。(経験済み)

15

「えーっと、今247時間だから……」と神経質になりすぎなくてもOK。

ここまで寿命の話をすると、

「マジか!今日から全部再生時間を記録しないと!」

となるかもしれません。(ならないか。)

もちろん、記録するのは一番分かりやすいですが、家庭で普通に楽しむならそこまで神経質にならなくても大丈夫です。

✓ いつ頃使い始めたか
✓ どれくらいの頻度で聴いているか
✓ 音に変化が出ていないか
✓ メーカーの交換目安を大きく超えていないか

このあたりをざっくり把握しておくだけでも十分役立ちます。

スマホのメモに「2026年9月 針交換」くらい残しておくのも簡単でおすすめです。

CHECK LIST

レコード針を長く使うための5か条。

1
適正針圧で使う
メーカー指定値を基本に。
2
レコード盤を綺麗にする
大きなホコリをそのまま再生しない。
3
針先も定期的にケア
専用クリーナーを正しく使用。
4
針へ直接触れない
カンチレバーはとても繊細。
5
交換時期を大きく超えない
大切なレコードを守るためにも。

SUMMARY

まとめ:レコード針の寿命は「製品によって違う」が正解!

今回一番覚えていただきたいのは、

「レコード針は300時間で絶対交換!」
という一つの数字では決められない。

ということです。針先の形によっても違う。メーカーによっても違う。使い方によっても違う。

なので、

① 自分が使っている針の型番を確認
② メーカーの交換目安を確認
③ 音の変化にも注意
④ 針とレコードを綺麗に保つ
⑤ 適正針圧で使用する

これでOK!

レコード針は消耗品。
でも、正しく使えば長く音楽を楽しませてくれる大事なパーツです。

PREVIOUS ARTICLE
前回の音観録はこちら

レコードを集める楽しさ。
音楽を所有するということ

ストリーミング全盛の時代に、なぜわざわざレコードを買うのか。ジャケット、ディグ、偶然の出会い、そして「音楽を手元に残す」という楽しさについて書いています!

前回の記事 #30を読む

「この針、そろそろ交換?」もお気軽に!

例えば、

「何年も同じ針を使っている」

「交換時間の目安が分からない」

「最近ちょっと音が歪む」

「交換針の型番が分からない」

「せっかく交換するなら違う針へグレードアップしたい」

そんな内容でも大歓迎です。お使いのプレーヤーやカートリッジの型番を教えていただければ、対応する交換針や確認ポイントをご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

小さい針一本ですが、音楽の入口はそこに!

レコードを回して、針を落として、音楽が鳴る。

その一番最初の入り口にいるのが、この小さなレコード針です。

何百時間ものあいだ、ずっと音溝を追い続けていると思うと、

なかなか働き者ですよね!

たまには針先も綺麗にしてあげて、寿命が来たらしっかり交換してあげましょう。

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #30】レコードを集める楽しさ。 音楽を所有するということ

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #30

レコードを集める楽しさ。
音楽を所有するということ

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

このシリーズも、あっという間に#30です。いつもご覧いただいている方へ、心からのありがとうを…!

そんな#30は、#20のように少し読み物形式なモノを!是非最後までご覧ください。

 

現代の環境って、本当に簡単に音楽が聴けます。スマホを開けば一瞬。

気になるアーティストや曲を検索して、その場でパパッと再生できる。

色々な曲をまとめてプレイリストだって作れるし、新しい音楽も次々おすすめしてくれます。

めちゃくちゃ便利です。

そんな時代なのに、

なぜ、わざわざレコードを買うんだろう?

場所も取る。ホコリも取らなきゃいけない。裏返さないとB面は聴けない。

正直、便利さだけで比べたらストリーミングの圧勝ですね(^^;;

それでも、レコードが一枚、また一枚と増えていく。

今回は機材の話を少し離れて、「レコードを集めるって、何がそんなに楽しいんだろう?」ということについて考えてみたいと思います。

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

レコードを買うと、「音楽」が手元に残る。

僕がレコードの面白さを一言で表すなら、

音楽が「データ」だけじゃなく、
「物」として自分のところへやってくる。

という所だと思います。

ジャケットがあって、盤があって、歌詞カードやライナーノーツが入っていることもある。

そして聴き終わっても、その音楽は棚に残っています。

棚を見るだけで、「自分がどんな音楽を好きだったか」が見える。

これが、デジタルとは少し違うレコードの面白さだと思います。

01

「この曲が好き」が、目に見える。

ストリーミングでお気に入りボタンを押せば、その曲はライブラリへ入ります。

それも立派な音楽コレクションです。

でもレコードの場合は、

「好きだから買った」という事実が、
実物としてのジャケットになって部屋に残る。

これが結構大きいんですよね。

一枚ならただのレコード。でも10枚、50枚、100枚と並んでくると、その棚自体が自分の音楽遍歴みたいになってきます。

ジャンルも年代もバラバラ。でも、それがその人らしさで良いんですよね。是非皆さんの棚も見てみたいです…👀

02
ARTWORK

ジャケットまで含めて、ひとつの作品。

レコードの大きな魅力の一つがジャケットです。

もちろん、スマホの画面でもジャケット画像は見られます。

でも、LPサイズで手に持って見ると印象がかなり違います。

写真、イラスト、タイポグラフィ、裏面のクレジット、中に入っている歌詞カード。

音を聴く前から、そのアルバムの世界に…!

ジャケットを見ながら曲を聴いて、演奏者や録音スタッフの名前を眺めて、

「あ、この人こっちのアルバムにも参加してるんだ」と発見する。それも楽しいんです。

03

「何を聴こうかな」と棚を見る時間。

ストリーミングだと検索窓へアーティスト名・曲名を入れます。

レコードの場合は、

まず棚を見る。

「今日はこれかな。」と思って一枚抜く。

その隣にあったレコードが目に入って、「いや、久しぶりにこっち聴こ〜。」と、こういう流れがよくあります。

デジタル的なアルゴリズムではなく、アナログ的な偶然の出会い。

これ、レコードコレクションならではの面白さだと思います。

04

曲単位ではなく、「アルバム」で聴くようになる。

僕自身、レコードの面白いところだと思うのがこれです。

ストリーミングだと、好きな曲だけ聴くことも簡単です。逆に、一曲一曲で聞く人の方が多いのではないでしょうか。

でもレコードをかけると、

A面の1曲目から始まって、順に聴く。

飛ばそうと思えば飛ばせますが、ちょっと面倒です笑

だから、そのまま聴く。

すると、今まで飛ばしていた曲が妙に良く聞こえたり、1曲目から最後までのストーリーが見えてきたりします。

「好きな曲」ではなく、「好きなアルバム」が増えていく。

これはレコードを始めてから起こりやすい変化の一つだと思います。

実は今、僕も最近聴けてなかったレコードを聴きながらこのブログを書いています。良い時間です😌

05

レコードには「買った時の記憶」まで残る。

レコードに限らずですが、物を所有する面白さですよね。

例えば棚から一枚抜いた時に、

「あ、これ旅行先で買ったやつだ。」

とか、

「初めてレコード屋に行った時に買ったな。」

とか。

音楽そのものとは別の記憶まで一緒に出てくることがあります。

レコード一枚が、ちょっとしたタイムカプセルに!

これもデータではなかなか味わいにくい部分ですよね。

06

中古レコードは、実は一枚一枚ちょっと違う。

新品のレコードだけでなく、中古レコードを探すのも面白いです。

同じタイトルでも、

・発売された国
・発売された年代
・再発盤
・ジャケット仕様
・付属品
・盤やジャケットの状態

などが違うことがあります。

「このアルバムが欲しい」から始まって、

だんだん、

「この盤は何年のプレスなんだろう?」

なんて調べ始める。

ここからディグ沼が始まります笑

07

知らない音楽を「ジャケ買い」する楽しさ。

普段なら絶対検索しないようなアーティストなのに、ジャケットが妙に格好いい。

裏を見ると何となく気になる。値段もそこまで高くない。

…ふ〜〜ん。

買うか。

This is ジャケ買い。

家へ帰って初めて聴く。めちゃくちゃ良かった。でっかいガチャガチャ大当たりした感覚ですよね。

めちゃくちゃ嬉しいのはもちろん、それがまた新しい音楽体験になるんですよね。

(もちろん、逆もありますが….笑笑)

でも、分からないものを自分で選んで出会うという行為自体が、レコード探しの楽しさだと思います。

08

「聴ける」と「持っている」は、少し違う。

ストリーミングのおかげで、音楽へのアクセスはものすごく簡単になりました。これは間違いなく本当に素晴らしいことだと思います。

もちろん、僕自身もレコードしか聴かないなんてことはありません。

ただ、

いつでも聴ける曲と、
自分が一枚選んで買ったレコード。

同じ音楽でも、少し付き合い方が変わる気がします。

お金を払って、家まで持って帰って、棚へ入れて、何度も取り出す。

「好きな音楽」から「自分の大切な一枚」に変わっていく。

09

高いレコードじゃなくてもいい。

コレクションと聞くと、限定盤、オリジナル盤、希少盤。

といったものを想像するかもしれません。

もちろん、それを探す楽しさもあります。

でも、

例えば100円で見つけた一枚が、
自分にとって一番大切なレコードになることもある。

コレクションの価値って、必ずしも市場価格だけではありません。

自分が好きで残している。それで十分だと思います。

10

レコードか、ストリーミングか。別にどちらかを選ばなくていい。

ここはかなり大事だと思っています。

レコードが好きだからといって、「ストリーミングはダメ!」という話ではもちろんありません。

外ではスマホで聴く。新しい音楽はストリーミングで探す。

その中で、

「これは手元に置いておきたい。」

と思ったアルバムをレコードで買う。そんな使い分けでも良いと思います。

11

最初の一枚は、「好きなやつ」でいい。

これからレコードを集めたいという方から、

「最初は何を買ったらいいですか?」

と聞かれたら、

一番好きなアルバム。

で良いと思います。

名盤だから。高音質盤だから。レコードファンなら持っておくべきだから。

ではなく、

「これ、レコードで持っていたいな。」

それが一番良いスタートだと思います!

SUMMARY

まとめ:レコードを集めるという事は、自分の好きな音楽を残していくこと。

レコードには不便なところがたくさんあります。

場所を取ります。重いです。手入れも必要です。検索すれば一瞬で出てくる曲を、わざわざ棚から探します。

でも、その不便さの代わりに、

ジャケットを手に取れる
アルバムを最初から最後まで聴く
自分で音楽を選ぶ時間ができる
買った時の記憶が残る
知らない音楽と偶然出会える
好きな音楽が自分の棚に残っていく

という楽しさがあります。

音楽を所有するということは、
「好きな音楽を、自分のそばに残しておく」ということなのかもしれませんね。

何年後かに棚から一枚取り出した時、そのレコードを買った頃の自分まで思い出せたら、それってすごく素敵な音楽体験じゃないですか??

レコードを探してみる!という方はコチラも是非ご覧ください★

前回の音観録はこちら

レコードの“針圧”って何?
強く押さえた方がいいの?

針圧は重い方が良い?軽い方がレコードに優しい?カートリッジごとの適正針圧や調整方法を初心者向けに解説しています!

前回の記事 #29を読む

レコードを始めてみたい方もお気軽に!

例えば、

「好きなアルバムをレコードで聴いてみたい」

「レコードを買ったけど何が必要?」

「予算を抑えて始めたい」

「今持っているスピーカーで聴ける?」

「コレクションが増えてきたので収納も考えたい」

そんなところからで大丈夫です。プレーヤー選びから接続、カートリッジ、保管方法までお気軽にご相談ください!

OTAI AUDIOに相談する

棚を見ると、自分の好きな音楽が全部そこにある。

流行っている音楽、昔から好きな音楽、たまたま見つけた音楽、誰かに教えてもらった音楽。

全部同じ棚に並んでいく。そして10年後にその棚を見たら、

「あの頃、これめちゃくちゃ聴いてたな〜。」

って思えるはずです。

そう考えると、レコードを集めるというのは、音楽だけじゃなく自分の時間も一緒に残していくことなのかもしれませんね。

……まあ、気付いたら棚が足りなくなるんですけどね笑笑

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #29】レコードの“針圧”って何? 強く押さえた方がいいの?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #29

レコードの“針圧”って何?
強く押さえた方がいいの?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードプレーヤーの説明書を読んでいると、突然出てくる言葉。

「針圧」

1.8g、2.0g、3.5g…。

数字は書いてあるけど、

「結局これ、何の重さなの?」

となる方もいらっしゃるかと。

さらに、

「針飛びするなら、もっと強く押さえればいいんじゃない?」

「逆にレコードを傷つけたくないなら、軽ければ軽いほど良い?」

という疑問も出てきます。

今回は針圧とはそもそも何なのか、強すぎる・弱すぎるとどうなるのか、そしてどうやって合わせるのかを整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

結論:「強い方が良い」でも「軽い方が良い」でもありません。

針圧で一番大事なのは、

そのカートリッジに指定された
「適正針圧」に合わせること。

これです。

カートリッジには、それぞれメーカーが想定している針圧があります。

例えば、

ortofon / 2M Red
適正針圧:1.8g
audio-technica /AT-3600L
HAKU HTT-1100では3.5gで使用

かなり数字が違いますよね。

3.5gだから「重すぎる」、1.8gだから「高性能」ということではありません。

カートリッジごとに構造や設計が違うので、その製品に合った数値で使うことが大切です。

01
WHAT IS TRACKING FORCE?

そもそも「針圧」って何?

かなり簡単に言うと、

レコード針が、レコードの溝へかかる力

です。

レコードの溝には非常に細かな凹凸が刻まれていて、その動きを針先が追いかけます。

レコードの音溝
↓
針先が溝に接触
↓
溝の動きに沿って正確にトレース

この時、針先が溝へ適切に接触するために必要なのが針圧です。

軽すぎてもダメ、重すぎてもダメ。ちょうど良い力で溝を追わせます。

02

じゃあ、軽い方がレコードに優しい?

一見そう思いますよね。

レコードに針を押し付けるなら、

「軽い方が傷まないんじゃない?」

と。

でも、針圧が軽すぎると針先が溝を安定して追えなくなります。

・針飛びしやすくなる
・音が歪む
・低音が安定しない
・溝を正確にトレースできなくなる

といった症状が出る場合があります。

「レコードを傷めたくないから、とにかく針圧を軽くする」は正解ではありません。

03

じゃあ、強く押さえれば針飛びしなくて安心?

これも違います。

確かに針圧を強くすれば、単純には針が溝から外れにくくなる方向へ働きます。

でも、指定値を大きく超えてしまうと、

・レコードの溝へ必要以上の負担をかける
・針先の摩耗を早める原因になる
・カンチレバーへ負担をかける
・本来の音質バランスから外れる

可能性があります。

針飛びするから+1g!
……みたいな調整はNG。

まずメーカー指定の範囲へ正しく合わせ、そのうえで他の原因を確認しましょう。

04

なぜカートリッジによって針圧が全然違うの?

カートリッジは、全部同じ構造ではありません。

針先、カンチレバー、ダンパー、発電機構などの設計が違うため、適切に動作する針圧も変わります。

例えば、先ほどの

ortofon 2M Red
適正針圧 1.8g
audio-technica AT-3600L
HAKU HTT-1100では3.5g

この2つを見て、

「2M Redの方が半分くらい軽いから、レコードに優しい!」

と単純比較するものではありません。

針圧はカートリッジ同士の優劣を示す数字ではありません。

05

針圧は、どうやって調整するの?

調整式トーンアームの場合、多くはアーム後方にあるカウンターウェイトを使います。

重りを前後させることで、

重りを後ろへ
→ 針先側が軽くなる方向
重りを前へ
→ 針先側へ力がかかる方向

というバランスを取っています。

レコードプレーヤーの針圧調整

つまり、針圧とは単純に針へ上から重りを載せているわけではなく、トーンアーム全体のバランスを利用して作っています。

06
ZERO BALANCE

まず「0g」を作ってから、必要な針圧をかける。

一般的なカウンターウェイト式トーンアームでは、まず水平バランスを取ります。

STEP 1
カートリッジを取り付ける
STEP 2
カウンターウェイトを動かし、アームが水平になる位置を探す
STEP 3
その位置を「0」の基準にする(アーム水平状態で、数字が書いてある箇所だけを回し、0に合わせる)
STEP 4
カートリッジ指定の針圧までウェイトを回す

例えば適正針圧が2.0gなら、

0 (アーム水平状態)→ 2.0g

という流れです。

トーンアームによって調整方式は異なります。実際の調整は、必ずお使いのプレーヤー・トーンアームの説明書に従ってください。

07

数字のリングを「2」にするだけではダメな場合も。

ここ、初心者の方が間違えやすいところです。

カウンターウェイトには、

0 0.5 1.0 1.5 2.0……

という数字が書かれていることがあります。

ですが、先に水平バランスを取って「今ここが0ですよ」という基準を作っていないと、目盛りだけ合わせても正しい針圧にはなりません。

まずゼロバランス。そこから指定針圧。

この順番を覚えておきましょう。

08
STYLUS FORCE GAUGE

もっと正確に確認したいなら「針圧計」。

カウンターウェイトの目盛りだけでも調整できますが、

「本当に2.0gかかってる?」

と気になったら針圧計という道具があります。

針を乗せる
↓
実際の針圧を測る

というシンプルな道具です。

カートリッジ交換を頻繁にする方や、より細かくセッティングしたい方には便利です。

最初から絶対必要なアクセサリーではありませんが、アナログを深く楽しむようになってきたら持っていて損はないアイテムです。

オススメの針圧計はコチラ

09

針圧を変えたら「アンチスケーティング」も確認。

針圧とセットで出てきやすいのが、

アンチスケーティング

です。

レコード再生中、トーンアームには内側へ引っ張られる力が働きます。

アンチスケーティングは、その力を補正する仕組みです。

多くのプレーヤーでは、まず針圧と同程度の数値へ合わせる案内がされています。

例えば、

針圧 2.0g
↓
アンチスケーティング 2.0

というイメージです。

※機種によって調整方法が異なるため、最終的には各メーカーの指定をご確認ください。

アンチスケーティング調整

HAKU HTT-1100では針圧だけでなくアンチスケーティングも調整できます。

10

そもそも針圧調整ができないプレーヤーもあります。

ここまで読んで、

「自分のプレーヤー、後ろに重りなんてないけど……」

という方もいると思います。

入門用のフルオートプレーヤーなどでは、

メーカー側で使用するカートリッジと針圧が決められ、ユーザーが調整しない設計

になっている製品もあります。

これは悪いことではありません。

むしろ「難しい調整をせず使いたい」という方にとっては、とても分かりやすい設計です。

11

カートリッジを交換したら、針圧もやり直す。

これはかなり重要です。

例えば今まで3.5gのカートリッジを使っていて、

そこから2M Redへ交換したとします。

カートリッジを付け替えただけで、

前の3.5g設定のまま再生!

はダメです。(2M Redの適正針圧は1.8g)

カートリッジを交換したら、

① 水平バランスを取り直す
② 新しいカートリッジの適正針圧へ合わせる
③ アンチスケーティングなども確認する

という流れで再調整しましょう。

12

針圧で音も少し変わる?

変化する場合があります。

カートリッジによっては適正針圧が、

1.8 ~ 2.2g
標準 2.0g

のように「範囲」で指定されていることがあります。

その範囲内で微調整すると、音の聴こえ方が多少ですが変化することもあります。

ただ、初心者の方ならまず、

メーカーの標準値に合わせる。

ここからで十分です。

13

針飛びする時、針圧だけを疑わない。

針飛びすると、

「もっと重くしよう!」

となりがちですが、原因は針圧だけとは限りません。

✓ プレーヤーは水平?
✓ レコード盤が大きく反っていない?
✓ 針先が汚れていない?
✓ レコードの溝に傷や汚れがない?
✓ アンチスケーティングは適切?
✓ トーンアームやカートリッジの取り付けは正しい?

なども確認しましょう。

針飛び=針圧不足、と決めつけない。

CHECK LIST

針圧調整で覚えておきたい5つ。

1
適正針圧を調べる
カートリッジの説明書・メーカー仕様を確認。
2
水平バランスを取る
まず0の基準を作る。
3
指定針圧へ合わせる
強すぎず、弱すぎず。
4
アンチスケーティングも確認
機種の指定に従って調整。
5
カートリッジ交換時は再調整
前の設定をそのまま使わない。

SUMMARY

まとめ:針圧は「強さ比べ」ではありません。

今回一番覚えてほしいのは、

針圧は、そのカートリッジに
合った値へ調整する。

ということです。

軽すぎる → 針飛び・歪み・トレース不良の原因
重すぎる → 盤・針・カンチレバーへの負担
適正値 → カートリッジが本来の状態で溝を追える

そして、

1.8gのカートリッジもあれば、

3.5gのカートリッジもあります。

数字が小さいほど偉いわけでも、
数字が大きいほど偉いわけでもない。

メーカーが指定した、そのカートリッジにとっての「ちょうど良いところ」を使いましょう。

前回の音観録はこちら

レコードはどうやって保管する?
初心者が知っておきたい保存方法

レコードは立てる?平積み?内袋や外袋は必要?大切な盤を長く残すための基本的な保管方法をまとめています!

前回の記事 #28を読む

「このカートリッジ、何gにすればいい?」もお気軽に!

例えば、

「カートリッジを交換したけど針圧が分からない」

「針飛びするから針圧を重くしていい?」

「ゼロバランスの取り方が分からない」

「アンチスケーティングは何に合わせる?」

「今のトーンアームにこのカートリッジは使える?」

そんな内容でも大歓迎です。プレーヤーとカートリッジの型番を教えていただければ、確認しながらご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

レコードに優しく。針に優しく。人にも優しく。

最初は、

「針をレコードに押し付けて大丈夫なの?」

と不安になりますよね。

でも、その針がきちんと溝を追うために必要なのが針圧です。

強すぎず、弱すぎず。

メーカーが設計した「ここ!」へ合わせる。

自分でゼロバランスを取って、ウェイトを回して、いざ針を落としてちゃんと音が出た時は、

「おっ、アナログ分かってきたかも」と思えますよ笑

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #28】レコードはどうやって保管する? 知っておきたい保存方法

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #28

レコードはどうやって保管する?
知っておきたい保存方法

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードを買い始めると、最初は数枚だったはずなのに、

気付けば10枚、20枚、50枚……。

「これ、普通に棚へ置いてて大丈夫なのか…?」

大丈夫です!!基本はそんなに難しく考えることはありません。

が、レコードは大きくて薄いので、保管方法によっては盤反り・ジャケットの傷み・カビ・ホコリなどにつながることがあります。

大切なレコードを長く楽しむためにも、基本だけ押さえておきたいですね。

今回は「これだけやっておけばOK!」というレコード保管の基本を整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

結論:レコードは「立てて・涼しく・乾燥しすぎない場所」で保管が理想!

まず、最低限覚えておきたいのはこの4つです。

① レコードは基本的に縦置き
② 直射日光・高温を避ける
③ 湿気がこもる場所を避ける
④ 内袋・外袋で盤とジャケットを守る

これだけでも、かなり違います。

一番大事なのは「立てる・熱を避ける・湿気をためない」。

まずここから覚えておけばOK!

01

レコードは「縦置き」が基本。

まず一番大事なところです。

レコードは、本棚に本を並べるように立てて保管するのが基本です。

斜めに大きく傾いた状態で長期間保管すると、盤やジャケットへ偏った力がかかります。

特に枚数が少ない棚では、

「5枚だけ置いたら全部斜めになってる……」

という状態になりがちです。

枚数が少ない時はブックエンドなどを使って、なるべく垂直に。

レコードを縦に収納したレコードケース

レコードケースやラックへ、盤面がなるべく垂直になるよう収納するのが基本です。

02
DON’T STACK

何十枚も「平積み」はできるだけ避ける。

数枚を一時的に机へ置くくらいなら、そこまで神経質になる必要はありません。

ただし、

何十枚も重ねて、そのまま長期保管。

これはおすすめしません。

下側のジャケットへ長期間重さがかかりますし、レコードを取り出すのも大変になります。

そして何より、

「一番下のレコード聴きたい!」

となった時に全部どかすことになります。置いた自分への後悔が…。苦笑

収納性まで含めて、基本は縦置きがオススメ!

03
HEAT & SUNLIGHT

直射日光と高温は避けよう

レコード保管でかなり気を付けたいのが熱です。

レコード盤は熱の影響を受けるため、高温になる場所で保管すると変形や盤反りにつながる可能性があります。

× 窓際で直射日光が当たる
× 暖房器具のすぐ近く
× 夏場に高温になる場所
× 熱を持つ機器のすぐ横

あたりはできるだけ避けましょう。

特に、夏の車内へレコードを置きっぱなしにするのは避けたいところ。レコードが熱中症になっt…

04

レコード盤だけじゃない。「ジャケット」は湿気にも弱い。

盤そのものだけを見れば、水に濡れたらすぐ壊れるモノではありません。

ですがジャケットやライナーノーツ、歌詞カードなどは紙です。

湿気が多い状態が続くと、

・ジャケットが波打つ
・シミが出る
・カビが発生する
・内袋や紙が貼り付きやすくなる

などにつながることがあります。

なので、

風通しが悪く、湿気がこもる場所は避ける。

これも大事。

05

床へ直接置きっぱなしも、できれば避けたい。

これは特に日本の住環境で気にしたいところです。

床に直接レコード箱を置くと、場所によっては湿気の影響を受けやすくなります。

さらに、

・掃除の時に水がかかる
・飲み物をこぼす
・床からの湿気
・ホコリがたまりやすい

といった生活環境的なリスクもあります。

可能ならラックや棚などを使って、少し床から離した場所へ置くと安心です。

06

外袋は「ジャケットを守る」ため。

レコードショップで中古レコードを買うと、透明な袋に入っていることがありますよね。

あれが外袋、ジャケットカバーです。

外袋を使うことで、

・ジャケット同士の擦れ
・棚へ出し入れした時の傷
・ホコリや汚れ

などからジャケットを守りやすくなります。

絶対に必要というわけではありませんが、

ジャケットまで綺麗に残したいなら、外袋はかなりおすすめ。

レコードジャケット保護カバー

ジャケット保護カバーは、擦れや汚れから大切なジャケットを守るのに便利です。

07

内袋は「レコード盤そのもの」を守る。

外袋がジャケット用なら、内袋はレコード盤用です。

盤を裸のままジャケットへ入れるのではなく、まず内袋へ入れてからジャケットへ収納します。

これによって、

・盤面への擦り傷
・ホコリの付着
・ジャケット内部との直接接触

を減らしやすくなります。

中古レコードを買うと、古い紙製内袋がかなり傷んでいることもあります。

破れていたり汚れがひどい場合は、新しい内袋へ交換しても良いでしょう。

08

汚れたまま収納しない。

レコードを聴いた後、盤面に大きなホコリが付いていたら軽く取り除いてから戻しましょう。

特にクリーニング液を使った場合は、

しっかり乾かしてから収納。

これが大切です。

濡れた状態で内袋へ戻してしまうと、湿気を閉じ込めることになります。

「洗ったからすぐしまう!」ではなく、最後に乾燥まで確認しましょう。

09

保管する前に、盤面をベタベタ触らない。

レコードをジャケットから出す時は、なるべく音溝へ直接指を触れないようにしましょう。

基本は、

・外周部分
・中央のレーベル部分

を持ちます。

盤面に指紋や皮脂が付くと、そこへホコリも付きやすくなります。

「再生する時だけ」ではなく、収納する時の持ち方も大事。

10

レコードは増えると、かなり重い。

これ、地味に重要です。

1枚ずつ持っていると軽いですが、何十枚、何百枚と集まるとレコードはかなりの重量になります。

なので収納家具を選ぶ時は、

✓ 棚板が大きくたわまないか
✓ グラグラしていないか
✓ 収納部がLPサイズに合っているか
✓ 床や家具の耐荷重に問題がないか

も確認したいところです。

安定したラック・ボックス・ケースを使いましょう。(底が抜けるという地獄にならないよう…)

OTAI RECORD レコード収納ボックス

レコード専用サイズの収納箱を使うのも分かりやすい方法です。

11

内袋の向きも少し工夫すると、ホコリが入りにくい。

これは必須ではありませんが、少しこだわるなら覚えておいても良いポイントです。

ジャケットの開口部と、内袋の開口部を同じ方向へ向けておくと、取り出しやすい反面、ホコリも入り込みやすくなります。

そこで、

ジャケットの開口部 → 横
+
内袋の開口部 → 上

のように向きをずらして収納する方法もあります。

ここまで来ると、ちょっとコレクターっぽくなってきますね…笑

12

長期間聴かないレコードも、ときどき状態を確認。

一度棚へ入れたら、10年間そのまま。

というよりは、たまに状態を見てあげるのがおすすめです。

・ジャケットにカビが出ていない?
・内袋が破れていない?
・盤が大きく傾いていない?
・棚に湿気がこもっていない?

などを確認します。

そして久しぶりに見つけたレコードをそのまま聴き始めて、気付いたら一時間経っているまでがセットです笑

NG CHECK

これは避けたい!レコード保管NG例

× 斜めになった状態で長期間放置
× 大量のレコードを平積み
× 直射日光が当たる窓際
× 暖房器具のすぐ横
× 湿気の多い場所
× 濡れたまま内袋へ戻す
× 棚へギュウギュウに詰め込む
× 盤面をベタベタ触る

全部完璧にやる必要はありません。まずは大きなNGだけ避ければ十分です!

とりあえずこの5つだけ覚えて帰ってください!

1
立てて保管
なるべく垂直に。
2
直射日光を避ける
高温になる場所へ置かない。
3
湿気を避ける
ジャケットのカビ対策にも。
4
内袋・外袋を活用
盤とジャケットをそれぞれ保護。
5
汚れたらクリーニング
乾かしてから収納。

この5つができれば、レコード保管としてはかなり十分です!

SUMMARY

まとめ:レコードは難しく保管しなくていい。でも「置き方」は大事。

レコードの保管と聞くと、

専用の部屋が必要なのでは?

温度も湿度も毎日管理しないとダメ?

と思うかもしれません。

でも普通に楽しむのであれば、そこまで難しく考えなくて大丈夫です。

・立てる
・日光と高温を避ける
・湿気がこもらない場所へ置く
・内袋と外袋で守る
・汚れたら綺麗にしてから戻す

まずはこれでOKです。

レコードは音楽だけでなく、ジャケットも含めて残しておきたいもの。

少しだけ気を使って保管してあげれば、何年経っても棚から取り出して楽しむことができます。

前回の音観録はこちら

レコードプレーヤーから
「ブーン」と音がするのはなぜ?

スピーカーから「ブーン」と鳴る場合は、アース線やRCAケーブル、電源まわりなどが原因かもしれません。前回の記事で確認方法をまとめています!

前回の記事 #27を読む

レコードの扱い方で分からないこともお気軽に!

例えば、

「レコードが少し反っているけど聴いて大丈夫?」

「内袋は交換した方がいい?」

「中古レコードのクリーニング方法は?」

「レコードが増えてきたけど何に収納すればいい?」

「ジャケットも綺麗に残したい」

そんな内容でも大歓迎です。プレーヤーのことだけでなく、レコードの保管やメンテナンスについてもお気軽にご相談ください!

OTAI AUDIOに相談する

レコードが増えて棚が埋まっていくのも、結構うれしい。

最初は一枚だけだったレコードが、気付けば10枚になって、50枚になって…

そのうち、「もう棚に入らん!」となる。笑

でも、その棚を眺めながら次に何を聴こうか選ぶ時間も、レコードの楽しさの一つだと思います。

大切な一枚を、ぜひ良い状態で長く楽しんでください!

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #27】レコードプレーヤーから 「ブーン」と音がするのはなぜ?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #27

レコードプレーヤーから
「ブーン」と音がするのはなぜ?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードを聴こうと思ってアンプの電源を入れたら、

「ブーーーーーーン……」

音楽を再生していないのに、スピーカーからなんかヤバそうな”ブーン”ってノイズが鳴り続ける。

ボリュームを上げると、そのノイズ音も一緒に大きくなる。

初めて遭遇すると、

「プレーヤー壊れた!?」

となりますよね汗

でも、この低い「ブーン」という音は、必ずしも故障とは限りません。

レコード再生特有の「アース」「PHONO接続」「ケーブルの取り回し」などが原因になっている可能性があります。

今回は、この「ブーン」の正体と、どこから順番に確認すればいいのかを初心者の方向けに整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

「ブーン」はアースまわりを最初に確認!

レコード再生で聞こえる低い「ブーン」という音は、一般的にハムノイズと呼ばれるものの可能性があります。

原因はいくつかありますが、まず確認したいのは、

① アース線
② RCAケーブルの接続
③ PHONO / LINEの設定
④ 電源ケーブルやACアダプターとの距離
⑤ カートリッジ・ヘッドシェルまわり

このあたりです。

いきなり「故障だ!」と判断する前に、まず接続を一つずつ確認してみましょう。

01
HUM NOISE

そもそも「ブーン」の正体は?

レコードを再生していない状態でも、

ブーーーーン……

と一定の低い音が鳴っている場合、電源周波数やアースまわりなどに由来するハムノイズの可能性があります。

日本の商用電源は地域によって50Hzまたは60Hzなので、その周辺の低いノイズがオーディオ信号へ入り込むことがあります。

特にレコード再生では、

カートリッジから出る信号が非常に小さい
↓
フォノイコライザーで大きく増幅する

という流れがあります。

つまり、小さなノイズが混ざっていると、それも一緒に目立ちやすくなるわけです。

02
GROUND

まず確認したいのが「アース線」。

昔ながらのレコードプレーヤーやPHONO出力を使うプレーヤーでは、RCAケーブルとは別に細いアース線が付いていることがあります。

これをアンプやフォノイコライザー側の、

GND
GROUND / SIGNAL GND

などと書かれた端子へ接続します。

このアース線は、プレーヤーとフォノイコライザーやアンプの基準電位を合わせ、ハムノイズが乗りにくい状態を作るために使われます。

レコードプレーヤー
GROUND WIRE
↓
フォノイコ / アンプ
GND

アース線が外れていたり、端子へ軽く触れているだけだったりすると、ブーンというノイズが出る場合があります。

PHONO接続でブーンと鳴るなら、まずGND端子を確認。

03

でも、アース線が付いていないプレーヤーもあります。

ここが少しややこしいところ。

レコードプレーヤーだからといって、必ず別のアース線が必要とは限りません。

製品によっては、

・信号ケーブル側でグランドを取る設計
・フォノイコライザーを本体へ内蔵
・別途GND接続を必要としない設計

になっている場合があります。

「アース線がない=部品が足りない」ではありません。まずプレーヤーの取扱説明書や仕様を確認しましょう。

04
RCA CABLE

アース線だけじゃない。RCAケーブルもチェック!

アース線をつないでも直らない。

そんな時はRCAケーブルも確認してみましょう。

✓ RCAプラグが奥まで刺さっている?
✓ 端子が緩んでいない?
✓ ケーブルを動かすとノイズが変化しない?
✓ 左右どちらかだけブーンと鳴っていない?

特に片側だけノイズが出る場合は、RCAケーブルやヘッドシェル、カートリッジ周辺の接触不良も疑いたいところです。

一度抜き差しするだけで改善するケースもあります。

05
POWER & CABLE ROUTING

電源ケーブルの横にPHONOケーブルを這わせていませんか?

これも意外とあります。

PHONO信号は非常に小さいため、周囲の電源機器などから影響を受けることがあります。

例えば、

・電源タップ
・ACアダプター
・大型トランスを搭載した機器
・電源ケーブル

などをプレーヤーやPHONOケーブルのすぐ横へ置いている場合です。

まずは少し離してみる。

これだけでノイズ量が変わるなら、周辺機器からの影響が原因を探すヒントになります。

信号ケーブルと電源ケーブルを長い距離ぴったり並べるのも、できれば避けたいところです。

06
GROUND LOOP

逆に「アースを増やせば増やすほど良い」でもありません。

ここも大事です。

ブーンと鳴るからといって、いろいろな機器同士を適当にアース線で追加接続すると、

アースループ

と呼ばれる状態を作り、逆にハムノイズの原因になることがあります。

なので、

まずメーカーが指定している接続方法でつなぐ。

これが基本です。

家庭用コンセントのアース端子や電源配線へ自己判断で加工・接続したり、電源ケーブルを改造したりするのは避けてください。電気工事に関わる部分は専門業者へ相談しましょう⚠️

07
CARTRIDGE

ヘッドシェルやカートリッジの接触も確認。

カートリッジ交換ができるレコードプレーヤーなら、この部分も確認してみましょう。

例えば、

・ヘッドシェルが奥までしっかり固定されていない
・カートリッジのリード線が緩んでいる
・接点が汚れている
・カートリッジ交換後からノイズが出始めた

といった場合。

特に、

カートリッジを変えた直後からブーン

なら、交換した部分をもう一度確認する価値があります。

08
PHONO / LINE

PHONO / LINE設定も一応確認!

前回の記事で詳しく紹介した部分ですね。

フォノイコライザー内蔵プレーヤーには、

PHONO / LINE

の切替が付いている場合があります。

PHONO
アンプのPHONO入力や外付けフォノイコへ。
LINE
アンプのAUX / LINE / CD入力や一般的なアクティブスピーカーへ。

設定を間違えると、音量や音質がおかしくなります。

ブーンだけの直接原因とは限りませんが、トラブル切り分けの際には必ず確認しておきたい部分です。

09
WHAT KIND OF NOISE?

全部のノイズが「アース」が原因ではありません。

「レコードから変な音がする」と言っても、症状はいろいろです。

ブーン
アース、電源、ケーブル、接続などを確認。
ジー / ビー
周辺機器や電源、ケーブルへのノイズ混入なども候補。
プチプチ / パチパチ
盤のホコリ、傷、静電気、針先の汚れなどを確認。
片側だけブーン
RCAケーブル、ヘッドシェル、リード線、カートリッジ接点なども確認。

「どんな音が」「左右どちらから」「いつ鳴るか」を確認すると原因を絞りやすいです。

10
QUICK CHECK

原因を探すヒントになる簡単チェック。

ノイズが出たら、症状を少し観察してみてください。

アンプの音量を上げるとブーンも大きくなる
→ プレーヤー、PHONO入力、フォノイコ周辺を疑うヒント。
トーンアームや金属部分に触ると音が変わる
→ グランドまわりを確認するヒント。
片方のスピーカーだけ鳴る
→ RCAやカートリッジ接点など片チャンネル系統を確認。
周辺機器を離したら静かになる
→ 電源や機器からのノイズ混入が候補。

※上記は原因を絞り込むための目安であり、症状だけで故障箇所を断定するものではありません。

11

「ブーン」が出たら、この順番で確認!

1
一度ボリュームを下げる
接続を変更する前に安全な音量へ。
2
アース線を確認
GND端子へ正しく固定されている?
3
RCAケーブルを確認
抜け・緩み・接触不良がない?
4
PHONO / LINEを確認
使用している入力と設定が合っている?
5
電源機器から離してみる
ACアダプターや電源タップを一旦離す。
6
カートリッジ周辺を確認
ヘッドシェル、リード線、接点など。

一気に全部変えず、一か所ずつ確認するのがポイント。

一つ変更するたびにノイズが変わるか確認すると、原因を追い込みやすくなります。

12
TROUBLE?

それでも直らないなら、機器側の確認へ。

ここまで確認してもブーンという音が大きい場合は、

・RCAケーブル自体の不良
・カートリッジやヘッドシェルの接触不良
・プレーヤーの出力部
・フォノイコライザー
・アンプ側のPHONO入力

なども切り分けていきます。

可能であれば別の入力、別のケーブル、別のカートリッジなどを使って、

「どこを変えたら症状が消えるか」

を見ると原因を絞り込みやすくなります。

RELATED

アース線について、もう少し詳しく知りたい方はこちら。

以前の音観録では、「アース線で音は変わるの?」というテーマでも詳しく解説しています。

「アース線で音は変わるの?」を読む

SUMMARY

まとめ:「ブーン=故障」とは限らない。

レコードプレーヤーからブーンという音がすると、

「壊れた!?」

と思ってしまいます。でも実際には、

・アース線が外れている
・RCAケーブルの接触が悪い
・電源機器が近すぎる
・カートリッジ周辺の接触
・接続・設定が合っていない

といった原因の可能性も大いにあります。

まずはアース。次にケーブル。そして周辺機器と接続設定。

一つずつ確認していけば、意外と簡単なところで直ることもあります。

前回の音観録はこちら

「レコードの音が小さい!
その原因、PHONOかもしれません。」

「レコードをつないだけど音がものすごく小さい」という場合は、PHONO / LINEの接続が原因かもしれません。前回の記事で詳しく解説しています!

前回の記事 #26を読む

「ブーンが消えない!」もお気軽にご相談ください!

例えば、

「アースをつないでもブーンと鳴る」

「片側のスピーカーだけノイズが出る」

「カートリッジ交換後から鳴り始めた」

「どこにGNDをつなげればいいか分からない」

「そもそもこのプレーヤーにアース線は必要?」

そんな内容でも大歓迎です。プレーヤー、カートリッジ、フォノイコライザー、アンプなどの型番と接続方法を教えていただければ、確認ポイントをご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

レコードの「ブーン」、原因探しもアナログならでは。

デジタル機器ならケーブルをつないで終わり、ということも多いですが、

レコードはアースだったり、カートリッジだったり、フォノイコだったり。

少しだけ手がかかります。

でも、「ここを直したらブーンが消えた!」

という瞬間は、結構気持ちいいです笑

やってやったぜ、という気持ちになりますよね。

ブンブンが止まらず、プンプンする前に是非オタイオーディオまで聞いてください!お気軽に!

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #26】レコードの音が小さい!その原因、PHONOかもしれません。

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #26

レコードの音が小さい!
その原因、PHONOかもしれません。

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードプレーヤーを買って、アンプやスピーカーにつないで、

さあ!やっと初めてのレコード再生だ…!

……と思ったら、

「え、音めっちゃ小さいんだけど。」

アンプのボリュームをかなり上げても、かすかに鳴っているだけ。

しかも、なんだか低音も少なくてシャカシャカして聞こえる。なんだよ〜初期不良かよ〜〜…。泣

 

いえ!ちょっと待ってください!!

それ、レコードプレーヤーの故障では無いかもしれません。

原因は「PHONO出力を、そのままLINE入力へつないでいる」だけかもしれません。

今回は、レコード初心者の方がかなり引っかかりやすいPHONOとLINEの違いを、接続例も含めて分かりやすく整理します!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

CONCLUSION

結論:音が小さいなら「PHONO信号のまま」になっていないか確認!

レコードプレーヤーのカートリッジから出てくる信号は、一般的なオーディオ機器のLINE信号と比べて非常に小さいです。

この小さな信号を普通に聴ける状態へ持ち上げるのが、

フォノイコライザー

です。

つまり、

PHONO出力
まだフォノイコライザーを通していない、小さな信号。
LINE出力
フォノイコライザーを通した後の、一般的な機器へ入力できる信号。

「PHONO」と「LINE」は、端子の形が同じRCAでも中身は全然違います。

01

なぜレコードの信号は、そのままだと小さい?

レコードでは、針先が溝の細かな動きを読み取ります。

カートリッジが作る電気信号は、とても小さいです。

そして、もう一つ大事なのがレコード特有の周波数補正。

レコードへ音を記録する際には、そのままではなく低域と高域のバランスを変えて記録しています。

フォノイコライザーは、

① 小さな信号を増幅する
② レコード用の補正を元の音楽バランスへ戻す

という2つの重要な仕事をしています。

02

PHONOをそのままLINE入力へ入れると、どう聞こえる?

典型的なのはこの症状です。

・とにかく音が小さく、ボリュームをかなり上げないと聞こえない
・低音が少なく感じる
・音が細く、シャカシャカして聞こえる

この場合、

プレーヤー
PHONO OUT
↓
アンプ
AUX / LINE / CD IN

という接続になっていないか確認してみてください。

この接続では、フォノイコライザーがどこにも入っていません。その為、レコード盤からの信号が増幅されず、微かな音にしかならないのです。

03

正しい接続は、大きく3パターン。

PATTERN 01

プレーヤー内蔵フォノを使う

レコードプレーヤー
”LINE OUT”
↓
アンプ / アクティブスピーカー
”AUX / LINE / CD IN”

プレーヤーの内蔵フォノイコライザーを使用する、一番シンプルな接続です。

PATTERN 02

アンプのPHONO入力を使う

レコードプレーヤー
”PHONO OUT”
↓
プリメインアンプ
”PHONO IN”
↓
スピーカー

アンプ側に内蔵されたフォノイコライザーを使います。

PATTERN 03

外付けフォノイコライザーを使う

レコードプレーヤー
”PHONO OUT”
↓
外付けフォノイコライザー
↓
アンプ
”AUX / LINE / CD IN”

プレーヤー本体とアンプ、どちらのフォノ回路も使わず、単体フォノイコライザーを使用します。

04
PHONO / LINE SWITCH

プレーヤー背面の「PHONO / LINE」スイッチを確認!

最近のフォノイコライザー内蔵プレーヤーには、

PHONO / LINE

という切替スイッチが付いているものがあります。

LINE
プレーヤー内蔵フォノイコライザーを使用する。
PHONO
プレーヤー内蔵フォノイコライザーを通さず出力する。

つまり、アクティブスピーカー(アンプ内蔵型)のRCA入力やアンプのAUXへ直接つなぐなら、

LINE

へ切り替えるのが基本です。

05
THE OPPOSITE MISTAKE

逆に「LINE → PHONO」もNGです。

今度は逆パターンです。

プレーヤー
LINE OUT
↓
アンプ
PHONO IN

この場合は、すでにプレーヤー側でフォノイコライザーを通した信号を、さらにアンプ側でもフォノイコライザーへ入れることになります。

フォノイコライザーを二重に通してしまう状態。

音量が大きすぎたり、音が歪んだり、周波数バランスがおかしく聞こえたりします。

PHONO → PHONO
LINE → LINE

基本はこれで覚えておくと分かりやすいです。

06
ACTIVE SPEAKERS

アクティブスピーカーへ直接つなぐなら?

最近は、

「アンプを置かず、プレーヤーとアクティブスピーカーだけで聴きたい」

という方も多いです。

この場合は、

フォノイコ内蔵プレーヤー
LINE OUT
↓
アクティブスピーカー
LINE / AUX / RCA INPUT

という組み合わせが簡単です。

もしプレーヤーにフォノイコライザーが入っていない場合は、

プレーヤー
↓
外付けフォノイコライザー
↓
アクティブスピーカー

という構成にします。

07

アンプに「PHONO」と書いてあれば何でもOK?

ここも少し注意です。

アンプのPHONO入力には、

MM対応
MM / MC対応

などの違いがあります。

一般的なプレーヤーの付属カートリッジはMM系が多いため、MM対応PHONO入力で使えることが多いので安心ですが…

MCカートリッジの場合は要確認です。

端子に「PHONO」と書いてあるだけでなく、使用するカートリッジに対応しているか確認しましょう。

08
MM / MC

正しくPHONOへつないでいるのに音が小さいなら、MCかも?

例えば、

プレーヤーをPHONO出力にして、アンプのPHONO入力へ接続している。

それなのに音量がかなり小さい。

そんな場合は、カートリッジも確認してみましょう。

低出力MCカートリッジは、一般的なMMカートリッジより出力電圧が小さいため、

MCカートリッジ → MM専用PHONO入力

では十分な音量を得られないことがあります。❌

MC対応フォノイコライザーや、対応する昇圧手段が必要です。

09

「アース線をつないでないから音が小さい?」は少し違います。

PHONO接続では、プレーヤーとアンプをアース線でつなぐ場合があります。

アースが正しく接続されていない時に起こりやすいのは、

・「ブーン」というハムノイズ
・ノイズが大きく聞こえる

といった症状です。

アース線をつないでいないこと自体が、PHONO / LINEの取り違えのような極端な音量低下を起こす原因とは通常異なります。

「小さい」と「ブーンと鳴る」は、別のトラブルとして切り分けると分かりやすいです。

10
CHECK IT!

音が小さい時は、この順番で確認!

1
プレーヤーの出力設定
PHONO / LINEのどちらになっている?
2
接続しているアンプ側の端子
PHONO? AUX? LINE? CD?
3
フォノイコライザーはどこにある?
プレーヤー?アンプ?外付け?
4
MM / MC
カートリッジとPHONO入力が合っている?
5
それでも直らなければ機器・ケーブルを確認
左右両方か片側だけかも確認すると切り分けしやすいです。

これだけ覚えておけばOK!

プレーヤー出力 接続先 結果
PHONO PHONO入力 ○ 基本的に正しい
LINE AUX / LINE / CD ○ 基本的に正しい
PHONO AUX / LINE / CD × 音が非常に小さくなりやすい
LINE PHONO入力 × 大きすぎる・歪む・音のバランスがおかしい

ボリュームを上げる前に、まず接続を確認してください。

音が小さいと、ついついアンプのボリュームをどんどん上げてしまいます。

でも、

まずボリュームを下げて、PHONO / LINEの設定を確認。

これがおすすめです。

なぜなら、設定を直した瞬間に正常なLINEレベルへ戻り、大きな音が出てしまう可能性があるからです。

接続を変更する時は、一度アンプやスピーカーの音量を下げてから行いましょう。

SUMMARY

まとめ:音が小さくても、故障とは限りません。

レコードを初めて接続して、

「音が小さい!」

となると、どうしても故障を疑ってしまいます。

でも、その前に確認してほしいのが、

PHONO / LINEの設定
接続しているアンプ側の入力端子
フォノイコライザーがどこに入っているか
MM / MCの対応
ケーブル・機器の状態

です。

PHONOは小さな信号。
LINEはフォノイコを通した後の信号。

これを覚えておくだけで、レコードの接続はかなり分かりやすくなります。

RCAケーブルの見た目が同じだからこそ、接続する「場所」と「信号の種類」を確認するのが大事です!

「繋いだけど音が小さい!」もお気軽に!

例えば、

「プレーヤーをAUXに繋いだけど小さい」

「PHONO / LINEのどっちにすればいい?」

「アンプにPHONO端子がない」

「アクティブスピーカーへ直接つなぎたい」

「接続は合っているはずなのに音量が小さい」

そんな相談でも大歓迎です。お使いのプレーヤー、カートリッジ、アンプやスピーカーの型番が分かれば、接続方法を確認しながらご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

PHONOとLINE。最初はややこしいけど、一度分かれば簡単です。

レコードプレーヤーって、

RCAケーブルを赤と白につなげば終わり!

……ではないところが、最初ちょっとややこしいんですよね苦笑

でも、

PHONOはフォノイコ前。

LINEはフォノイコ後。

これさえ分かれば、接続トラブルの切り分けもしやすくなります。

音が小さい時は、慌てて故障を疑う前にプレーヤーの背面を一度見てみてください!

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #25】レコードプレーヤーを選ぶとき、 何を見ればいい?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #25

レコードプレーヤーを選ぶとき、何を見ればいい?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

「さあ!レコードを聴こう!」

と思ってレコードプレーヤーを探してみると、と〜にかく種類が多い。

ベルトドライブ。ダイレクトドライブ。フォノイコライザー内蔵。フルオート。ユニバーサルトーンアーム。33回転、45回転……。

いろんな言葉が一気に出てきます汗

で、結局どこを見ればいいんだ!

と、今回はそんな疑問に答えるために、レコード初心者の方がプレーヤーを選ぶ時に優先して確認してほしいポイントを順番に整理してみます!

全部のスペックを理解する必要はありません。まず見るべきところを絞ってしまいましょう!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

CONCLUSION

結論:「音が良さそう」より、まず「使い方」から決める。

レコードプレーヤーを選ぶ時、つい価格や見た目、音質レビューから見てしまいます。

もちろん、それも大事です。

ただ、初心者の方に最初に考えてほしいのは、

① 何につなぐ?
② どこまで自分で操作したい?
③ カートリッジ交換などを将来やりたい?
④ どこに置く?

この4つです。

自分の使い方に合っているプレーヤーが、一番使いやすいプレーヤー。

高いモデルを選べば全部解決、というわけではありません。

01
CONNECTION

最初に見るべきは「何につなぐのか」。

超大事です。

レコードプレーヤーを買っても、接続先と合っていなければそのまま音を出せない場合があります。レコードを目の前に、そんな悲しいことは嫌ですよね。

例えば、

アクティブスピーカーにつなぎたい
→ フォノイコライザー内蔵プレーヤーが簡単
PHONO入力付きアンプにつなぎたい
→ プレーヤーのPHONO出力を使用可能
外付けフォノイコを使いたい
→ PHONO出力できるプレーヤーを選ぶ

という感じです。

特に初心者の方なら、

PHONO / LINE切替対応のレコードプレーヤー

だと便利です。

最初は内蔵フォノを使い、将来外付けフォノイコライザーへ進むという使い方もできます。

02
PHONO EQUALIZER

フォノイコライザーは内蔵されている?

前回までの記事でも何度か登場していますが、初心者の方にはかなり重要なポイントです。

フォノイコライザーがプレーヤーに内蔵されていれば、

フォノイコ内蔵プレーヤー
↓
アクティブスピーカー

という、2つで完結する非常にシンプルなシステムも作れます。

一方、プレーヤーにフォノイコがなく、アンプにもPHONO入力がない場合は、別途フォノイコライザーが必要です。

初心者なら「フォノイコ内蔵」はかなり分かりやすい選択。

03
AUTO OR MANUAL

「フルオート」か「マニュアル」か。

これは音質というより、普段どんなふうにレコードを聴きたいかに大きく関係します。

フルオート
ボタン操作でトーンアームが自動的に動き、再生が終わるとアームが元の位置へ戻って停止するタイプ。
マニュアル
自分でトーンアームを動かし、レコードへ針を降ろして再生するタイプ。

初めてレコードへ針を落とす時って、結構緊張します。

「傷つけないかな……」

「針をどこへ降ろせばいいの?」

という方には、フルオートがかなり楽です。

フルオートプレーヤー

DENON / DP-29F

12,870円(税込)

DENON DP-29F

「とにかく簡単にレコードを聴きたい!」という方なら、DENON「DP-29F」のようなフルオートプレーヤーが分かりやすいです。

レコードサイズを選んでスタートすれば、トーンアームが自動で移動して再生。

演奏が終わると自動的にアームが戻るので、毎回自分で針を上げ下げする必要がありません。

さらにフォノイコライザーも内蔵しているので、PHONO入力を持たないアンプなどにも接続しやすいです。

こんな方におすすめ→
「調整とか難しいことは置いておいて、まず気軽にレコードを聴きたい!」

DENON DP-29Fの商品ページを見る

マニュアルプレーヤー

HAKU / HTT-1100

26,800円(税込)

HAKU HTT-1100

逆に、自分でアームを動かしてレコードを再生するところまで楽しみたいなら、HAKU「HTT-1100」のようなマニュアルタイプ。

レコードをセットして、自分でトーンアームを動かし、アームリフトを使って針を降ろします。

そのぶん操作する手間はありますが、HTT-1100はカートリッジ交換、針圧調整、アンチスケーティング調整にも対応しています。

なので、

「最初は普通に聴きたい。でも慣れてきたらカートリッジ交換なども楽しみたい」

という方には、こちらの方が遊べる余地があります。

こんな方におすすめ
「レコードを自分で操作する楽しさも欲しい。後からカートリッジ交換もしてみたい!」

HAKU HTT-1100の商品ページを見る

ざっくり選ぶなら…↓

操作をできるだけ簡単にしたい
→ DENON DP-29F
自分で操作して、後からカスタマイズも楽しみたい
→ HAKU HTT-1100

フルオートだから初心者向け、マニュアルだから上級者向け、というわけではありません!

どちらが上ではなく、レコードを「どう楽しみたいか」で選ぶ。

ここを基準にすると、かなり選びやすくなると思います!

04
DRIVE SYSTEM

ベルトドライブ?ダイレクトドライブ?

ここもよく聞かれます。

ベルトドライブ
モーターとプラッターをベルトでつないで回転させる方式。
ダイレクトドライブ
モーターでプラッターを直接回転させる方式。

ベルトドライブはモーターの振動をプレーヤー部へ伝えにくくしやすいという考え方があります。

ダイレクトドライブは高い回転安定性や立ち上がりの速さなどが魅力です。

ただし、

「ベルトだから高音質」
「ダイレクトだから高音質」

と単純には決まりません。

方式そのものより、プレーヤー全体がどう設計されているかを見る方が大事です。

 

こちらも以前「ベルトドライブとダイレクトドライブ、何が違う?」というブログを執筆しているのでこちらも是非ご覧ください!

【OTAIAUDIOリクトの音観録 #16】ベルトドライブとダイレクトドライブ、何が違う?

05
CARTRIDGE

カートリッジは最初から付いている?

ここも忘れず確認しましょう。

プレーヤーによって、

・カートリッジ装着済み
・カートリッジ付属だが自分で取り付け
・カートリッジ別売

という違いがあります。

初心者なら、最初から装着・調整されているものがかなり簡単です。

逆に自分でカートリッジを選びたいなら、別売モデルも面白くなってきます。

06
UPGRADE

将来カートリッジを交換できる?

これは長く使うならチェックしておきたいところです。

入門プレーヤーの中には、カートリッジが固定されていて自由に交換できないモデルもあります。

それ自体が悪いわけではありません。

シンプルに使うなら、むしろ扱いやすいです。

ただ、

将来カートリッジを交換して音の違いを楽しみたいなら、「交換可能か」は確認しておきたい。

特に最近の記事を読んで「MMとMCを試してみたい!」と思っている方は要チェックです…!

07
TONEARM

トーンアームも見ておくと、後々の楽しみが変わる。

これから始める!という段階で細かいアーム設計まで理解する必要はまずはありませんが、

先んじて確認しておくなら、

✓ カートリッジ交換可能?
✓ ヘッドシェル交換可能?
✓ 針圧調整可能?
✓ アンチスケーティング調整可能?

くらいでOKです。

特にユニバーサルタイプのヘッドシェルを交換できるプレーヤーなら、

カートリッジをヘッドシェルごと何種類か用意して交換する、

なんて楽しみ方もしやすくなります。

08
ROTATION SPEED

33回転・45回転。何回転に対応している?

一般的なレコード再生なら、

33 1/3 rpm
LPなどでよく使われる
45 rpm
7インチや一部の盤などで使用

の2つに対応していればかなり幅広く楽しめます。

古いSP盤などを再生したい場合は78回転対応モデルもありますが、普通のLPや7インチを聴くのであれば必須ではありません。

09
BLUETOOTH

Bluetoothは必要?

これは完全に使い方次第です。

Bluetooth出力対応プレーヤーなら、対応スピーカーやヘッドホンへワイヤレスで音を送れるモデルがあります。

こんな方には便利
・ケーブルをなるべく減らしたい
・すでにBluetoothスピーカーを持っている
・気軽さを優先したい

一方で有線接続を前提にするなら、Bluetoothはなくても問題ありません。

「付いているから高性能」という機能ではなく、自分が使うかどうかで判断しましょう。

10
USB

USB端子も「必要な人だけ」でOK。

USB出力に対応したプレーヤーの中には、レコードの音をPCへ取り込めるモデルがあります。

例えば、

・レコードをデジタル化したい
・PCへ録音したい
・古いレコードを保存しておきたい

という方には便利です。

ただ「普通にレコードを聴きたい」だけなら、USBはなくても大丈夫です。

11
SIZE & INSTALLATION

意外と大事。サイズと置き場所。

スペックばかり見ていると忘れやすいですが、これ結構重要です。

レコードプレーヤーは、思っているより大きいモデルもあります。

さらにダストカバーを開くなら、上方向や後ろ側にもスペースが必要になる場合があります。

✓ 横幅
✓ 奥行き
✓ ダストカバーを開いた時の高さ
✓ ケーブルを接続する後方スペース

購入前に確認しておきましょう。

そして置く場所は、

できるだけ水平で、グラグラしない安定した場所。

これが基本です。

12

スピーカー内蔵プレーヤーはダメなの?

これも初心者の方からよく出る疑問です。

スピーカー内蔵プレーヤーには、

・これ一台で音を出せる
・接続が非常に簡単
・省スペース

というメリットがあります。

なので「まずレコードを鳴らしてみたい」という目的なら一つの選択肢です。

ただし、音質や将来のアップグレードまで楽しみたいなら、

プレーヤーとスピーカーを
分けて選ぶ方が発展させやすい。

ここは「どこまでやりたいか」で決めましょう。

13
PRICE

値段が違うと、何が変わる?

もちろん製品によって違いますが、価格が上がってくると、

・回転の安定性
・モーターや電源の設計
・プラッターの重量や構造
・トーンアームの精度
・振動対策
・調整できる範囲

などにコストをかけたモデルが増えてきます。

ただし高価になるほど、便利機能が増えるとは限りません。

逆に本格的なHi-Fiプレーヤーほど、

「全部自分で操作してください」

というマニュアル機だったりします笑

価格と使いやすさは、必ずしも比例しません。

14
DON’T OVERTHINK

初心者なら、最初から気にしすぎなくてもいいこと。

逆に、最初から深く考えすぎなくてもいい部分もあります。

高級カートリッジとの細かな相性
MCカートリッジへの対応
高級外付けフォノイコとの組み合わせ
高級ケーブル
細かなアクセサリー類

この辺は後からでも大丈夫です。

まずレコードを聴いてから考えましょう。

CHECK LIST

これだけ見ればOK!購入前チェックリスト

□ 何につなぐ?
□ フォノイコライザーは内蔵?
□ PHONO / LINE切替はできる?
□ フルオート?マニュアル?
□ カートリッジは付属?
□ カートリッジ交換は可能?
□ 33 / 45回転に対応?
□ BluetoothやUSBは本当に使う?
□ 設置スペースに収まる?

このあたりを確認すれば、候補はかなり絞れると思います。

タイプ別に選ぶなら、こんな感じ。

TYPE 01
とにかく簡単に始めたい
フォノイコ内蔵+カートリッジ装着済み+フルオート
TYPE 02
簡単に始めたいけど、後から遊びたい
フォノイコ内蔵+PHONO / LINE切替+カートリッジ交換可能
TYPE 03
最初から本格的にやりたい
カートリッジ交換可能+各種調整可能+外付けフォノなどへ発展しやすいモデル

そして、最後はこれも結構大事。

スペックを全部比べて、機能も比較して、価格も比較して、さあ2台まで絞った…。

どっちにしよう……。

そんな時は、

見た目で選ぶ!!!

これです。

レコードプレーヤーって、使っていない時間も部屋に置かれている機材です。一種の家具ですよね。毎日目に入ります。

「これでレコード聴きてえ〜!」と思えるプレーヤーを選ぶ!

それも、立派な選び方です!!

SUMMARY

まとめ:全部のスペックを見る必要はありません。

レコードプレーヤー選びで初心者の方にまず見てほしいのは、

① 接続方法
② フォノイコライザーの有無
③ オート / マニュアル
④ カートリッジの付属・交換可否
⑤ 対応回転数
⑥ サイズと置き場所

この辺りです。

そして何より、

自分がどうやってレコードを楽しみたいか。

ここから逆算すると選びやすくなります。

最初は簡単に使いたいなら、簡単なモデル。

将来カートリッジ交換をしたいなら、拡張できるモデル。

外付けフォノまで遊びたいならPHONO出力できるモデル。

正解は一台ではありません。

「候補が多すぎて分からない!」でも大丈夫です!

例えば、

「予算3万円くらい」

「今持っているスピーカーにつなぎたい」

「針を自分で落とすのはちょっと怖い」

「将来カートリッジ交換したい」

「見た目が良いやつが欲しい」

これくらいの情報で大丈夫です。用途、予算、現在持っている機材を教えていただければ、必要な機能を整理しながらご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

スペック表を全部理解してから買わなくても大丈夫。

初めてだと分からない言葉がたくさん出てきます。

でも最初は、

「このスピーカーにつながる?」

「簡単に使える?」

「あとから遊べる?」

くらいから考えればOKです。

あとは好きなレコードを買って、針を落としてみる。これが一生の思い出になるんです…!

そこから分からないことが出てきたら、その時また調べればいいんです!なんならオタイオーディオまでお聞きいただければ!

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #24】レコード初心者が最初に買うべきもの、 買わなくていいもの

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #24

レコード初心者が最初に買うべきもの、
買わなくていいもの

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードを始めようと思って調べ始めると、

レコードプレーヤー、スピーカー、カートリッジ..フォノイコライザー…..アンプ………..??

そんでもってクリーナー、ケーブル、インシュレーター…スタビライザー……?????

「…結局、最初に何を買っとけばええの?」

となる方、多いと思います。

しかもオーディオは、調べれば調べるほど「あれもこれも必要なのでは?」と思わせてくる世界です。

でも、最初から全部買う必要はありません!(そりゃ、強くてニューゲームみたいに最初から全部揃ってることに越したことはないですが…。)

今回はレコードを始める時に本当に必要なもの、あると便利なもの、そして最初は買わなくてもいいものを整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

CONCLUSION

結論:最初に必要なのは「レコードを鳴らせる最低限のシステム」で良い!

初めてレコードを始めるなら、いきなり音質アクセサリーまで揃える必要はありません。

まずは、好きなレコードをちゃんと再生できること。

これが最優先!

具体的には、

① レコードプレーヤー
② フォノイコライザー
③ 音量を増幅するアンプ
④ スピーカー

この4つの役割が必要です。

ただし、今までの記事でもたくさん言及してきましたが、

4つ全部を「別々の機械」で買う必要はありません。

ここが今回の記事で一番大事なところです。

01
FIRST THING TO BUY

まず買うもの① レコードプレーヤー

これが無いと始まりません。

ただし初心者の方には、できれば購入前に確認してほしいポイントがあります。

✓ フォノイコライザーは内蔵されている?
✓ カートリッジは付属している?
✓ PHONO / LINE出力を切り替えられる?
✓ フルオート?マニュアル?
✓ カートリッジ交換はできる?

特に大事なのが、

フォノイコライザー内蔵かどうか。

フォノイコライザーが内蔵されていれば、システムをかなり簡単にできます。

前回までの記事でも触れてきましたが、初めてならフォノイコ内蔵モデルはかなり使いやすい選択です。

02
CARTRIDGE

カートリッジは必要。でも「別売」とは限りません。

レコードの溝を読み取るカートリッジは、再生には絶対必要です。

ただし、多くの入門向けプレーヤーには最初からカートリッジが装着されています。

なので、

最初から別売カートリッジを買わなくてもOK。

まずは付属カートリッジでレコードを聴いてみてください。

何枚か聴いて、

「もっと音を変えてみたい」

「違うカートリッジを試してみたい」

と思った時に交換すればいいんです。

前回紹介したMM・MCの違いも、まずレコード再生に慣れてから考えても全然遅くありません。

03
PHONO EQUALIZER

フォノイコライザーも必要。でもこちらも単体機を買う必要はない。

これも同じです。

レコード再生にはフォノイコライザーという役割が必要ですが、

プレーヤーに内蔵
プリメインアンプに内蔵
単体フォノイコライザー

このどれか一つがあればOKです。

なので、

プレーヤーにフォノイコが内蔵されているのに、最初から外付けフォノイコを買う必要はありません。

外付けフォノは、もっと音を追い込みたくなってからで大丈夫!

04
SPEAKERS

スピーカーは必要。だけど「アンプ内蔵」なら話が早え。

レコードの音を部屋で聴くなら、最終的にはスピーカーが必要です。

ここで初心者の方におすすめしやすいのが、

アクティブスピーカー
=アンプ内蔵スピーカー

です。

一般的なパッシブスピーカーは、それだけでは音を出せません。

別にプリメインアンプなどが必要です。

一方、アクティブスピーカーならアンプが中に入っているので、

フォノイコ内蔵プレーヤー
↓
アクティブスピーカー

という2台だけのシステムも作れます。

初めてなら「機材を減らす」というのも立派な選び方。

05
SYSTEM PATTERNS

初心者向けの構成は、大きく3パターン。

PATTERN 01

最小限シンプル構成

フォノイコ内蔵プレーヤー
↓
アクティブスピーカー

機材をできるだけ減らしたい方におすすめ。

PATTERN 02

王道のHi-Fi構成

レコードプレーヤー
↓
PHONO入力付きプリメインアンプ
↓
パッシブスピーカー

後からアンプやスピーカーを交換して楽しみたい方に。

PATTERN 03

さらにこだわる構成

レコードプレーヤー
↓
外付けフォノイコライザー
↓
アンプ
↓
スピーカー

カートリッジやフォノまで細かく追い込みたい方向け。

初心者なら、まずPATTERN 01か02からで十分です。

06
THE MOST IMPORTANT THING

そして忘れてはいけない。一番買ってほしいもの。

機材の話ばかりしていますが、

個人的にはこれを一番買ってほしいです。

好きなレコード。

当たり前なんですけどね笑

でもオーディオを調べ始めると、ついつい機材選びばかりに時間を使ってしまいます。

最初の予算が10万円なら、

10万円全部を機材へ使うのではなく、

何枚かレコードを買える余裕も残しておく。

これがおすすめです。

結局、いろんなレコードを聴くことが一番楽しいですから…!!

07
GOOD TO HAVE

これは最初に買ってもいい。レコードクリーナー。

ここからは「絶対必要ではないけれど、最初からあっても良いもの」です。

その代表がレコード用クリーナー。

レコードは静電気などでホコリや汚れの影響を受けやすいので、

・レコード用ブラシ
・スタイラス(針先)クリーナー

くらいは持っていても損はありません。

特に中古レコードを買う方なら、クリーニング用品はかなり活躍すると思います。

08
NOT NECESSARY YET

最初は買わなくていい① 高級カートリッジ

プレーヤーを買った瞬間に、

「付属カートリッジより別売品の方が音が良いのでは?」

となる気持ちは分かります。

でも、まず付属品を聴いてみましょう。

基準の音を知らないと、交換した時の違いも分かりにくい。

付属カートリッジをしばらく聴いてから交換すると、

「ここが変わった!」という楽しさも大きくなります。

09

最初は買わなくていい② 高級フォノイコライザー

これも同じです。

プレーヤーやアンプにフォノイコライザーが内蔵されているなら、まずそれを使ってみてください。

外付けフォノの面白さは、

・カートリッジを変えた

・スピーカーを良くした

・もっと音を追い込みたくなった

という時に出てきます。

必要になってから買っても全然遅くありません。

10

最初は買わなくていい③ 高級ケーブル

ケーブルもオーディオでは重要な要素の一つです。

ただし最初の段階で、

プレーヤー3万円。
ケーブル3万円。

みたいな配分にする必要はありません。

まずは適切な端子・長さの、ちゃんとしたケーブルで接続する。

そこからシステムが整ってきた時に、ケーブルによる違いを試してみればOKです。

11

最初は買わなくていい④ スタビライザーや高級アクセサリー

レコードスタビライザー、インシュレーター、オーディオボード、電源アクセサリー。

どれもオーディオを追い込んでいくと面白いアイテムです…

…が!

まずプレーヤーを水平で安定した場所へ置く。

これを先にやりましょう。

数千円、数万円のアクセサリーを追加する前に、置き方を見直すだけで改善できることもあります。

12

そして最初は「MCカートリッジ」も無理に買わなくていい。

前回の記事から読んでいただいている方なら、

「MCの方が本格的なのでは?」

と思うかもしれません。

でも最初はMMでまったく問題ありません。

MCは、

・MC対応フォノイコ
・カートリッジとアームの相性
・交換時のコスト

など、考えることも増えてきます。

MMを楽しんでからMCへ進む。それでも全然遅くありません。

13
PRIORITY

予算をかけるなら、最初はどこ?

個人的には、初心者の方ならこんな順番をおすすめします。

1
レコードプレーヤー
まずはここが土台。
2
スピーカー
最終的に耳へ届く音への影響が大きい。
3
好きなレコード
機材だけあっても音楽は聴けません笑
4
必要になったらアップグレード
カートリッジ、フォノ、ケーブルなどはここから。

購入前チェックリスト

□ プレーヤーにカートリッジは付属している?
□ フォノイコライザーはどこに入っている?
□ アンプは必要?
□ スピーカーはアクティブ?パッシブ?
□ 接続ケーブルは付属している?
□ プレーヤーを安定して置ける場所はある?

この6つを確認すれば、「買ったけど音が出せない!」という失敗はかなり減らせます。

SUMMARY

まとめ:最初から「完成形」を作らなくていい。

レコードを始める時に必要なのは、

レコードを回すもの
音を読み取るもの
フォノ信号を処理するもの
音を増幅するもの
音を鳴らすもの

これだけです。

そして、それぞれを全部別々に買う必要もありません。

最初はシンプルなシステムでOK。

必要になった時に、必要になったものを一つずつ足していく。

カートリッジを変えたくなったら変える。

フォノイコが気になったら試してみる。

スピーカーを良くしたくなったら、その時考える。

その方が、一つ一つの変化も楽しめます。

「何を買えば音が出る?」からご相談ください!

レコードを始める時は、専門用語を全部覚えてからご相談いただく必要はありません。

「予算5万円くらいで始めたい」

「スピーカーだけ持っている」

「アンプは家にあるけど使える?」

「できるだけ機材を少なくしたい」

「あとからグレードアップできる構成がいい」

「あれが欲しい、これが欲しい」

そんな感じで大丈夫です。現在持っている機材と予算を教えていただければ、必要なもの・買わなくていいものまで含めてご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

最初から全部買わない。これも立派なオーディオの始め方です。

僕自身、オーディオは機材を増やすことが目的ではないと思っています。

好きな音楽を聴いて、

もっとこうしたいと思った時に、

一つずつ変えていく。

気付いた頃には機材が増えている。

……まあ結局増えるんですけどね笑笑

でも最初は、レコード一枚を楽しめるシステムがあれば十分です。

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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