OTAIAUDIOのブログ

【OTAIAUDIOリクトの音観録 #5】『Avantgarde / UNO SD』を聴いてみたヨ

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皆様こんにちは!OTAIAUDIOリクトです!

 

 

今回ご紹介する機器はTHE ハイエンドオーディオ。

普段の音観録では比較的お値段もお手頃で、音も良く、是非みなさんの手に取って頂きたい!という私オススメの製品をご紹介しておりますが、今回は少し一捻りして『ハイエンドオーディオ』というものをご紹介。ピュアオーディオにはこんな世界もあるんだということを知って頂けたら嬉しいです。

 

そもそも、『ハイエンドオーディオ』とはなんぞや?という方もいらっしゃると思います。簡単にご説明いたします!

Q:ハイエンドオーディオとは?

→→→最高峰レベルの音質と音楽再現性を追求した、高性能・高級なオーディオ機器やシステムの総称。原音に限りなく忠実で、微細なニュアンスや空気感、臨場感まで感じられることを目指しているので、高精度な部品や最先端技術、世界に数人しかいないような職人の技などを用いて作られているんです。その為、価格はかなりの高価格帯とはなりますが…。(数十万〜数百万、中には数億円の物まで…)

 

今回ご紹介するスピーカーは、そんなハイエンドオーディオに分類されるものの一つ。私も大好きなブランドです。

 

さて、それでは早速参りましょう。5回目になる今回の音観録は…

 

 

Avantgarde / UNO SD

 

OTAIAUDIOにも展示機ございます、Avantgarde / UNO SD

なんといっても、この独特な見た目。THE ハイエンドオーディオ。これがまた中々面白い音を奏でるんですよ…。

 

それでは、早速製品のご紹介から参りましょう!

 

~Avantgarde / UNO SD~

Avantgarde Acoustic(アヴァンギャルド・アコースティック)は、ドイツを代表するホーンスピーカーメーカー。その中でもこの UNO SD というモデルは、Avantgarde Acousticの思想と技術を比較的コンパクトなサイズに凝縮したモデルとして高い人気を誇ります。価格は¥6,050,000(税込)。その他オプションも様々…。これぞハイエンド。

 

ちなみに、名古屋の今池という場所にある”Sound Bar Normal“というところにこのスピーカーを弊社が導入していますので、気になった方はそちらも是非足を運んでみてくださいね。いつ訪れても良い音が鳴っております。

▲写真は、2026年1月16日にコチラのSound Bar Normalにて行った私主催のパーティーの様子。良い音で鳴り続けていて良い一夜でした…。

 

さてさて話が少し逸れましたが、このスピーカー、少し面白い作り方をしておりまして、

中高域に大型ホーン+コンプレッションドライバー、低域にアクティブ駆動のウーファーを組み合わせた3ウェイ構成で鳴らしているんです。

内蔵パワーアンプ部では低音部のdB調節ができるようになっているので、設置環境に応じて低音の量感調節が可能になっております。当店では大体−8dBに設定してます。これ以上dBを上げてしまうとかなり低音が回ってしまうので…。恐るべしパワー。

 

 

そんなUNO SD の最大の特徴は、極めて高い能率

その能率、なんと約107dB

 

この数値が意味するのは、

  • 数ワットの出力でも十分な音量とダイナミクスが得られる
  • 真空管アンプ、特にシングルアンプとの相性が非常に良い

という点です。

一方で、決して「アンプを選ばない」わけではありません。

  • ノイズフロアの低さ
  • 音色の品位

といった要素が、一般的なスピーカー以上に露わになります。UNO SD は、アンプの個性や質を正直に映し出すスピーカーでもあります。

 

ちなみに、B&W 801D4の能率が約90 dB。実際、90 dB と 107 dB の差はかなり大きく、同じアンプ出力でも UNO SD はずっと大きな音圧が出せるということになります逆に、801 D4 はパワーアンプをしっかりドライブする必要があるということです。

 

 

さて、語ることが多すぎて長くなりすぎそうなのでそろそろ音質評価へ行きましょうか(笑)

 

【音質】

UNO SD は、ホーンスピーカーならではの広がりや疾走感が特徴的です。大胆なんだけど、しっかり繊細さも兼ね備えている。そんな鳴り方をしてくれます。

音の一つ一つがゴチャっと混ざらず、自然に整理されているんです。ボーカルがどこに立っているか分かりやすく、メインの楽器と伴奏の役割が直感的に理解できる音作りがなされているように感じました。

そして小音量でも痩せない低音は素晴らしいですね。前述の通り、低域は内蔵パワーアンプで駆動されており、その役割は低音を足すことではなく、音楽全体を安定させるという意図を感じます。中高域と自然に繋がるような低音でとても聴きやすいです。音楽全体を支える土台として、ちょうど良いバランスにまとめられています。

特に低域が特徴的なダンスミュージックなんかは、求めているサウンドをしっかり鳴らしてくれるので聴いていてとても楽しいです、ズンズン響いてきます。ですが、そういった低音主体のジャンルでは、セッティング次第で印象が大きく変わるため、試聴と調整がかなり重要になると思いました。

Rock系の音楽は中高音域が刺さりすぎてしまう所もあったので、聴く人によっては疲れてしまうかもしれませんね。

設置環境的にあまり大きな音が出せない環境でも、圧倒的な広がりを作り出してくれる中高音域のホーンと、内蔵パワーアンプから繰り出される太い低音のバランス感…。この安定感は、高能率スピーカーならではの強みと言えますね。

 

【まとめ】

Avantgarde/UNO SD は、ホーンスピーカーならではの広がりや疾走感を持ちながら、決して勢いだけに振り切った音ではないんです。大胆でエネルギッシュでありつつ、音の整理が良く、繊細さもしっかり感じ取れるバランスの取れた鳴り方をしてくれます。

私はホーンスピーカー大好きマンなので、このスピーカーはかなり聴き応えもあって好きなんですが、やはりホーンスピーカーに対して構えてしまう方もいらっしゃるかと思います。ですが!UNO SDは 「意外と自然」「思ったより聴きやすい」と感じる可能性が高い一台だと思います。

大きい音量で聴けない環境でも、圧倒的なスケール感と音楽の躍動を感じさせてくれる点は、高能率ホーンスピーカーならではの大きな魅力です。

特にこのUNO SD は、万人向けのスピーカーでは無いと思いますが、音楽を「勢い」「空間」「実在感」で楽しみたい方にとっては、非常に印象深い体験を与えてくれる一台だと思いました。

当店OTAIAUDIOにも展示機ございますので、気になった方はぜひ一聴しにいらしてください!

最後までご精読ありがとうございました!次回の音観録もお楽しみに…。