レコードプレーヤーを選ぶとき、何を見ればいい?
皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
「さあ!レコードを聴こう!」
と思ってレコードプレーヤーを探してみると、と〜にかく種類が多い。
ベルトドライブ。ダイレクトドライブ。フォノイコライザー内蔵。フルオート。ユニバーサルトーンアーム。33回転、45回転……。
いろんな言葉が一気に出てきます汗
で、結局どこを見ればいいんだ!
と、今回はそんな疑問に答えるために、レコード初心者の方がプレーヤーを選ぶ時に優先して確認してほしいポイントを順番に整理してみます!
全部のスペックを理解する必要はありません。まず見るべきところを絞ってしまいましょう!
結論:「音が良さそう」より、まず「使い方」から決める。
レコードプレーヤーを選ぶ時、つい価格や見た目、音質レビューから見てしまいます。
もちろん、それも大事です。
ただ、初心者の方に最初に考えてほしいのは、
この4つです。
自分の使い方に合っているプレーヤーが、一番使いやすいプレーヤー。
高いモデルを選べば全部解決、というわけではありません。
最初に見るべきは「何につなぐのか」。
超大事です。
レコードプレーヤーを買っても、接続先と合っていなければそのまま音を出せない場合があります。レコードを目の前に、そんな悲しいことは嫌ですよね。
例えば、
という感じです。
特に初心者の方なら、
だと便利です。
最初は内蔵フォノを使い、将来外付けフォノイコライザーへ進むという使い方もできます。
フォノイコライザーは内蔵されている?
前回までの記事でも何度か登場していますが、初心者の方にはかなり重要なポイントです。
フォノイコライザーがプレーヤーに内蔵されていれば、
という、2つで完結する非常にシンプルなシステムも作れます。
一方、プレーヤーにフォノイコがなく、アンプにもPHONO入力がない場合は、別途フォノイコライザーが必要です。
初心者なら「フォノイコ内蔵」はかなり分かりやすい選択。
「フルオート」か「マニュアル」か。
これは音質というより、普段どんなふうにレコードを聴きたいかに大きく関係します。
初めてレコードへ針を落とす時って、結構緊張します。
「傷つけないかな……」
「針をどこへ降ろせばいいの?」
という方には、フルオートがかなり楽です。
DENON / DP-29F

「とにかく簡単にレコードを聴きたい!」という方なら、DENON「DP-29F」のようなフルオートプレーヤーが分かりやすいです。
レコードサイズを選んでスタートすれば、トーンアームが自動で移動して再生。
演奏が終わると自動的にアームが戻るので、毎回自分で針を上げ下げする必要がありません。
さらにフォノイコライザーも内蔵しているので、PHONO入力を持たないアンプなどにも接続しやすいです。
こんな方におすすめ→
「調整とか難しいことは置いておいて、まず気軽にレコードを聴きたい!」
HAKU / HTT-1100

逆に、自分でアームを動かしてレコードを再生するところまで楽しみたいなら、HAKU「HTT-1100」のようなマニュアルタイプ。
レコードをセットして、自分でトーンアームを動かし、アームリフトを使って針を降ろします。
そのぶん操作する手間はありますが、HTT-1100はカートリッジ交換、針圧調整、アンチスケーティング調整にも対応しています。
なので、
「最初は普通に聴きたい。でも慣れてきたらカートリッジ交換なども楽しみたい」
という方には、こちらの方が遊べる余地があります。
こんな方におすすめ
「レコードを自分で操作する楽しさも欲しい。後からカートリッジ交換もしてみたい!」
ざっくり選ぶなら…↓
フルオートだから初心者向け、マニュアルだから上級者向け、というわけではありません!
どちらが上ではなく、レコードを「どう楽しみたいか」で選ぶ。
ここを基準にすると、かなり選びやすくなると思います!
ベルトドライブ?ダイレクトドライブ?
ここもよく聞かれます。
ベルトドライブはモーターの振動をプレーヤー部へ伝えにくくしやすいという考え方があります。
ダイレクトドライブは高い回転安定性や立ち上がりの速さなどが魅力です。
ただし、
「ダイレクトだから高音質」
と単純には決まりません。
方式そのものより、プレーヤー全体がどう設計されているかを見る方が大事です。
こちらも以前「ベルトドライブとダイレクトドライブ、何が違う?」というブログを執筆しているのでこちらも是非ご覧ください!
カートリッジは最初から付いている?
ここも忘れず確認しましょう。
プレーヤーによって、
という違いがあります。
初心者なら、最初から装着・調整されているものがかなり簡単です。
逆に自分でカートリッジを選びたいなら、別売モデルも面白くなってきます。
将来カートリッジを交換できる?
これは長く使うならチェックしておきたいところです。
入門プレーヤーの中には、カートリッジが固定されていて自由に交換できないモデルもあります。
それ自体が悪いわけではありません。
シンプルに使うなら、むしろ扱いやすいです。
ただ、
将来カートリッジを交換して音の違いを楽しみたいなら、「交換可能か」は確認しておきたい。
特に最近の記事を読んで「MMとMCを試してみたい!」と思っている方は要チェックです…!
トーンアームも見ておくと、後々の楽しみが変わる。
これから始める!という段階で細かいアーム設計まで理解する必要はまずはありませんが、
先んじて確認しておくなら、
くらいでOKです。
特にユニバーサルタイプのヘッドシェルを交換できるプレーヤーなら、
カートリッジをヘッドシェルごと何種類か用意して交換する、
なんて楽しみ方もしやすくなります。
33回転・45回転。何回転に対応している?
一般的なレコード再生なら、
の2つに対応していればかなり幅広く楽しめます。
古いSP盤などを再生したい場合は78回転対応モデルもありますが、普通のLPや7インチを聴くのであれば必須ではありません。
Bluetoothは必要?
これは完全に使い方次第です。
Bluetooth出力対応プレーヤーなら、対応スピーカーやヘッドホンへワイヤレスで音を送れるモデルがあります。
一方で有線接続を前提にするなら、Bluetoothはなくても問題ありません。
「付いているから高性能」という機能ではなく、自分が使うかどうかで判断しましょう。
USB端子も「必要な人だけ」でOK。
USB出力に対応したプレーヤーの中には、レコードの音をPCへ取り込めるモデルがあります。
例えば、
という方には便利です。
ただ「普通にレコードを聴きたい」だけなら、USBはなくても大丈夫です。
意外と大事。サイズと置き場所。
スペックばかり見ていると忘れやすいですが、これ結構重要です。
レコードプレーヤーは、思っているより大きいモデルもあります。
さらにダストカバーを開くなら、上方向や後ろ側にもスペースが必要になる場合があります。
購入前に確認しておきましょう。
そして置く場所は、
できるだけ水平で、グラグラしない安定した場所。
これが基本です。
スピーカー内蔵プレーヤーはダメなの?
これも初心者の方からよく出る疑問です。
スピーカー内蔵プレーヤーには、
というメリットがあります。
なので「まずレコードを鳴らしてみたい」という目的なら一つの選択肢です。
ただし、音質や将来のアップグレードまで楽しみたいなら、
分けて選ぶ方が発展させやすい。
ここは「どこまでやりたいか」で決めましょう。
値段が違うと、何が変わる?
もちろん製品によって違いますが、価格が上がってくると、
などにコストをかけたモデルが増えてきます。
ただし高価になるほど、便利機能が増えるとは限りません。
逆に本格的なHi-Fiプレーヤーほど、
「全部自分で操作してください」
というマニュアル機だったりします笑
価格と使いやすさは、必ずしも比例しません。
初心者なら、最初から気にしすぎなくてもいいこと。
逆に、最初から深く考えすぎなくてもいい部分もあります。
この辺は後からでも大丈夫です。
まずレコードを聴いてから考えましょう。
これだけ見ればOK!購入前チェックリスト
このあたりを確認すれば、候補はかなり絞れると思います。
タイプ別に選ぶなら、こんな感じ。
そして、最後はこれも結構大事。
スペックを全部比べて、機能も比較して、価格も比較して、さあ2台まで絞った…。
どっちにしよう……。
そんな時は、
これです。
レコードプレーヤーって、使っていない時間も部屋に置かれている機材です。一種の家具ですよね。毎日目に入ります。
「これでレコード聴きてえ〜!」と思えるプレーヤーを選ぶ!
それも、立派な選び方です!!
まとめ:全部のスペックを見る必要はありません。
レコードプレーヤー選びで初心者の方にまず見てほしいのは、
この辺りです。
そして何より、
自分がどうやってレコードを楽しみたいか。
ここから逆算すると選びやすくなります。
最初は簡単に使いたいなら、簡単なモデル。
将来カートリッジ交換をしたいなら、拡張できるモデル。
外付けフォノまで遊びたいならPHONO出力できるモデル。
正解は一台ではありません。
「候補が多すぎて分からない!」でも大丈夫です!
例えば、
「予算3万円くらい」
「今持っているスピーカーにつなぎたい」
「針を自分で落とすのはちょっと怖い」
「将来カートリッジ交換したい」
「見た目が良いやつが欲しい」
これくらいの情報で大丈夫です。用途、予算、現在持っている機材を教えていただければ、必要な機能を整理しながらご案内します!
スペック表を全部理解してから買わなくても大丈夫。
初めてだと分からない言葉がたくさん出てきます。
でも最初は、
「このスピーカーにつながる?」
「簡単に使える?」
「あとから遊べる?」
くらいから考えればOKです。
あとは好きなレコードを買って、針を落としてみる。これが一生の思い出になるんです…!
そこから分からないことが出てきたら、その時また調べればいいんです!なんならオタイオーディオまでお聞きいただければ!
それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

