フォノイコライザー内蔵
レコードプレーヤーおすすめ5選
皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
レコードプレーヤーを探していると、商品説明の中でかなりの確率で目にする言葉があります。
「フォノイコライザー内蔵」
フォノイコライザー……?
レコード初心者の方からすると、
「なんか急に難しい単語出てきたぞ。」
となりますよね。
でも実は、この「フォノイコライザー内蔵」という正体こそ、レコードをできるだけ簡単に始めたい方にはかなり便利なんです!
・アンプにPHONO端子がない
・アクティブスピーカーと組み合わせたい
・最初から機材を何台も揃えたくない
・まずはシンプルにレコードを聴いてみたい
そんな方には、フォノイコライザー内蔵プレーヤーが非常に相性良し。
今回は約3万円から13万円台まで、それぞれ違った魅力を持つおすすめモデルを5台紹介していきます!
そもそもフォノイコライザーって何だ?
まず、ここを簡単に説明しておきます。
レコードのカートリッジから出てくる音楽信号は、CDプレーヤーやスマートフォンなどから出てくる一般的な電気信号と比べて、とても小さいんです。
さらにレコードには、盤へ音を記録するために特殊な補正が施されています。
その小さな信号を増幅し、元の音楽バランスへ戻してくれるのが、
という機械です。
つまり、普通のLINE入力でレコードを聴くためには、どこかでフォノイコライザーを通す必要があります。
こいつが内蔵されていると何が嬉しい?
答えはシンプル。
つまり、システムを一つシンプルにできる。
これがフォノイコライザー内蔵プレーヤーの大きなメリット!
ただし、「スピーカーを直接つなげば何でも鳴る」ではありません!
ここは要注意です。
フォノイコライザーはスピーカーを駆動するためのパワーアンプではありません。
そのため、一般的なパッシブスピーカーをプレーヤーへ直接つなぐことはできません。
このどちらかが基本と考えておけばOKです。
◎PHONOとLINE、どっちにすればいい?
注意:プレーヤーをLINE出力にして、さらにアンプのPHONO入力へ接続すると、フォノイコライザーを二重に通してしまいます。基本的には「LINE→LINE」「PHONO→PHONO」と覚えておくと分かりやすいです!
さて、今回選んだ5台はこちら!
※単純な性能順位ではありません。予算や使い方に合わせて選びやすいよう、価格帯を広げて選定しています!
HAKU / HTT-1100

最初は簡単に。でも、後からちゃんと遊べる。
音観録ではもう何回登場したか分からなくなってきました笑笑
OTAI AUDIO/OTAIRECORDが企画したレコードプレーヤー、HAKU「HTT-1100」です。
税込26,800円という始めやすい価格ながら、フォノイコライザーを内蔵。
LINE出力を使えば、PHONO入力を持っていないアンプやアクティブスピーカーとも組み合わせられます。
さらにBluetooth出力にも対応。
ただ、HTT-1100の良いところは「簡単」だけではありません。
最初は内蔵フォノで簡単に始める。
そしてレコードにハマってきたら、カートリッジを変えたり、外付けフォノイコライザーを試したりする。
「初めての一台。でも初めてだけで終わらせたくない。」
まさにそんな方におすすめです。
audio-technica / AT-LP70X

「針を落とすのも少し怖い……」なら、フルオートが便利だぜ★
AT-LP70Xは、オーディオテクニカのフルオート式ベルトドライブプレーヤー。
スタート操作をすれば、トーンアームが自動で動いてレコードを再生。演奏が終わればアームが戻って停止します。
初めてレコードに触れる方にとって、
というのは結構大きな安心感があります。針折るの怖いですもんね。僕も未だに怖いです。
もちろん今回のテーマであるフォノイコライザーも内蔵。
PHONO / LINE出力を切り替えられるので、アクティブスピーカーや一般的なLINE入力を持つアンプにも接続できます。
カートリッジにはオーディオテクニカのVM型「AT-VM95C」を採用。
カートリッジ本体を交換するタイプではありませんが、VM95シリーズの交換針へアップグレードできるのが面白いところ。
というように、プレーヤー本体はそのままで針先をアップグレードしていけます。
「難しい操作はできるだけ減らして、とにかく気軽にレコードを聴きたい!」という方に。
DENON / DP-400

便利さも欲しい。でも、プレーヤーを自分で触る楽しさも欲しい。
DP-400は、MMカートリッジ対応フォノイコライザーを搭載したDENONのベルトドライブプレーヤーです。
先ほどのAT-LP70Xはフルオートでしたが、DP-400は基本的に自分でアームを操作するマニュアルタイプ。
その代わり、
再生終了時のオートリフトアップ&ストップ機能
を搭載しています。
再生を始める時は自分で針を落とす。でも再生が終わったら自動でアームを持ち上げ、回転を止めてくれる。
この「半分マニュアル、半分安心」というバランスが良いんですよね。
トーンアームはS字型ユニバーサルタイプ。
ヘッドシェルやカートリッジを交換できるため、後から音の違いも楽しめます。
もちろん、33 1/3・45・78回転にも対応。
フルオートほど全部お任せではなく、アナログプレーヤーを操作する楽しさも残したい方へ。
Technics / SL-50C

10万円以内でTechnicsのダイレクトドライブ。
ここから一気に本格感が増してきます。
SL-50CはTechnicsのエントリークラスに位置するダイレクトドライブターンテーブル。
モーターでプラッターを直接回転させるダイレクトドライブ方式を採用し、高い回転精度を狙った設計になっています。
そして、
という、買ってからすぐに始めやすい仕様。
付属カートリッジが最初からortofon「2M Red」というのも嬉しいところです。
カートリッジを別で選ぶところから始めなくても、まずはしっかりしたアナログ再生を楽しめます。
そして見た目もSL-1200系とは少し違って、かなりインテリアへ馴染みやすい。リビングに置いてあったら、溶け込みすぎてさぞかし驚く事でしょう。
ブラック、グレー、ブラウンというカラー展開も特徴的です。カワイイ!
「初めからある程度ちゃんとしたプレーヤーを買って、長く使いたい」という方へ。
Technics / SL-1500CW

フォノイコ内蔵でも、プレーヤー本体には妥協したくない。
最後はTechnics「SL-1500CW」。
今回の5台の中では上位に位置する、本格的なHi-Fi用ダイレクトドライブターンテーブルです。
フォノイコライザー内蔵という便利さを持ちながら、プレーヤー本体の設計もしっかり作り込まれています。
特に大きいのが、プラッターやモーターだけではなく、外部振動を抑える部分までしっかり考えられているところ。
レコード再生は針先で非常に細かな振動を拾って音にしています。
ということは、欲しい振動は拾いたいけれど、床やスピーカーから伝わってくる余計な振動はできるだけ拾いたくない。
こうした部分まで含めてガチで作り込まれているのが、SL-1500CWの魅力です。
フォノイコ内蔵は「初心者向けの簡易機能」ではない。
SL-1500CWを見ると、これがよく分かります。
まずは内蔵フォノでシンプルに。そして将来的には外付けフォノイコライザーやカートリッジへ進んでいく。そんな本格的なアナログシステムの中心としても長く使える一台です。
Technics製品って、頑丈すぎてそうそう壊れませんし、後先のことも考えたら案外安い買い物かもしれません。これで音も良し、と……。最強すぎィ!
「最初から長く使える本格派を買いたい」という方なら、かなり有力な候補。
5台を比べるとこんな感じ!
| 製品 | 価格目安 | 駆動方式 | 操作 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| HTT-1100 | 26,800円 | ベルト | マニュアル | 低価格+カートリッジ交換 |
| AT-LP70X | 約3万円 | ベルト | フルオート | 簡単操作+交換針アップグレード |
| DP-400 | 75,900円 | ベルト | マニュアル+オートリフト | 78回転+S字アーム |
| SL-50C | 99,000円 | ダイレクト | マニュアル | 2M Red+コンパクトなTechnics |
| SL-1500CW | 134,640円 | ダイレクト | マニュアル+オートリフト | 本格Hi-Fi+高い制振性 |
※価格は記事作成時点の目安です。販売価格・仕様・在庫状況は変更となる場合があります。
結局、自分ならどれを選べばいい?
SL-50CとSL-1500CW、同じTechnicsだけど何が違う?
今回、あえてTechnicsを2機種入れました。
どちらもダイレクトドライブ、フォノイコライザー内蔵なので、
「だったらSL-50Cでいいんじゃない?」
と思う方もいると思います。
ただ、方向性は結構違います。
という違いです。
予算を10万円程度に収めたいならSL-50C。本格的なアナログ再生を長く楽しみたいならSL-1500CW。そんな選び分けで良いと思います。
内蔵フォノを選ぶと、あとから音質アップできない?
そんなことはありません。
PHONO / LINEを切り替えられるプレーヤーなら、まずは内蔵フォノで始めて、
というシステムへ発展させることもできます。
フォノイコ内蔵を選ぶということは、「そこで終わる」という意味ではありません。
むしろ、
欲しくなったら、その先へ。
この始め方ができるのが、フォノイコ内蔵プレーヤーの魅力だと思います!
まとめ:フォノイコ内蔵なら、レコードはもっと始めやすい。
「レコードを始めたい!」
と思って調べ始めたのに、
フォノイコライザー、カートリッジ、PHONO、LINE、アンプ……
急に知らない単語が大量に出てきて、
「レコードって面倒なのでは?」
と思ってしまう方も多いと思います。
でもフォノイコライザー内蔵モデルなら、その最初のハードルを一つ減らせます。
そして今回紹介した5台を見ると分かる通り、
「フォノイコ内蔵=初心者専用」ではありません。
HTT-1100やAT-LP70Xのような始めやすいモデルから、SL-1500CWのような本格的なHi-Fiプレーヤーまであります。
最初から全部理解して、全部揃える必要はありません。
まずレコードを聴いてみる。そこから少しずつシステムを育てればOKです。
フォノイコライザー内蔵プレーヤーは、その入口をかなり分かりやすくしてくれる存在です!
「自分のスピーカーにつながる?」でもOKです!
例えば、
「今持っているアンプにPHONO端子がない」
「アクティブスピーカーだけ持っています」
「PHONOとLINE、どちらにつなげばいい?」
「将来的にはカートリッジ交換もしたい」
「5台の中で自分にはどれが合う?」
そんな相談でももちろん大歓迎です。現在お使いのアンプやスピーカーが分かれば、接続方法も含めてご案内します!
最初は内蔵フォノ。それで十分です。
まずはレコードを買って、家で針を落として、音楽を聴いてみる。
そして何枚か聴いているうちに、
「カートリッジを変えたらどうなるんだろう?」
「外付けフォノイコにしたら?」
「もっと良いスピーカーで聴いたら?」
そんな疑問が出てきたら、その時に次へ進めばいいんです。
そこから機材が少しずつ増えていくのも、オーディオの醍醐味です^^
それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

