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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #22】レコードプレーヤーと フォノイコライザー、別々にした方がいい?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #22

レコードプレーヤーと
フォノイコライザー、別々にした方がいい?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

前回は、フォノイコライザーを内蔵したレコードプレーヤーについてご紹介しました。

そこで次に気になってくるのが、

「結局、フォノイコライザーって
別で用意した方が音は良いの?」

という疑問です。

レコードプレーヤーに内蔵されているなら、そのまま使えば良さそうですよね。

でもオーディオを調べていると、数万円、数十万円する外付けフォノイコライザーが普通に出てきます。(恐るべし。)

「じゃあ内蔵フォノってダメなの?」

「最初から別々に買った方がいい?」

今回はこの辺りを、できるだけ分かりやすく整理していきます!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

結論:最初から別々にする必要はありません!ただ…

レコードを始める段階なら、
内蔵フォノイコライザーで十分楽しめます。

むしろ初めてのレコードシステムであれば、

・機材が少ない

・配線が簡単

・予算を抑えやすい

というメリットの方が大きい場合も多いです。

じゃあ、なぜ外付けフォノイコライザーが存在するのか。

それは…

音質、カートリッジとの組み合わせ、調整機能、そして将来のアップグレード。

このあたりに、より深くこだわれるようになるからです!!

01
FIRST, THE BASICS

そもそもフォノイコライザーは、どこに入っている?

レコードの音がスピーカーへ届くまでを、かなり簡単にするとこんな流れです。

02
BUILT-IN PHONO

内蔵フォノの良さは、とにかくシンプル。

まず、内蔵フォノイコライザーの良いところから。

機材が1台減る
配線が少なくなる
追加予算が必要ない
設定で迷いにくい

これ、初心者の方にはかなり大きいです。

レコードを始めるだけでも、

プレーヤー、アンプ、スピーカー、ケーブル、カートリッジ……

と覚えるものが多いので、

まずは「針を落として音楽を聴く」ところまで簡単にたどり着ける。

これはかなり大事だと思います。

03
WHY SEPARATE?

では、なぜわざわざ外付けにするの?

ここからが今回の本題です。

内蔵フォノは「プレーヤーの中に収める」という前提があります。

つまり、

・使えるスペース

・電源

・回路規模

などにはどうしても制約があります。

一方、単体フォノイコライザーなら、

フォノイコライザーだけのために
筐体も電源も回路も作れる。

ここが大きな違いです。

04
SOUND QUALITY

外付けにすると、音は良くなる?

一番気になりますよね。

答えは、

良くなる可能性は十分あります。
ただし「外付けなら必ず良い」ではありません。

これは大事です。

フォノイコライザーは非常に小さな信号を扱います。

そのため、電源、ノイズ対策、部品、回路設計などの違いが音に表れやすい部分でもあります。

良いフォノイコライザーへ変えることで、

・音の輪郭が分かりやすくなる
・背景が静かに感じられる
・低域の力感が変わる
・空間の広がりが見えやすくなる
・楽器や声の質感が変わる

といった違いを感じることがあります。

まあ、オーディオの世界ではそれぞれの役割ごとに機械も分けた方がいいとも言われますが…

ちなみに僕は、その時のセッティングに応じて外付けか内蔵か選びます。

05
CARTRIDGE MATCHING

別々にする最大の魅力は、カートリッジを選びやすくなること。

個人的には、ここが外付けフォノのかなり大きな魅力だと思います。

レコード用カートリッジには大きく分けて、

MM型
扱いやすく、対応するフォノイコライザーも多い。初めてのカートリッジでも選びやすい。
MC型
出力が小さく、対応したフォノイコライザーが必要。より本格的なアナログ再生で使われることが多い。

があります。

プレーヤー内蔵フォノはMM専用というモデルも多いですが、外付けフォノにはMM / MC両方に対応するものがあります。

さらに上位モデルになると、

・ゲイン

・入力インピーダンス

・入力容量

などを調整できるものもあります。

カートリッジに合わせてフォノイコライザー側を調整できる。

ここまで来ると、アナログ再生の楽しみ方がかなり広がってきます。

06
UPGRADE

「別々」の一番楽しいところは、一か所ずつ変えられること。

オーディオって、これが面白いんです。

全部入りだと、その機材の中でシステムがある程度完結します。それはそれで便利ですが、別々なら、

まずカートリッジを変える
次にフォノイコライザーを変える
その次にアンプを変える
最後にスピーカーも……

と、一つずつ試せます。

そして、

「あ、フォノイコ変えるとこうなるんだ。」

という違いも自分の耳で分かるようになってきます。

ここからが、いわゆるオーディオ沼ですね笑

07
DISADVANTAGES

もちろん、別々にするデメリットもあります。

外付けがすべてにおいて正解、というわけではありません。

01 予算が増える
本体とは別にフォノイコライザーを購入する必要があります。
02 機材とケーブルが増える
フォノイコ本体、電源、RCAケーブルなどが追加されます。
03 置き場所が必要
コンパクトな製品でも、オーディオラックのスペースは使います。
04 組み合わせを考える必要がある
MM / MCやゲインなど、少しずつ知識も必要になってきます。

シンプルにレコードを聴きたいだけなのに、

機材が3台、4台、5台……。

となってしまったら本末転倒という方もいます。

「音を良くすること」と「使いやすくすること」は、どちらも大事。

08

内蔵フォノのままでOKなのはこんな人。

✓ 初めてレコードを始める
✓ できるだけシンプルで機材少なめな構成にしたい
✓ アクティブスピーカーと組み合わせたい
✓ まずはレコードそのものを楽しみたい
✓ カートリッジを頻繁に交換する予定はない

この場合、無理にフォノイコライザーを買い足す必要はありません。

その予算で好きなレコードを何枚か買う、という選択肢の方がよっぽどアリかと。

09

逆に、外付けを考えていいタイミングは?

もっとレコードの音を良くしてみたい
カートリッジをグレードアップした
MCカートリッジを使いたい
アンプやスピーカーを良くした
今の内蔵フォノとの音の違いを試してみたくなった

この辺りが出てきたら、外付けフォノイコライザーを考えるタイミングです。

特に、

「今の音に不満があるから」ではなく、
「もっとどうなるか聴いてみたい」

くらいのタイミングで試すのが、個人的には一番楽しいと思います!

10
3 SYSTEM PATTERNS

レコード再生は、大きく3パターンで考えると分かりやすい。

PATTERN 01
プレーヤー内蔵フォノイコ
一番シンプル。初めての方にもおすすめ。
PATTERN 02
アンプ内蔵フォノイコ
プレーヤーをPHONO出力にして、プリメインアンプのPHONO入力(フォノイコ)を使う。
PATTERN 03
外付けフォノイコライザー
音質やカートリッジとの組み合わせまで、より細かく選びたい方向け。

「外付けにしないと本格的ではない」ということではなく、自分のシステムに合った方法を選べばOKです。

⚠️外付けフォノを使う時は、内蔵フォノをOFFに!

外付けフォノを買う前に、一度ここも確認!

「音を良くしたいからフォノイコを変えよう!」

となる前に、

✓ 針圧は合っているか
✓ プレーヤーは水平に置けているか
✓ 針先は汚れていないか
✓ レコード盤は汚れていないか
✓ スピーカーの置き方は適切か

も一度確認してみてください。

数万円の機材を追加する前に、置き方や調整だけで音が変わることも普通にあります。

まず今のシステムをちゃんと鳴らす。
その次に機材を変える。

この順番がおすすめですよっ!

SUMMARY

まとめ:最初は一体型。こだわりたくなったら別々でもいい。

今回の答えをまとめると、

内蔵フォノだから音が悪い、というわけではない
初心者なら内蔵フォノの方が使いやすいことも多い
外付けにすると音質やカートリッジとの組み合わせを追求しやすい
MM / MCや細かな調整をしたいなら外付けが有利
外付けにするのは「必要になってから」でOK

ということです。

オーディオを始める時って、

「最初から一番正しい構成にしないといけない」

と思ってしまいがちです。

でも、そんなことはありません。

まず今のシステムでレコードを楽しむ。
もっと試したくなったら、その時に分けてみる。

これで十分です。

外付けフォノにするべきか迷ったらご相談ください!

例えば、

「今のプレーヤーに外付けフォノを追加できる?」

「このカートリッジに合うフォノイコは?」

「内蔵フォノとアンプのPHONO入力、どっちを使えばいい?」

「MMからMCに変えてみたい」

「今のシステムなら、どこを変えるのが効果的?」

そんな相談でも大歓迎です。現在お使いのプレーヤー、カートリッジ、アンプ、スピーカーが分かれば、システム全体からご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

「別々にした方がいい?」と思い始めた時点で、もうアナログ沼の入口かもしれません笑

最初は、「レコードが聴ければOK!」だったはずなのに、カートリッジを変えて、フォノイコライザーが気になって、ケーブルまで…。うんうん、良い感じです^^

その一つ一つの違いを自分の耳で確かめていくのがオーディオの面白さだと思います!!

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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