小さな部屋でレコードを楽しむなら、どんな機材がいい?
皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
レコードを始めたいけど、
「そもそも部屋が狭いんだけど、オーディオって置けるの?」
という方、結構多いと思います。
ワンルームだったり、寝室だったり、自分のデスク周りだったり。
大きなアンプを置いて〜、大きなスピーカーをスタンドに載せて〜、オーディオラックも用意しちゃお〜……
なんてやっていたら、
「いや、寝る場所なくなるわい!!!wwwwwww」
レコードを楽しむために、必ずしも大きなシステムが必要なわけではありません。
今回は小さな部屋でも無理なく置けて、ちゃんとレコードの音を楽しめるシステムを考えてみます!
結論:「機材を何台置くか」を減らすのがポイント。
小さな部屋で僕がまず考えるのは、
「機材を何台置くか」
です。
本格的なレコードシステムなら、
という構成もあります。
もちろん、ひとつひとつ選んで音を追い込むなら最高に面白いです!
ただ、小さな部屋なら…
+
アンプ内蔵スピーカー
という2種類だけのシステムがかなり便利です。
さらに、
プレーヤー側にフォノイコライザーを内蔵させる方法と、スピーカー側にフォノイコライザーまで任せる方法があります。
少しややこしいですが、ここを理解すると小さい部屋のオーディオ選びがかなり楽になります。
この記事でわかること
「小さい機材」より先に、「機材を減らす」。
省スペースと聞くと、すぐに本体サイズを見がちです。
もちろんサイズも重要。
ただ僕は、それ以上に箱の数を減らした方が効果が大きいと思っています。
例えば、
構成Bなら、アンプを置く棚も必要ありません。
そしてプレーヤーかスピーカーのどちらかにフォノイコライザーが入っていれば、外付けフォノイコも不要です。
コンセントや接続ケーブルも減らせます。
小さな部屋では「全部を小さくする」より「役割をまとめる」がかなり効きます。
アンプ内蔵スピーカーが、小さい部屋では本当に便利。
アクティブスピーカーとは、アンプをスピーカー側に内蔵しているタイプ。
普通のパッシブスピーカーなら別途アンプが必要ですが、アクティブなら必要ありません。
つまり、
プレーヤーからスピーカーへ。
かなりシンプルです。
さらに今回後半で紹介するKEF「Coda W」のように、
アンプだけでなくフォノイコライザーまでスピーカー側へ内蔵しているモデルもあります。
「良い音は欲しい。でもオーディオラックを機材で埋めたくない。」
そんな方にアクティブスピーカーはかなり相性が良いです。
小さい部屋なら「近くで聴く」を味方にしよう。
広いリビングでオーディオを楽しむ場合、スピーカーから数メートル離れて聴くこともあります。
でも小さい部屋なら、そこまで距離を取れません。
だったら逆に、
小型スピーカーを耳の近くに置いて、近い距離でしっかり聴く。
この考え方がかなり使えます。
いわゆるニアフィールドです。
大音量を出さなくても、スピーカーと自分の距離が近ければ細かな音を楽しみやすい。
デスク、小さなソファ、ベッドサイドなどでも十分にレコードリスニングは成立します。
大きなスピーカーなら良い……とは限らない。
「せっかくなら大きいスピーカーの方が良い音なんじゃない?」
という気持ちも分かります。
ただ、小さい部屋では低音の扱いが難しくなることがあります。
壁との距離が近くなりやすく、置く位置によっては低域が膨らんで、
「ボンボンする」
「ベースだけやたら大きい」
ということも。
小さい部屋ほど、「どこまで低音を出せるか」より「低音を扱いやすいか」を意識したいです。
ただしこれは、「小さい部屋では高音質なスピーカーは必要ない」という意味ではありません。
むしろ機材数を減らした分、スピーカーそのものへしっかり予算をかけるという考え方もかなりアリです。
HAKU / HTT-1100

小さいシステムでも、「後から遊べる余白」は残したい。
小さい部屋向けというテーマでも、HTT-1100はかなり使いやすいと思います。
ポイントはLINE / PHONO出力を切り替えられること。
普通のアクティブスピーカーなら内蔵フォノイコライザーを使ってLINE出力。
後ほど紹介するKEF Coda WのようにMMフォノ入力を持つスピーカーなら、
プレーヤーをPHONO出力にしてスピーカー側のフォノイコライザーを使うという組み方もできます。
さらにBluetooth出力にも対応。
そして後からカートリッジ交換も可能です。
「システムは小さくしたいけど、アナログの楽しさまで小さくしたくない」という方にはちょうど良いです。
もっと簡単にしたいなら、DENON / DP-29F。

とにかくシンプルにレコードを聴きたいならDP-29Fも候補です。
フォノイコライザーを内蔵し、さらにフルオート。
レコードを載せてスタートすればアームが自動で動き、演奏終了後も自動で戻ります。
小さい部屋では、ベッド、机、収納などがすでに近くにあることが多いですよね。
「細かい操作をする場所を作らなくても、普通に音楽を聴ける」
という便利さも結構大きいです。
IK Multimedia / iLoud Micro Monitor

本当に置き場所がないなら、まず見てほしい一台。
iLoud Micro Monitorは、とにかく小さいです。
1本あたりのサイズは幅90mm × 高さ180mm × 奥行135mm。
横幅は約9cm。
机の上でもかなり置きやすいサイズです。
しかもアンプ内蔵。
RCA入力を持っているので、フォノイコライザー内蔵プレーヤーのLINE出力と組み合わせやすいです。
さらにDESKTOPモードや低域・高域の補正も可能。
「スピーカーを置いたせいで机が使えない」を避けたいなら、かなり強い選択肢です。
もう少し予算を抑えるなら、YAMAHA / HS3。

HS3もかなり小型です。
横幅132mm、高さ223mmのコンパクトサイズながら、アンプを内蔵したペアスピーカー。
RCA入力も備えているので、フォノイコ内蔵プレーヤーと組み合わせやすいです。
そして小さな部屋で僕が注目したいのが、
ROOM CONTROL。
壁際に置いた時に膨らみやすい低域を調整できます。
「小さい部屋だから壁から十分離せない」という現実に対応しやすいスピーカーです。
ブラックだけでなくホワイトもあるので、部屋を圧迫して見せたくない方にも良いですね。
KEF / Coda W
省スペースだけど、音はしっかりHi-Fiで楽しみたい。
ここまで紹介してきたiLoud Micro MonitorやHS3よりは大きくなります。
Coda Wは1本あたり
高さ285mm × 幅168mm × 奥行268mm。
でも、小さい部屋用のシステムとして考えるとかなり面白いんです。
その理由が、
というオールインワン性。
つまりレコードを聴くためのアンプも、フォノイコライザーも別に置かなくていい。
プレーヤーとCoda W。
基本はこれだけです。
「スピーカー自体を極小にする」のではなく、「機材を減らして、その分スピーカーの音質へ予算を使う」。
これも小さい部屋ではかなり良い考え方だと思います。
KEFならではの同軸Uni-Qドライバーを採用しており、
小型のシステムながらしっかりステレオの広がりを楽しめます。
そしてレコードだけでなく、テレビやパソコン、スマートフォンまで同じスピーカーへまとめられる。
ワンルームではこれが結構大きいです。
「テレビ用スピーカー」「PC用スピーカー」「レコード用オーディオ」をそれぞれ置かなくていい。
Coda Wにまとめてしまえます。
HAKU HTT-1100 + KEF Coda W、めちゃオススメです。
実はこの組み合わせ、以前の音観録でも実際に聴いています。いや〜、自室だったらこれで十分完成ですよ。
ポイントは接続方法です。
HTT-1100はフォノイコライザーを内蔵していますが、
Coda W側にもMM対応のフォノイコライザーが入っています。
そこでCoda Wのフォノ入力を使うなら、
というシンプルな構成にできます。
アンプなし。
外付けフォノイコなし。
それでもレコード再生をちゃんとHi-Fiとして楽しめる。
部屋は小さい。でも「とりあえず音が出ればいい」ではなく、レコードの音もしっかり楽しみたい。そんな方にかなりおすすめしたい組み合わせです。
Coda Wのフォノ入力はMMカートリッジ対応なので、将来的にカートリッジ交換をする場合は対応方式も確認しましょう。
僕なら、小さい部屋ではこの3パターン。
まずは予算を抑えて始めたい
フォノイコとアンプを別で置かず、プレーヤーと小型スピーカーだけ。あとからカートリッジ交換も楽しめるので、コスト・サイズ・発展性のバランスが良い組み合わせです。
とにかく省スペース
スピーカー1本の横幅が約9cmなので、デスク周りのスペースをかなり残せます。「まず置けること」が最優先ならかなり強いです。
省スペースでも音質は妥協したくない
スピーカー自体は少し大きくなりますが、アンプも外付けフォノも増やさずHi-Fi再生を狙えるのが魅力。さらにテレビ・PC・スマホの音までCoda Wへまとめられます。
どれを選ぶ?3パターンを一言でまとめると。
「小さい部屋=安い小型スピーカー」ではありません。
機材を減らした分、スピーカーへ予算を集中させるのも大正解です。
狭い部屋ほど、「何を買うか」と同じくらい「どこに、どう置くか」。
小さな部屋では、機材の性能以上に置き方で音が変わることがあります。
夜に聴くことが多いなら、ヘッドホンという逃げ道も作っておく。
小さな部屋ということは、集合住宅やワンルームの方も多いと思います。
そこで問題になるのが夜。
「さすがにこの時間はスピーカー鳴らせないな……」
ということもあります。
そんな方は、最初からヘッドホンでも楽しめる環境を考えておくとレコードを聴く頻度が上がります。
良いオーディオは「一番良い音が出るシステム」だけではなく、「ちゃんと日常的に使えるシステム」でもあると思っています。
まとめ:小さい部屋だからこそ、シンプルに良い音を。
今回の話をまとめると、
これだけでも、かなり良いレコード環境が作れます。
オーディオって、大きな部屋がないと楽しめないイメージがあるかもしれません。
でも僕はむしろ、
自分のすぐ近くにプレーヤーとレコードがあって、手を伸ばせばすぐ針を落とせる環境もめちゃくちゃ良いと思います。
ベッドに座りながら。
デスクでコーヒーを飲みながら。
夜、少し小さめの音量で。
あるいはCoda Wのようなスピーカーで、部屋を機材だらけにせず、しっかりHi-Fiまで楽しむ。
どちらも正解です。
「小さい部屋だから妥協する」のではなく、「小さい部屋だからシンプルにする」。
そんな考え方で、自分に合ったレコード環境を作ってみましょう!
「この部屋なら何を置けばいい?」もお気軽に!
例えば、
「6畳のワンルームです」
「机の上しかスピーカーを置けません」
「アンプを置くスペースがありません」
「小さい部屋だけど音質にはこだわりたい」
「Coda Wを置くならどのくらいスペースが必要?」
「この棚のサイズに入るプレーヤーを探しています」
こんなご相談でも大歓迎です!
部屋の広さ、置けるスペース、ご予算などを教えていただければ、無理なく楽しめる組み合わせをご案内します。
部屋が小さくても、レコードの楽しさは小さくならない。
むしろ機材が自分の近くにある分、
「今日は何聴こうかな」
と思った瞬間にレコードを手に取れる。
これって結構贅沢な環境だと思います。
無理に大きな機材を詰め込まず、自分の部屋、自分の生活に合ったサイズで楽しんでいきましょう!
それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!


