レコードの音をもっと良くしたい!
最初に変えるならどこ?
皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
レコードを聴き始めてしばらくすると、かなりの確率でやってくる瞬間があります。
「コレ、もっと良い音で聴けないか……?」
…はい、ようこそ。ここからさらにオーディオが楽しくなりますよ!!
プレーヤーを丸ごと買い替える?
カートリッジ?
フォノイコライザー?
ケーブル?
インシュレーター?
調べれば調べるほど、変えられる場所が出てきます。
そして気づけば、
「結局、最初はどこから触ればいいんだ?!」
となるわけです。
ということで今回は、レコード再生の音をもう一段良くしたい方へ向けて、僕ならどこから手を入れるのかを順番に紹介していきます!
交換できるなら、最初の本命は「カートリッジ」から。
かなり大ざっぱに順番を付けるなら、僕はこう考えます。
こんなイメージです。
ただし!新しいものを買う前に、まず現在のプレーヤーが「ちゃんと良い状態で鳴っているか」を確認してください。
アップグレードも勿論良いが、大前提のここを飛ばすともったいない!
この記事でわかること
何か買う前に、一回だけ今の状態を確認しよう!
例えば、今の音が
「なんとなく曇っている」
「高音が綺麗に出ない」
「プチプチノイズが多い」
とします。
これは機材の性能ではなく、
針先やレコード盤が汚れているだけという可能性もあります。
あるいは針圧調整ができるプレーヤーなら、適正値から大きく外れていることも考えられます。
ここを整えてから同じレコードをもう一度聴いてみる。
それでも「もっと欲しい!」となったら、いよいよアップグレードです。
最初に変えるなら、やっぱりカートリッジがおすすめ。
カートリッジは、レコードの溝に刻まれた振動を電気信号へ変える部分。
つまり、
レコードから音楽の情報を一番最初に拾っている場所です。
ここを変えると、同じプレーヤー、同じアンプ、同じスピーカーでも音の印象が変わります。
以前、OTAI AUDIOで行ったレコード鑑賞会でも、同じレコード・同じシステムでカートリッジを交換すると、
・音の輪郭
・低域の厚み
・ボーカルの距離感
など、印象がかなり変わりました。
「初めてパーツ交換で音を変えてみたい」という方には、すごく分かりやすい場所だと思います!
まず試しやすい定番。
【audio-technica / AT-VM95E】

AT-VM95Eは、接合楕円針を採用したVM型カートリッジ。
税込1万円を切る価格なので、
「カートリッジ交換ってどんなものなんだろう?」という最初の一歩にも取り入れやすいモデルです。
もう少ししっかり変化を狙うなら
【ortofon / 2M Blue】

2M Blueは、オルトフォンの定番2Mシリーズの中でも無垢楕円針を採用したモデル。
「今使っている入門カートリッジから、もう一段しっかり音を追い込みたい」という時に候補にしやすいです。
ただし、ここで大事な注意点。
⚠️カートリッジは、何でもどのプレーヤーにも付くわけではありません!⚠️
トーンアームや取り付け方式、カートリッジの重量、使用するフォノイコライザーなどとの組み合わせがあります。
「これ付けて大丈夫?」という場合は、ここは遠慮なくOTAI AUDIOへ聞いてください!
カートリッジの次は、フォノイコライザー。
レコードのカートリッジから出てくる信号は非常に小さいです。
そこで、その小さな信号を増幅し、レコード特有の周波数補正を行うのがフォノイコライザー。
プレーヤーやアンプにフォノイコライザーが内蔵されている場合、そのままでももちろん聴けます。
でもカートリッジをグレードアップしていくと、
「このカートリッジが拾っている情報を、もっとちゃんと増幅したい」
というところが次に気になってきます。
iFi audio / ZEN Phono 3
ZEN Phono 3はMM/MCカートリッジに対応し、ゲインや負荷設定も切り替え可能。
今後カートリッジをいろいろ試したい方にとっても、幅広く対応しやすいフォノイコライザーです。
注意:外付けフォノイコライザーを使う場合、プレーヤー側からPHONOレベルで出力できるかなど、接続方法の確認が必要です。プレーヤーによって仕様が異なるので要チェック!
実はかなり大事。「プレーヤーをどう置いているか」。
レコードプレーヤーは、針で微細な振動を拾っています。
ということは当然、
レコードの溝以外から来る振動は、できるだけ減らしたい。
例えばスピーカーの音が家具や床を振動させ、その振動がプレーヤーへ戻ってくることがあります。
そこでプレーヤー本体を買い替える前に、
設置方法を見直すという選択肢もあります。
ACOUSTIC REVIVE / RKI-5005
直径50mm、厚さ5mmの薄型インシュレーター。
プレーヤーなどの下へ設置して、振動の影響を抑えるためのアイテムです。
ただし、インシュレーターは置けば必ず自分好みになる、というものでもありません。
設置場所やプレーヤーとの組み合わせによっても変わるので、ここは実際に試して楽しむ系のアップグレードですね。
地味だけど超重要。針先を綺麗にする。
「音質改善」と聞くと、新しいパーツを買うイメージがあります。
でもレコードの溝を実際に追いかけている針先が汚れていたら、せっかくのカートリッジも本来の仕事ができません。
なので、
新しいカートリッジを買う前に、まず今の針を綺麗な状態で聴いてみる。
これはぜひやってみてほしいです。
TAKTLINK / REV-STYLUS 01

針先専用のスタイラスクリーナー。
水系洗浄液と専用のクリーニングブロックを使って針先をケアする製品です。
OTAI AUDIOでも実際に比較していますが、何かを買い替える前に「今あるカートリッジを良い状態で鳴らす」という考え方は非常に大事だと思います。
この商品は品質が本当に最高級なので少しお値段は張りますが、¥3~5,000程度でも針先クリーナーはありますので、お気軽にお買い求めください!
※スタイラスのクリーニングは必ず製品の使用方法に従い、針先へ無理な力を掛けないようにしてください。
じゃあ、ケーブルは?
ケーブルももちろんオーディオシステムの一部です。
変えることで音の印象が変わる組み合わせもあります。
ただ、これから初めてアナログの音をアップグレードするという段階なら、僕は先に
このあたりからレベルアップさせていくかなと。
土台が整ってからケーブルへ行った方が、何が変わったのかも自分で把握しやすいと思います!
症状別クイックガイド
予算別なら、こんな考え方もアリ
まとめ:買い替える前に「入口」から整えてみて!
レコード再生って面白いもので、
いきなりプレーヤーを何十万円のものに買い替えなくても、
針を綺麗にする、針圧を合わせる、カートリッジを変える、フォノイコライザーを変える、プレーヤーの置き方を変える。
ひとつずつ試すことができます。
そして僕なら、状態を整えた次の一手は「カートリッジ」から。
理由はシンプルです。
レコードの溝から最初に音を拾う場所だから。
しかもカートリッジにはスピーカーやアンプと同じく、それぞれの個性があります。
一度交換してみて、
「あ、このレコードこんな音だったんだ!」
となった瞬間。
そこからアナログの楽しさが一気に広がっていきます…!
見た目で選ぶレコードプレーヤー。インテリアにも合う5選!
性能だけでなく「部屋に置きたい!」という目線からレコードプレーヤーを選んでいます。オシャレな部屋がイイじゃん?
「自分の環境なら何から変えれば良い?」もお気軽に!
例えば、
「このプレーヤーに2M Blueは付く?」
「予算2万円ならどこを変える?」
「内蔵フォノから外付けにしたい」
「今の音がモコモコする原因を知りたい」
「カートリッジを変えたいけど選び方が分からない」
こういったご相談、大歓迎です!
プレーヤー、アンプ、スピーカーなど現在お使いの機材を教えていただければ、どこから変えるのが良さそうか一緒に考えます。
同じレコードからまだ聴いたことのない音が出てくる…!?
これがアナログの面白いところだと思います。
昨日まで何十回も聴いていたレコードなのに、
カートリッジを変えてもう一度針を落とすと、
「あれ?後ろでこんな音鳴ってた?」
なんてことが。僕も何回も経験済みです。
そうなると、また手持ちのレコードを最初から全部聴き直したくなります。
カートリッジを変えて、フォノを変えて、置き方を変えて……。
同じレコードなのに何回でも遊べる。
いや〜。沼すぎ。
それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!


