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【OTAIAUDIOノムラの音観録 #1】『Klipsch / R-60M』を聴いてみたヨ

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皆様こんにちは!OTAIAUDIOノムラです!

 

さあ、今回から新たに始まるシリーズ、『OTAIAUDIOノムラの音観録』へようこそ。

このシリーズは、23歳にしてオーディオの世界へ飛び込んできた、オタイオーディオスタッフである私ノムラがオーディオ機器を個人的見解でひたすらレビューしていくシリーズです。

定期的に更新していきますので、「この商品買いたいけどどんな音か分からないから中々買えない…」や「オーディオショップスタッフの意見が聞いてみたい!」など、様々なお悩みを持つ方へ届けば嬉しいです…!

 

さあ、早速本題に入っていきましょう!!第一回目のレビュー機器は……….

Klipsch / R-60M

です!!

実は私、自宅でR-50Mを使用しているKlipsch大好きユーザーなので、R-60Mが展示機で入ってきた時はワクワクが止まりませんでした。

普段からR-50Mを聴き込んでいる身なので、実生活をもとに分かりやすい比較かと思います!ぜひ最後まで見ていってくださいね^^

 

ではでは、まずは簡単に製品の紹介から参りましょう。

【Klipsch/R-60M】

・2025年11月1日 代理店である”ティアック株式会社”より発売開始。

・アメリカのブランド、”klipsch”のReferenceシリーズスピーカーの新製品。

・価格はペアで¥93,500(税込)

 

【大きさ比較】

▲内側がR-50M、外側がR-60M

 

まずは並べてみました。

 

あれっ…R-50Mが小さく見える……

 

そうなんです。R-60Mは、R-50Mからかなりサイズアップしており、やはりその分、音の迫力もサイズアップしているんです!!

細かく数字で見てみると納得ですね。↓

R-50M:178 × 354 × 229 mm  (幅 × 高 × 奥行)

R-60M:203 × 400 × 336 mm  (幅 × 高 × 奥行)

 

▲上から見ても…

▲横から見ても…

▲後ろから見ても…大きさの違いは歴然ですね。

 

…っと、バスレフも大きくなっている!!四角のバスレフに進化していてちょっとカッコいいですね。

 

さて、気になる音質はいかがでしょうか…!!

 

【音質比較】

R-60Mは、R-50Mでは感じることのできなかった音の広がりや臨場感を感じました。やはり、物理的に箱のサイズが大きくなったというのもあるかと思いますが、Klipschの特徴でもある”TRACTRIX HORN”という規格のホーンツイーターがR-50Mより一回り大きくなったことで、この素晴らしい臨場感やスピード感を生み出しているのでしょう。特にボーカルなんかはすごく綺麗に聴こえます。表現力がきめ細かいイメージですね。私はホーンスピーカーが大好きな人間なのでとても心地よく聴こえましたが、逆にホーンスピーカーだとキンキン聴こえてしまって苦手、という方にはあまり向いていないかもしれません…。

さて、気になる低音域についてです。R-50Mよりか些細な深みの表現力は増しているんですが、全体的な低音像で聴くと、想像していたよりドンッと前に押し出てくるような低音には感じませんでした。上品で、綺麗に出てくる中高音域を潰しすぎない、ちょうど良いチューニングが施されています。かといって、少なすぎない低音の量感、これは良い…。素敵。

 

まとめてみるとこんな感じです↓

~R-50M の音の特徴~

  • ホーン+軽量ウーファーの構成で「速くてキレがある」音。低域はR-60Mほど深くはないが、中高域の解像感とスピード感に優れる。

  • 高域が伸び、ヴァイオリンやピアノなど “高〜中域主体” のクラシックやアコースティックで、クリアで鮮やか、繊細な表現が得意。

  • 小〜中サイズの部屋(例えば 5〜6畳〜10畳前後)や、本棚スペースなど “コンパクト設置” に向いている。音場は意外と広めで、ボーカルや楽器定位も明瞭。

~R-60M の音の特徴~

  • 90°×90°の Tractrixホーンを採用したことによって高域の指向性制御が上手くなっていて、高域が『クリアで自然』かつ『遠くまで綺麗に届きやすく』なった。
  • 中域・中低域が “やや前に出る” 感じがあり、弦楽器や金管楽器、ボーカルの “アタック感” や “存在感” がある。

  • “ホームシアター寄り” や、スピーカーだけでしっかり低音を出したい人、またはある程度の部屋(広めのリビングなど)で使いたい場合には特に有利。

 

まとめ

6~10畳ほどの部屋で鳴らすのであれば『R-50M』、8~14畳ほどの部屋でガンガン鳴らしていきたいのであれば『R-60M』!!

実際に私も自宅では、6畳ほどの自室にR-50Mを設置して鳴らしていますが、十分低域も楽しめますし、定位もしっかりしていますよ。

そこまでガンガン鳴らすわけでなければR-50Mで十分良いと思いますし、将来的に広い部屋で鳴らす予定があったり、音に余裕感を持って鳴らしたいのであれば絶対にR-60Mを選択するべきだと思います!!

それぞれのお部屋の大きさ、音の好みで選び分けてくださいね。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

ブックシェルフスピーカーを10万円切る価格でお探しの方は、この二つ以外考えられないほど良いスピーカーなのではないでしょうか。

店頭にはR-50M・R-60Mともに展示機がございますので(2025年12月現在)、是非ご自身の耳で確かめにいらしてください!

 

商品ページは以下になります。どしどしお問い合わせ下さい!

Klipsch/R-50M

 

 

Klipsch/R-60M

最後までご覧いただきありがとうございました!

それでは、次回の音録観でお会いしましょう。お楽しみに…。