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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #25】レコードプレーヤーを選ぶとき、 何を見ればいい?

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #25

レコードプレーヤーを選ぶとき、何を見ればいい?

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

「さあ!レコードを聴こう!」

と思ってレコードプレーヤーを探してみると、と〜にかく種類が多い。

ベルトドライブ。ダイレクトドライブ。フォノイコライザー内蔵。フルオート。ユニバーサルトーンアーム。33回転、45回転……。

いろんな言葉が一気に出てきます汗

で、結局どこを見ればいいんだ!

と、今回はそんな疑問に答えるために、レコード初心者の方がプレーヤーを選ぶ時に優先して確認してほしいポイントを順番に整理してみます!

全部のスペックを理解する必要はありません。まず見るべきところを絞ってしまいましょう!

執筆:OTAIAUDIO 野村 陸斗

CONCLUSION

結論:「音が良さそう」より、まず「使い方」から決める。

レコードプレーヤーを選ぶ時、つい価格や見た目、音質レビューから見てしまいます。

もちろん、それも大事です。

ただ、初心者の方に最初に考えてほしいのは、

① 何につなぐ?
② どこまで自分で操作したい?
③ カートリッジ交換などを将来やりたい?
④ どこに置く?

この4つです。

自分の使い方に合っているプレーヤーが、一番使いやすいプレーヤー。

高いモデルを選べば全部解決、というわけではありません。

01
CONNECTION

最初に見るべきは「何につなぐのか」。

超大事です。

レコードプレーヤーを買っても、接続先と合っていなければそのまま音を出せない場合があります。レコードを目の前に、そんな悲しいことは嫌ですよね。

例えば、

アクティブスピーカーにつなぎたい
→ フォノイコライザー内蔵プレーヤーが簡単
PHONO入力付きアンプにつなぎたい
→ プレーヤーのPHONO出力を使用可能
外付けフォノイコを使いたい
→ PHONO出力できるプレーヤーを選ぶ

という感じです。

特に初心者の方なら、

PHONO / LINE切替対応のレコードプレーヤー

だと便利です。

最初は内蔵フォノを使い、将来外付けフォノイコライザーへ進むという使い方もできます。

02
PHONO EQUALIZER

フォノイコライザーは内蔵されている?

前回までの記事でも何度か登場していますが、初心者の方にはかなり重要なポイントです。

フォノイコライザーがプレーヤーに内蔵されていれば、

フォノイコ内蔵プレーヤー
アクティブスピーカー

という、2つで完結する非常にシンプルなシステムも作れます。

一方、プレーヤーにフォノイコがなく、アンプにもPHONO入力がない場合は、別途フォノイコライザーが必要です。

初心者なら「フォノイコ内蔵」はかなり分かりやすい選択。

03
AUTO OR MANUAL

「フルオート」か「マニュアル」か。

これは音質というより、普段どんなふうにレコードを聴きたいかに大きく関係します。

フルオート
ボタン操作でトーンアームが自動的に動き、再生が終わるとアームが元の位置へ戻って停止するタイプ。
マニュアル
自分でトーンアームを動かし、レコードへ針を降ろして再生するタイプ。

初めてレコードへ針を落とす時って、結構緊張します。

「傷つけないかな……」

「針をどこへ降ろせばいいの?」

という方には、フルオートがかなり楽です。

フルオートプレーヤー

DENON / DP-29F

12,870円(税込)

DENON DP-29F

「とにかく簡単にレコードを聴きたい!」という方なら、DENON「DP-29F」のようなフルオートプレーヤーが分かりやすいです。

レコードサイズを選んでスタートすれば、トーンアームが自動で移動して再生。

演奏が終わると自動的にアームが戻るので、毎回自分で針を上げ下げする必要がありません。

さらにフォノイコライザーも内蔵しているので、PHONO入力を持たないアンプなどにも接続しやすいです。

こんな方におすすめ→
「調整とか難しいことは置いておいて、まず気軽にレコードを聴きたい!」

DENON DP-29Fの商品ページを見る

マニュアルプレーヤー

HAKU / HTT-1100

26,800円(税込)

HAKU HTT-1100

逆に、自分でアームを動かしてレコードを再生するところまで楽しみたいなら、HAKU「HTT-1100」のようなマニュアルタイプ。

レコードをセットして、自分でトーンアームを動かし、アームリフトを使って針を降ろします。

そのぶん操作する手間はありますが、HTT-1100はカートリッジ交換、針圧調整、アンチスケーティング調整にも対応しています。

なので、

「最初は普通に聴きたい。でも慣れてきたらカートリッジ交換なども楽しみたい」

という方には、こちらの方が遊べる余地があります。

こんな方におすすめ
「レコードを自分で操作する楽しさも欲しい。後からカートリッジ交換もしてみたい!」

HAKU HTT-1100の商品ページを見る

ざっくり選ぶなら…↓

操作をできるだけ簡単にしたい
→ DENON DP-29F
自分で操作して、後からカスタマイズも楽しみたい
→ HAKU HTT-1100

フルオートだから初心者向け、マニュアルだから上級者向け、というわけではありません!

どちらが上ではなく、レコードを「どう楽しみたいか」で選ぶ。

ここを基準にすると、かなり選びやすくなると思います!

04
DRIVE SYSTEM

ベルトドライブ?ダイレクトドライブ?

ここもよく聞かれます。

ベルトドライブ
モーターとプラッターをベルトでつないで回転させる方式。
ダイレクトドライブ
モーターでプラッターを直接回転させる方式。

ベルトドライブはモーターの振動をプレーヤー部へ伝えにくくしやすいという考え方があります。

ダイレクトドライブは高い回転安定性や立ち上がりの速さなどが魅力です。

ただし、

「ベルトだから高音質」
「ダイレクトだから高音質」

と単純には決まりません。

方式そのものより、プレーヤー全体がどう設計されているかを見る方が大事です。

 

こちらも以前「ベルトドライブとダイレクトドライブ、何が違う?」というブログを執筆しているのでこちらも是非ご覧ください!

【OTAIAUDIOリクトの音観録 #16】ベルトドライブとダイレクトドライブ、何が違う?

05
CARTRIDGE

カートリッジは最初から付いている?

ここも忘れず確認しましょう。

プレーヤーによって、

・カートリッジ装着済み
・カートリッジ付属だが自分で取り付け
・カートリッジ別売

という違いがあります。

初心者なら、最初から装着・調整されているものがかなり簡単です。

逆に自分でカートリッジを選びたいなら、別売モデルも面白くなってきます。

06
UPGRADE

将来カートリッジを交換できる?

これは長く使うならチェックしておきたいところです。

入門プレーヤーの中には、カートリッジが固定されていて自由に交換できないモデルもあります。

それ自体が悪いわけではありません。

シンプルに使うなら、むしろ扱いやすいです。

ただ、

将来カートリッジを交換して音の違いを楽しみたいなら、「交換可能か」は確認しておきたい。

特に最近の記事を読んで「MMとMCを試してみたい!」と思っている方は要チェックです…!

07
TONEARM

トーンアームも見ておくと、後々の楽しみが変わる。

これから始める!という段階で細かいアーム設計まで理解する必要はまずはありませんが、

先んじて確認しておくなら、

✓ カートリッジ交換可能?
✓ ヘッドシェル交換可能?
✓ 針圧調整可能?
✓ アンチスケーティング調整可能?

くらいでOKです。

特にユニバーサルタイプのヘッドシェルを交換できるプレーヤーなら、

カートリッジをヘッドシェルごと何種類か用意して交換する、

なんて楽しみ方もしやすくなります。

08
ROTATION SPEED

33回転・45回転。何回転に対応している?

一般的なレコード再生なら、

33 1/3 rpm
LPなどでよく使われる
45 rpm
7インチや一部の盤などで使用

の2つに対応していればかなり幅広く楽しめます。

古いSP盤などを再生したい場合は78回転対応モデルもありますが、普通のLPや7インチを聴くのであれば必須ではありません。

09
BLUETOOTH

Bluetoothは必要?

これは完全に使い方次第です。

Bluetooth出力対応プレーヤーなら、対応スピーカーやヘッドホンへワイヤレスで音を送れるモデルがあります。

こんな方には便利
・ケーブルをなるべく減らしたい
・すでにBluetoothスピーカーを持っている
・気軽さを優先したい

一方で有線接続を前提にするなら、Bluetoothはなくても問題ありません。

「付いているから高性能」という機能ではなく、自分が使うかどうかで判断しましょう。

10
USB

USB端子も「必要な人だけ」でOK。

USB出力に対応したプレーヤーの中には、レコードの音をPCへ取り込めるモデルがあります。

例えば、

・レコードをデジタル化したい
・PCへ録音したい
・古いレコードを保存しておきたい

という方には便利です。

ただ「普通にレコードを聴きたい」だけなら、USBはなくても大丈夫です。

11
SIZE & INSTALLATION

意外と大事。サイズと置き場所。

スペックばかり見ていると忘れやすいですが、これ結構重要です。

レコードプレーヤーは、思っているより大きいモデルもあります。

さらにダストカバーを開くなら、上方向や後ろ側にもスペースが必要になる場合があります。

✓ 横幅
✓ 奥行き
✓ ダストカバーを開いた時の高さ
✓ ケーブルを接続する後方スペース

購入前に確認しておきましょう。

そして置く場所は、

できるだけ水平で、グラグラしない安定した場所。

これが基本です。

12

スピーカー内蔵プレーヤーはダメなの?

これも初心者の方からよく出る疑問です。

スピーカー内蔵プレーヤーには、

・これ一台で音を出せる
・接続が非常に簡単
・省スペース

というメリットがあります。

なので「まずレコードを鳴らしてみたい」という目的なら一つの選択肢です。

ただし、音質や将来のアップグレードまで楽しみたいなら、

プレーヤーとスピーカーを
分けて選ぶ方が発展させやすい。

ここは「どこまでやりたいか」で決めましょう。

13
PRICE

値段が違うと、何が変わる?

もちろん製品によって違いますが、価格が上がってくると、

・回転の安定性
・モーターや電源の設計
・プラッターの重量や構造
・トーンアームの精度
・振動対策
・調整できる範囲

などにコストをかけたモデルが増えてきます。

ただし高価になるほど、便利機能が増えるとは限りません。

逆に本格的なHi-Fiプレーヤーほど、

「全部自分で操作してください」

というマニュアル機だったりします笑

価格と使いやすさは、必ずしも比例しません。

14
DON’T OVERTHINK

初心者なら、最初から気にしすぎなくてもいいこと。

逆に、最初から深く考えすぎなくてもいい部分もあります。

高級カートリッジとの細かな相性
MCカートリッジへの対応
高級外付けフォノイコとの組み合わせ
高級ケーブル
細かなアクセサリー類

この辺は後からでも大丈夫です。

まずレコードを聴いてから考えましょう。

CHECK LIST

これだけ見ればOK!購入前チェックリスト

□ 何につなぐ?
□ フォノイコライザーは内蔵?
□ PHONO / LINE切替はできる?
□ フルオート?マニュアル?
□ カートリッジは付属?
□ カートリッジ交換は可能?
□ 33 / 45回転に対応?
□ BluetoothやUSBは本当に使う?
□ 設置スペースに収まる?

このあたりを確認すれば、候補はかなり絞れると思います。

タイプ別に選ぶなら、こんな感じ。

TYPE 01
とにかく簡単に始めたい
フォノイコ内蔵+カートリッジ装着済み+フルオート
TYPE 02
簡単に始めたいけど、後から遊びたい
フォノイコ内蔵+PHONO / LINE切替+カートリッジ交換可能
TYPE 03
最初から本格的にやりたい
カートリッジ交換可能+各種調整可能+外付けフォノなどへ発展しやすいモデル

そして、最後はこれも結構大事。

スペックを全部比べて、機能も比較して、価格も比較して、さあ2台まで絞った…。

どっちにしよう……。

そんな時は、

見た目で選ぶ!!!

これです。

レコードプレーヤーって、使っていない時間も部屋に置かれている機材です。一種の家具ですよね。毎日目に入ります。

「これでレコード聴きてえ〜!」と思えるプレーヤーを選ぶ!

それも、立派な選び方です!!

SUMMARY

まとめ:全部のスペックを見る必要はありません。

レコードプレーヤー選びで初心者の方にまず見てほしいのは、

① 接続方法
② フォノイコライザーの有無
③ オート / マニュアル
④ カートリッジの付属・交換可否
⑤ 対応回転数
⑥ サイズと置き場所

この辺りです。

そして何より、

自分がどうやってレコードを楽しみたいか。

ここから逆算すると選びやすくなります。

最初は簡単に使いたいなら、簡単なモデル。

将来カートリッジ交換をしたいなら、拡張できるモデル。

外付けフォノまで遊びたいならPHONO出力できるモデル。

正解は一台ではありません。

「候補が多すぎて分からない!」でも大丈夫です!

例えば、

「予算3万円くらい」

「今持っているスピーカーにつなぎたい」

「針を自分で落とすのはちょっと怖い」

「将来カートリッジ交換したい」

「見た目が良いやつが欲しい」

これくらいの情報で大丈夫です。用途、予算、現在持っている機材を教えていただければ、必要な機能を整理しながらご案内します!

OTAI AUDIOに相談する

スペック表を全部理解してから買わなくても大丈夫。

初めてだと分からない言葉がたくさん出てきます。

でも最初は、

「このスピーカーにつながる?」

「簡単に使える?」

「あとから遊べる?」

くらいから考えればOKです。

あとは好きなレコードを買って、針を落としてみる。これが一生の思い出になるんです…!

そこから分からないことが出てきたら、その時また調べればいいんです!なんならオタイオーディオまでお聞きいただければ!

それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!

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