2chから4chに変えたとき、プレイの幅が爆発的に広がる人もいれば、「結局2chしか使ってなくて後悔…」という人も少なくありません。
今回は「4chって本当に必要?」という疑問に、オタレコ目線でお答えします!
14chは「全員必須」じゃない

4ch DJコントローラーは、すべてのDJにとって必須ではありません。
「価格が高い上位機種だから、とりあえず買っておけば間違いない」という理由で選ぶと、せっかく増えた機能を全く使わず、価格差やサイズの大きさがただのデメリットになってしまうことがあります。
まずは、「今の自分にはどちらが合っているか」をチェックしてみてください。
| あなたの状況・目的 |
おすすめの選択 |
| これからDJを始める(未経験) |
まずは 2ch で基礎固めで十分 |
| とりあえず2曲ミックスを練習したい |
2ch で十分 |
| 予算や置き場所をなるべく抑えたい |
コンパクトな 2ch を優先しましょう |
| 2chを使っていて物足りなくなってきた |
4ch へステップアップする価値あり |
| アカペラ、ループ、Stemsを駆使したい |
4ch がおすすめ |
| 現場(クラブ)に近い感覚で練習したい |
現場仕様に近い 4ch がおすすめ |
2曲を自然につなぐ基礎練習であれば、2chで十分に学べます。
3/4デッキを駆使したプレイや最新機能を使ったり、現場を見据えた環境作りが目的なら、4chを選ぶ価値は大いにあります。
24chとは?2chと何が違うのか超わかりやすく解説

そもそも「4ch(4チャンネル)」とは何を指しているのでしょうか?
ここで言う4chとは、「DJソフト上にある4つのデッキ(曲を再生する場所)の音を、コントローラー上でそれぞれ独立して操作できること」を指します。
具体的には、チャンネルフェーダー(縦の音量フェーダー)や、EQ(音質調整つまみ)が「4列」並んでいる状態です。
機材によっては、左右の丸いジョグダイヤルは2つでも、切り替えボタンを押すことで「1デッキ/3デッキ」「2デッキ/4デッキ」を瞬時に切り替えて操作できるようになっています。
32ch vs 4ch 比較表|一目でわかる決定的な違い

4chだからといって「常に4曲を同時にガンガン流し続ける」わけではありません。
実際には「メイン2曲 + 追加素材(アカペラ等)2つ」という使い方が多いです。
| 比較項目 |
2ch モデル |
4ch モデル |
| 基本用途 |
2曲のミックス |
2曲 + 追加素材のミックス |
| 向いている人 |
初心者、基礎練習、予算重視 |
中・上級者、表現を広げたい人 |
| 操作の難易度 |
シンプルで迷いにくい |
複雑だが、自由度が圧倒的に高い |
| できること |
2デッキでのミックス |
3/4デッキ、アカペラ、Stemsの独立操作 |
| 価格・サイズ |
安価・コンパクト |
高価・大きくて重め |
44chでしかできない“ワクワクするプレイ”
「じゃあ、具体的に4chがあると何が楽しくなるの?」
スペックの話ばかりではピンとこないと思いますので、実際のプレイで4chがどう活きるのか、使用シーンをご紹介します。
01アカペラを重ねて、現場ならではの「マッシュアップ」を生み出す
4chがあれば、1ch, 2chでベースとなるインスト(歌なし)のトラックをミックスしつつ、3chで準備しておいた有名曲のアカペラ(ボーカルのみ)をテンポを合わせて投下できます。
2chだと操作が忙しくなりがちですが、「あの曲のビートに、この曲の歌が乗るの!?」という、フロアが一番沸くサプライズをその場で生み出すことができます。
02クラブ標準の「現場仕様」に慣れて、本番も焦らず安心
クラブのDJブースには、DJM-A9のような4chミキサーと、CDJ-3000Xが複数台並んでいる環境が標準的です。
2chのレイアウトにしか慣れていないと、いざ現場のブースに立った時に「どのフェーダーを触ればいいのか」「どこを見ればいいのか」と視覚的な情報量の多さに圧倒されて、本来のプレイができなくなる人が少なくありません。
普段から4chのレイアウトで練習しておくことは、現場でのプレッシャーを跳ね返す自信になります。

03ドラムループを裏で走らせて、フロアのノリを止めない
曲と曲を繋ぐ時、どちらの曲にもキック(ドン・ドンという低音)がなくなる「ブレイク」のタイミングが被ってしまうと、フロアの熱がスッと冷めてしまうことがあります。
そんな時、4chに定番のドラムループやパーカッションの音をループ再生で「常に走らせておく」のです。
メインの曲からビートが消えても、裏でリズムが鳴り続けているため、お客さんを踊らせたまま次の展開へ持っていくことができます。
04「次の次の曲」を考えて、心の余裕が生まれる
2chでDJをしていると、「今流れている曲」と「次に流す曲」で手一杯になります。ミックスが終わった瞬間に「急いで次の曲を探してロードしなきゃ!」と常に時間に追われることになります。
4chの場合、次の曲の準備をした後に、3chに「その次に流す曲」をロードしてCUE(再生開始位置)までスタンバイしておくことができます。
時間と心に圧倒的な余裕が生まれるため、フロアのお客さんの顔を見たり、さらに先の展開を考えながらDJができるようになります。

5正直、2chで十分な人はこんな人です
以下に当てはまる方は、正直2chで十分です。
無理して高いお金を払う必要はありません。
- ✓
DJを始めたばかりで、2曲を自然に繋ぐ基礎を練習したい人
- ✓
予算やデスクのスペースを最小限に抑えたい人
- ✓
3/4デッキを使うビジョンが今のところない人
基本は「EQを操作する」「CUEを取る」「テンポを合わせる」ことです。
つまみが多い4ch機材で混乱するより、シンプルな2ch機材で基礎を徹底的に体に染み込ませる方が、後々上達できると思います。

64ch買う前に絶対確認すべき注意点
「よし、4chを買おう!」と決めた方にお願いです。
決して安い買い物ではないからこそ、購入前に以下を確認してください。
1
対応DJソフト:rekordbox、Serato DJ Proなど、自分の使いたいソフトで動くか。
2
アンロック条件:機材を繋げばソフトが無料で使えるのか、別途サブスク契約が必要か。
3
PCスペック:4chフル稼働やStems機能は、パソコンに高い処理能力を求めます。
4
スマホ・タブレット対応の落とし穴:「スマホ対応」と書かれていても、アプリの仕様上、スマホでは2デッキ分しか操作できない場合があるかも。
5
サイズと重量:「届いたら机に乗らなかった」は意外とよくある盲点です。必ずメジャーで測りましょう。
6
入出力端子:現場のシステムや自宅のスピーカーに合った端子(XLRやRCAなど)があるか。
7
返品・保証期間:高額商品だからこそ、万が一の初期不良時の保証体制を確認しておきましょう。
【結局、4chを買って後悔するのはどんな人?】
ズバリ、「何に使うか目的がないままスペックだけで買ってしまった人」です。
自分のプレイスタイルに合っていないオーバースペックな機材は、結局モチベーション低下や挫折の原因になります。
8本当に失敗しない機材の選び方
「あなたがどんなDJになりたいのか」から逆算して選ぶのが一番の近道です。
少しでも「自分一人では決めきれない」と思ったら、迷っている段階で構いませんので、私たちにご相談ください。
あなたの用途や環境をヒアリングした上で、ベストな1台を一緒に探します。

9結局、どちらを選ぶべきか?
「4chは、2chより必ずしも優れた機材というわけではない」ということをお忘れなく!
2曲をしっかりつなぐ基礎練習が目的なら 2ch。
3/4デッキを使った複雑なミックスやStemsを使ったプレイ、そして現場でのプレイを見据えるなら 4ch を選びましょう。
自分に合った機材を手に入れて、最高に楽しいDJライフをスタートさせましょう!