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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #10】アース線で音は変わるの?レコード再生のノイズと音質の関係を解説

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #10

アース線で音は変わるの?レコード再生のノイズと音質の関係を解説

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!

レコードプレーヤーを使っているとよく出てくる「アース線」という存在。

「これって繋がないとダメなの?」「音が良くなるの?」「ブーンっていうノイズはこれが原因?」と、初心者の方からもよくご相談いただきます。

そんな「アース線」について今回はのんびりと解説していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!

執筆:OTAIAUDIO 野村陸斗

結論から言うと、アース線は直接的に音を派手に良くするパーツというより、
余計なノイズを減らして、本来の音を聴きやすくするための大事な接続です。
特にレコード再生で「ブーン」という低いノイズが出る場合、アース線が関係していることがあります。

実際、アース線で“音が変わる”ことはあります。

ただし、ここで言う「音が変わる」は、ケーブルを変えたときのように音色が大きく変化するというより、ノイズが減って、音楽が聴きやすくなるという意味に近いです。

レコードプレーヤーは、カートリッジが拾ったとても小さな信号をアンプへ送っています。その信号はかなり繊細なので、ちょっとしたノイズの影響を受けやすいです。

そこでアース線を正しく接続すると、余計な電気的ノイズが逃げやすくなり、結果としてブーンというハムノイズが減ったり、背景が静かに感じられたりすることがあります。

この記事でわかること

01
GROUND WIRE

アース線ってそもそも何?

余計なノイズを逃がすための線

アース線とは、簡単に言うと余計な電気的ノイズを逃がすための線です。

レコードプレーヤーでは、RCAケーブルとは別に細い線が出ていることがあります。これがアース線です。アンプやフォノイコライザー側にあるGNDSIGNAL GNDと書かれた端子に接続して使います。

アース線をつなぐことで、プレーヤーとアンプ側の基準をそろえやすくなり、ハムノイズなどの発生を抑えられる場合があります。

アース線は、音を派手に変えるためではなく、ノイズを減らして本来の音を聴きやすくするためのものです。

02
WHY IMPORTANT

なぜレコード再生でアースが大事なのか

レコードの信号はとても小さい

レコードプレーヤーのカートリッジが拾う信号は、CDプレーヤーやスマホなどの出力に比べるとかなり小さいです。

その小さな信号を、フォノイコライザーやアンプで大きくしてスピーカーから鳴らします。つまり、信号を大きくする過程で、ノイズも一緒に目立ちやすくなるということです。

特にレコード再生でよくあるのが、音楽の裏で「ブーン」という低い音が鳴るハムノイズです。これはアース線の接続で改善することがあります。

レコード再生は繊細な信号を扱うため、アースの取り方が音の聴こえ方に影響することがあります。

03
HUM NOISE

アース線で改善しやすいノイズ

代表的なのは“ブーン”という低い音

アース線の影響がわかりやすいのは、レコードを再生していない状態でもスピーカーから低く「ブーン」という音が出ている場合です。

これがいわゆるハムノイズです。音量を上げると目立ったり、プレーヤーに触るとノイズの出方が変わったりすることもあります。

もちろん、すべてのノイズがアース線だけで解決するわけではありません。電源環境、ケーブルの取り回し、フォノイコライザー、カートリッジ、周辺機器の影響もあります。

改善しやすい例

ブーンという低いノイズ、接続時のハムノイズ、プレーヤー周辺のノイズ感。

別原因の可能性がある例

プチプチ音、盤の傷、静電気、針先の汚れ、スピーカーやアンプ由来のノイズ。

アース線は特に“ブーン”というハムノイズ対策で重要です。プチプチ音は盤や針の状態が原因のことも多いです。

04
SOUND CHANGE

アース線で音が変わったように感じる理由

ノイズが減ると、音楽が前に出てくる!?

アース線を正しく接続してノイズが減ると、音が変わったように感じることがあります。

これは、アース線そのものが音色を派手に変えているというより、背景のノイズが減ることで、ボーカルや楽器の細かい部分が聴き取りやすくなるからです。

例えば、今まで少し濁って聴こえていた低域がすっきりしたり、音の余韻が見えやすくなったり、静かな部分での空気感が感じやすくなったりします。

アース線で音が良くなるというより、ノイズが減って“本来の音が見えやすくなる”と考えるとわかりやすいです。

05
HOW TO CONNECT

アース線の基本的なつなぎ方

GND端子にしっかり接続する

基本的には、レコードプレーヤーから出ているアース線を、アンプやフォノイコライザーのGND端子に接続します。

端子はネジ式になっていることが多いので、ネジを少し緩めて、アース線の先端を挟み、しっかり固定します。

このとき、RCAケーブルも正しく接続しましょう。アース線だけでなく、RCAケーブルの接触不良でもノイズが出ることがあります。

基本の接続

プレーヤーのアース線 → アンプまたはフォノイコライザーのGND端子へ。

チェックポイント

アース線が緩んでいないか、RCAケーブルがしっかり刺さっているか確認します。

アース線は、ただ触れているだけではなく、しっかり固定されていることが大切です。

注意:家庭のコンセントや電源まわりのアース工事、電源ケーブルの改造は危険を伴います。電気工事に関わる内容は、必ず専門業者や有資格者に相談してください。

06
NOISE CHECK

それでもノイズが出る時にチェックしたいこと

原因はアース線だけとは限りません

アース線をつないでもノイズが残る場合、原因は他にあるかもしれません。

ケーブルの接触

RCAケーブルがしっかり刺さっているか、断線や接触不良がないか確認します。

アースループ

複数機器でアース経路が重複すると「アースループ」が発生し、ブーンというハムノイズの原因になることがあります。

カートリッジ周り

ヘッドシェルの接点、リード線、カートリッジの取り付け状態も確認したいポイントです。

フォノイコライザー

フォノイコライザーやアンプ側の入力設定が合っているかもチェックしましょう。

アース線で音は変わる?まとめ

アース線は、音を劇的に変える魔法の線ではありません。

ですが、レコード再生ではとても小さな信号を扱うため、アース線の接続状態によってノイズの出方が変わることがあります。そしてノイズが減ることで、結果として音がすっきりした静かになった音楽に集中しやすくなったと感じることがあります。

アース線の役割

余計なノイズを逃がし、ハムノイズを抑えやすくする。

音への影響

ノイズが減ることで、本来の音が聴き取りやすくなる。

アース線は地味ですが、レコードを気持ちよく聴くためにはかなり大事な存在です!

LAST
OTAI AUDIO COMMENT

レコードのノイズ対策は、焦らず一つずつ確認しましょう

レコード再生は、デジタル再生に比べると少し手間があります。

でもその分、接続やセッティングを少し整えるだけで、聴こえ方が変わる楽しさがあります。アース線もそのひとつです。

もし「ブーン」というノイズが気になる場合は、まずアース線の接続、RCAケーブルの差し込み、電源ケーブルとの距離などを確認してみてください。

アナログの音は、ちょっとした接続や調整で気持ちよくなることがあります。困った時は、ぜひオタイオーディオまでご相談ください!

お問い合わせもどしどしお待ちしておりますので、下記URLからお気軽にどうぞ!!
https://www.otaiweb.com/audio/form/audio.html

最後までご精読ありがとうございました!