でも実は、その“面倒”に見える動作のひとつひとつが、音楽と向き合う時間を作ってくれます。
今回は、初心者の方にも伝えたい「レコードが不便なのに愛され続ける理由」を、私目線でお話しします。
レコードは“音楽を聴く道具”というより、“音楽と向き合う時間”を作る道具。
サブスクはとても便利です。聴きたい曲を検索すれば、すぐに再生できます。
スキップも簡単。プレイリストも自動で作ってくれます。
でも、便利すぎるからこそ、音楽が少しだけ“流れていくもの”になってしまうこともあります。
気づいたらBGMになっていて、曲名もアーティスト名もあまり覚えていない。
そんな聴き方も、今の時代には珍しくありません。
一方でレコードは、再生するまでに少し手間がかかります。
その手間があるからこそ、音楽を再生する前に自然と気持ちが切り替わります。
“ながら聴き”ではなく、“ちゃんと聴く”ためのスイッチが入るのです。
もくじ
02:針を落とす瞬間に、少しだけ緊張する
03:A面/B面をひっくり返すことで、音楽に区切りが生まれる
04:ノイズも含めて“体験”になる
05:初心者におすすめしたいプレーヤー
盤を取り出す時間が、音楽の始まりになる
レコードを聴くとき、まずジャケットを手に取ります。
棚から1枚を選び、ジャケットを眺め、スリーブから盤を取り出す。
この一連の動作は、デジタル再生にはあまりない時間です。
しかもレコードジャケットは大きいので、アートワークや文字情報が自然と目に入ります。
どんなミュージシャンが参加しているのか、どんな曲順なのか、どんな空気感の作品なのか。
音が鳴る前から、そのアルバムの世界に少しずつ入っていけます。
レコードは、再生する前から“音楽を聴く時間”が始まっています。
針を落とす瞬間に、少しだけ緊張する
レコードでいちばん象徴的なのが、針を落とす動作です。
トーンアームを持ち上げて、盤の外周にそっと針を下ろす。
慣れてくると自然にできるようになりますが、最初は少し緊張するかもしれません。
でも、その緊張感がいいんですよね。
スマホのタップとは違って、自分の手で音楽を始めている感覚があります。
針が溝を拾い、スピーカーから音が鳴り出す瞬間には、独特のうれしさがあります。
ちなみに、僕もたまにこういう楽しみ方をするんですが、ふらっと中古レコード屋さんへ足を運び、ジャケットの雰囲気やタイトルだけを見て買うんです。試聴もしません。
中古なのでたかが数百円。(物によりますが…。)針を落とすまでどんな曲なのか、どんな音が出てくるのか、というドキドキ感を楽しむんです。その曲が個人的に良くも悪くも記憶にしっかり残るので、とても良い試聴体験だなぁと思います。
ついこの間もヤバイ盤を見つけまして…ぜひ紹介させてください。↓↓↓
・BILL WITHERS / Just The Two Of Us 2001 (Around The Remix)
・TONY THOMPSON / I Wanna Love Like That 2001(Between The Sheets Remix)
の2曲が収録されたこの盤。今回はタイトルのみ見て買いましたが…これはたまげましたね。
Just The Two Of Us、それはそれはもう最高のRemixで、I Wanna Love Like Thatに関しては声があがりました。
僕の大好きなBetween The Sheetsのメロディーがマッシュアップされており、聴き心地が最高です。
どんな曲か気になる方は、是非店頭に聴きに来てくださいね~~^^
A面/B面をひっくり返すことで、音楽に区切りが生まれる
レコードは片面が終わると、自分でひっくり返す必要があります。
これも、便利さだけで見れば面倒です。
でもこの区切りがあることで、アルバムの流れを自然に意識するようになります。
A面の最後が終わったあと、少しだけ余韻が残る。
そしてB面にひっくり返して、また音楽が始まる。
その時間が、作品全体を味わうための“間”になります。
レコードは、1曲単位ではなく、アルバム単位で音楽を楽しみやすい媒体ですね!
ノイズも含めて“体験”になる
レコードには、チリチリ、プチッ、といったノイズが入ることがあります。
このノイズの正体は、大抵はレコード盤や針先についているホコリだったりします。
こういったの事も、デジタル音源に慣れていると最初は気になるかもしれません。
でも、不思議なことに、そのノイズが音楽の邪魔ではなく、空気感として感じられる瞬間があります。
部屋の灯り、スピーカーから出る音、盤が回る様子、針が溝をなぞる音。
それらが全部まとまって、ひとつの音楽試聴体験になります。
レコードの魅力は、音質だけではなく、その場の空気ごと楽しめるところにあるんです。
不便なのに、なぜか戻れなくなる。レコードの魔力
レコードは、タイパで考えたら決して優秀ではありません。
曲を探すのも、再生するのも、片付けるのも、サブスクの方が圧倒的に早いです。
でも、だからこそレコードには価値があります。
速くないから、急がなくていい。
便利すぎないから、音楽に集中できる。
自分の手を使うから、聴いた記憶が残りやすい。
そんな体験をぜひ、皆さんには感じて頂きたいッッ!!
“音楽を聴く”だけではなく、“音楽と向き合う”。それがレコードのいちばん大きな魅力です!
これから始めるなら、どんなレコードプレーヤーがいい?
レコードの面白さをしっかり味わうなら、プレーヤー選びも大切です。
ただし、最初から難しく考えすぎる必要はありません。
まずは「自分がどう楽しみたいか」で選ぶのがおすすめです。
Technics / SL-1500C
しっかりとした作りで、長く使えるレコードプレーヤーを選びたい方におすすめです。
本格的にレコードを楽しみたい方、音質にもこだわりたい方に向いています。
迷ったら候補に入れたい、安心感のある1台です。
handytraxx
堅苦しくなく、まずはレコードの楽しさを気軽に味わいたい方におすすめです。
部屋で楽しむのはもちろん、レコードをもっと身近なものとして楽しみたい方にぴったりです。
“レコードって楽しい”を直感的に感じやすいプレーヤーです。
エントリー向けレコードプレーヤー
まずは予算を抑えて始めたい方には、エントリー向けモデルもおすすめです。
最初の1台は、難しいスペックよりも「扱いやすい」「置きやすい」「続けやすい」を重視すると選びやすくなります。
レコード生活の入口として、無理なく始めやすい選択肢です。
お問い合わせもどしどしお待ちしておりますので、下記URLからお気軽にどうぞ!!
https://www.otaiweb.com/audio/form/audio.html
最後までご精読ありがとうございました!


