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【OTAIAUDIOリクトの音観録 #7】レコードはタイパ最悪。でも最高!!

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OTAIAUDIOリクトの音観録 #7

レコードはタイパ最悪。でも最高!!

皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
音楽ストリーミングサービスが普及した現代で、スマホなら数秒で聴ける時代に、なぜわざわざレコードを取り出して、針を落として、A面とB面をひっくり返すのでしょうか。
正直、レコードは便利ではありません。むしろかなり面倒ですよね。
でも、その面倒くささこそが、レコードを”特別なもの”にしているのかもしれません。

執筆:OTAI AUDIO 野村陸斗
レコードを始める前に、多くの方が気になるのが「面倒そう」という部分です。
でも実は、その“面倒”に見える動作のひとつひとつが、音楽と向き合う時間を作ってくれます。
今回は、初心者の方にも伝えたい「レコードが不便なのに愛され続ける理由」を、私目線でお話しします。

レコードは“音楽を聴く道具”というより、“音楽と向き合う時間”を作る道具。

サブスクはとても便利です。聴きたい曲を検索すれば、すぐに再生できます。
スキップも簡単。プレイリストも自動で作ってくれます。

でも、便利すぎるからこそ、音楽が少しだけ“流れていくもの”になってしまうこともあります。
気づいたらBGMになっていて、曲名もアーティスト名もあまり覚えていない。
そんな聴き方も、今の時代には珍しくありません。

一方でレコードは、再生するまでに少し手間がかかります。
その手間があるからこそ、音楽を再生する前に自然と気持ちが切り替わります。
“ながら聴き”ではなく、“ちゃんと聴く”ためのスイッチが入るのです。

もくじ

01
TAKE OUT THE RECORD

盤を取り出す時間が、音楽の始まりになる

ジャケットを手に取るところから、もう始まっている!!

レコードを聴くとき、まずジャケットを手に取ります。
棚から1枚を選び、ジャケットを眺め、スリーブから盤を取り出す。
この一連の動作は、デジタル再生にはあまりない時間です。

しかもレコードジャケットは大きいので、アートワークや文字情報が自然と目に入ります。
どんなミュージシャンが参加しているのか、どんな曲順なのか、どんな空気感の作品なのか。
音が鳴る前から、そのアルバムの世界に少しずつ入っていけます。

レコードは、再生する前から“音楽を聴く時間”が始まっています。

02
DROP THE NEEDLE

針を落とす瞬間に、少しだけ緊張する

この“ひと手間”が、音楽を特別にする

レコードでいちばん象徴的なのが、針を落とす動作です。
トーンアームを持ち上げて、盤の外周にそっと針を下ろす。
慣れてくると自然にできるようになりますが、最初は少し緊張するかもしれません。

でも、その緊張感がいいんですよね。
スマホのタップとは違って、自分の手で音楽を始めている感覚があります。
針が溝を拾い、スピーカーから音が鳴り出す瞬間には、独特のうれしさがあります。

 

ちなみに、僕もたまにこういう楽しみ方をするんですが、ふらっと中古レコード屋さんへ足を運び、ジャケットの雰囲気やタイトルだけを見て買うんです。試聴もしません。

中古なのでたかが数百円。(物によりますが…。)針を落とすまでどんな曲なのか、どんな音が出てくるのか、というドキドキ感を楽しむんです。その曲が個人的に良くも悪くも記憶にしっかり残るので、とても良い試聴体験だなぁと思います。

ついこの間もヤバイ盤を見つけまして…ぜひ紹介させてください。↓↓↓

・BILL WITHERS / Just The Two Of Us 2001 (Around The Remix)

・TONY THOMPSON / I Wanna Love Like That 2001(Between The Sheets Remix)

の2曲が収録されたこの盤。今回はタイトルのみ見て買いましたが…これはたまげましたね。

 

Just The Two Of Us、それはそれはもう最高のRemixで、I Wanna Love Like Thatに関しては声があがりました。

僕の大好きなBetween The Sheetsのメロディーがマッシュアップされており、聴き心地が最高です。

どんな曲か気になる方は、是非店頭に聴きに来てくださいね~~^^

03
SIDE A / SIDE B

A面/B面をひっくり返すことで、音楽に区切りが生まれる

アルバムを“流れ”で聴ける

レコードは片面が終わると、自分でひっくり返す必要があります。
これも、便利さだけで見れば面倒です。
でもこの区切りがあることで、アルバムの流れを自然に意識するようになります。

A面の最後が終わったあと、少しだけ余韻が残る。
そしてB面にひっくり返して、また音楽が始まる。
その時間が、作品全体を味わうための“間”になります。

レコードは、1曲単位ではなく、アルバム単位で音楽を楽しみやすい媒体ですね!

04
NOISE IS EXPERIENCE

ノイズも含めて“体験”になる

完璧じゃないから、記憶に残る

レコードには、チリチリ、プチッ、といったノイズが入ることがあります。

このノイズの正体は、大抵はレコード盤や針先についているホコリだったりします。
こういったの事も、デジタル音源に慣れていると最初は気になるかもしれません。

でも、不思議なことに、そのノイズが音楽の邪魔ではなく、空気感として感じられる瞬間があります。
部屋の灯り、スピーカーから出る音、盤が回る様子、針が溝をなぞる音。
それらが全部まとまって、ひとつの音楽試聴体験になります。

レコードの魅力は、音質だけではなく、その場の空気ごと楽しめるところにあるんです。

不便なのに、なぜか戻れなくなる。レコードの魔力

レコードは、タイパで考えたら決して優秀ではありません。
曲を探すのも、再生するのも、片付けるのも、サブスクの方が圧倒的に早いです。

でも、だからこそレコードには価値があります。
速くないから、急がなくていい。
便利すぎないから、音楽に集中できる。
自分の手を使うから、聴いた記憶が残りやすい。

そんな体験をぜひ、皆さんには感じて頂きたいッッ!!

“音楽を聴く”だけではなく、“音楽と向き合う”。それがレコードのいちばん大きな魅力です!

これから始めるなら、どんなレコードプレーヤーがいい?

レコードの面白さをしっかり味わうなら、プレーヤー選びも大切です。
ただし、最初から難しく考えすぎる必要はありません。
まずは「自分がどう楽しみたいか」で選ぶのがおすすめです。

本格派におすすめ

Technics / SL-1500C

しっかりとした作りで、長く使えるレコードプレーヤーを選びたい方におすすめです。
本格的にレコードを楽しみたい方、音質にもこだわりたい方に向いています。

迷ったら候補に入れたい、安心感のある1台です。

気軽に楽しみたい方へ

handytraxx

堅苦しくなく、まずはレコードの楽しさを気軽に味わいたい方におすすめです。
部屋で楽しむのはもちろん、レコードをもっと身近なものとして楽しみたい方にぴったりです。

“レコードって楽しい”を直感的に感じやすいプレーヤーです。

初心者におすすめ

エントリー向けレコードプレーヤー

まずは予算を抑えて始めたい方には、エントリー向けモデルもおすすめです。
最初の1台は、難しいスペックよりも「扱いやすい」「置きやすい」「続けやすい」を重視すると選びやすくなります。

レコード生活の入口として、無理なく始めやすい選択肢です。

LAST
OTAI AUDIO COMMENT

面倒だからこそ、レコードは記憶に残る

レコードは、便利な時代に逆行しているように見えるかもしれません。
でも、音楽をもっと大事に聴きたい方にとっては、この不便さがむしろ魅力になります。

盤を取り出す。針を落とす。A面とB面をひっくり返す。
ノイズも含めて楽しむ。
そのすべてが、音楽を“体験”に変えてくれます。

レコードは、タイパ最悪。でも最高。
一度ハマると、なぜか戻れなくなる。そんな魔力があります。

皆さんもぜひ、レコードを聴く楽しさを体験してくださいね!

お問い合わせもどしどしお待ちしておりますので、下記URLからお気軽にどうぞ!!

https://www.otaiweb.com/audio/form/audio.html

 

最後までご精読ありがとうございました!