【コンパクトなのに低域までしっかり】ARC音場補正で部屋の鳴りまで整える「iLoud MTM MKII」をご紹介!

こんにちは!オタレコの白石です!

自宅で音楽制作をしていると、機材の性能以上に悩まされるのが「部屋の音」だったりします。

スピーカー自体は良いはずなのに、なぜか低音が膨らんで聴こえたり、逆にキックやベースの量感が掴みにくかったり。
さらに、日本のデスク環境では大きなモニタースピーカーを置くスペースもなかなか確保しづらいですよね。

そんな限られた制作環境の中でも、できるだけ正確に音を判断したい。
そんな方に今回ご紹介したいのが、IK Multimediaのコンパクト・スタジオモニターiLoud MTM MKII(ペア)です!

省スペースながら、MTM設計による定位感、サイズを超えた低域再生、ARC自動音場補正、X-MONITOR対応まで備えた、デスクトップ制作環境のクオリティを大きく引き上げてくれる1台です。

1. iLoud MTM MKIIってどんなモニタースピーカー?

iLoud MTM MKIIは、コンパクトな筐体に本格的なモニター性能を詰め込んだ、IK Multimediaのアクティブ・スタジオモニターです。

上下に2基の3.5インチ・ウーファー、その中央に1インチ・シルクドーム・ツイーターを配置したMTM構成を採用。近距離でも音像がまとまりやすく、ボーカルや楽器の位置関係を把握しやすいのが特徴です。

MKIIでは、より効率的なドライバーと強化されたDSP処理により、音量の余裕、低域の再現力、中域の明瞭さが向上。デスクトップサイズながら、36Hzまで伸びる低域再生にも対応しており、キックやベースの輪郭をしっかり確認しやすい仕様です。

大きなスピーカーを置きにくい宅録環境でも、ミックスや音作りの判断をしやすいモニター環境を作れるのが、このモデルの大きな魅力です。


iLoud MTM MKII ペアとARC MEMSマイク

▲ペアパッケージにはARC MEMSマイクも同梱。届いたその日から音場補正まで含めたモニター環境を構築できます。

2. iLoud Micro Monitorとどう違う?用途で選ぶと分かりやすい

IK Multimediaの小型モニターといえば、iLoud Micro Monitorを思い浮かべる方も多いと思います。

iLoud Micro Monitorは、とにかくコンパクトで置きやすく、Bluetoothにも対応しているので、DTMだけでなく普段のリスニングや省スペースなPCスピーカーとしても非常に使いやすいモデルです。小さな机やサブ環境、気軽に良い音で聴きたい方には、今でもかなり魅力的な選択肢です。

一方で、iLoud MTM MKIIは、より制作・ミックス判断に踏み込んだモニターという位置づけです。

比較ポイント iLoud Micro Monitor iLoud MTM MKII
置きやすさ 非常にコンパクト。小さなデスクやサブ環境にも置きやすい。 縦型で省スペースながら、より本格的なモニター環境を作りやすい。
使い方 DTM入門、普段のリスニング、PCまわりの音質アップにぴったり。 ミックス、音作り、低域チェック、定位確認など制作用途により強い。
接続 RCA、3.5mmステレオ入力、Bluetoothに対応。手軽に使いやすい。 XLR/TRSコンボ入力を搭載。オーディオインターフェースやミキサーとの接続に向いている。
音場補正 シンプルな音質調整スイッチを搭載。 ARC音場補正とX-MONITORに対応。部屋の鳴りに合わせてより細かく調整できる。
選び方 手軽さ、コンパクトさ、Bluetooth対応を重視する方におすすめ。 ミックス精度、定位感、低域の確認、音場補正まで重視する方におすすめ。

つまり、iLoud Micro Monitor「小さく、手軽に、良い音で楽しめるモデル」
iLoud MTM MKII「コンパクトなまま、より正確な制作環境を作るためのモデル」というイメージです。

どちらが上・下というより、使う目的が違います。普段使いや省スペース重視ならMicro Monitor、ミックスや音作りの判断までしっかり行いたいならMTM MKII、という選び方をすると分かりやすいと思います。

3. 宅録・DTM環境におすすめしたい3つの理由

① 近距離でも音像が見えやすいMTM設計

iLoud MTM MKIIの大きな強みが、ミッドウーファー、ツイーター、ミッドウーファーを縦に並べたMTM設計です。

この構成により、デスクトップの近い距離でも音がまとまりやすく、ボーカルが中央に定位する感覚や、左右に振ったシンセやギターの位置が分かりやすくなります。

パンニング、リバーブの広がり、ディレイの奥行きなど、ミックスで大事な空間の情報を判断しやすいので、DTMやシンセの音作りにも非常に相性が良いです。

iLoud MTM MKII MTM設計と指向性イメージ

▲MTM設計により、近距離でも音像がまとまりやすく、デスク反射の影響も抑えやすい構造です。

② 小型なのに低域までしっかり確認できる

コンパクトなモニターで気になるのが、低音の量感です。小さいスピーカーだと、キックやベースが軽く聴こえてしまい、ミックス判断が難しくなることがあります。

iLoud MTM MKIIは、2基の3.5インチ・ウーファーとDSPチューニングされたバスレフ設計により、サイズを超えた低域再生を実現しています。カタログ上では48Hz〜28kHz ±2dB、さらに-10dBでは36Hz〜32kHzまでのワイドレンジに対応。

もちろん大型モニターのように部屋全体を揺らすタイプではありませんが、デスクトップの近距離モニターとしては、キックやベースの輪郭をかなり確認しやすいバランスです。

③ 設置しやすいサイズ感と角度調整スタンド

日本の住宅事情やデスク環境では、スピーカーを理想的な高さ・角度に置くのが意外と難しいですよね。

iLoud MTM MKIIには、最大20度まで角度を調整できるスタンドが付属しています。スピーカーを耳の方向へ向けやすく、デスク上でも正しいリスニング位置を作りやすいのがポイントです。

さらに、縦置きしやすいスリムなデザインなので、PCモニター横のスペースにも収めやすく、MIDIキーボードやオーディオインターフェースが並ぶ制作机にも導入しやすい設計です。

iLoud MTM MKII 前面・背面機能説明

▲背面には音場補正、各種調整スイッチ、XLR/TRSコンボ入力、USB端子などを搭載しています。

4. 部屋の鳴りを整えるARC音場補正とX-MONITOR

どんなに良いスピーカーを使っても、部屋の壁、机、家具の影響で、低域が膨らんだり、特定の帯域が聴こえにくくなったりすることがあります。

iLoud MTM MKIIは、付属のARC MEMSマイクを使って、部屋の音響特性を測定し、本体内蔵のDSPで自動補正できるARC音場補正に対応しています。

「スピーカー自体は良いはずなのに、自分の部屋だと低音が分かりにくい」という宅録あるあるを、かなり現実的に改善してくれる機能です。

iLoud MTM MKII ARC測定イメージ

▲付属のARC MEMSマイクを使って、部屋の鳴りを測定・補正できます。

機能・メリット 内容
本体内蔵のARC自動補正 測定マイクを使って部屋の鳴りを測定し、スピーカー本体側で補正を行えます。一度補正すれば、普段の制作時にも補正された状態でモニタリングできます。
X-MONITORによる詳細調整 PCと接続することで、X-MONITORソフトウェアからより細かな音質調整やモニター管理が可能です。ファームウェア管理や各種設定も行えます。
4ポイント高精度キャリブレーション X-MONITOR使用時には、より高精度な4ポイント測定にも対応。リスニング位置周辺をより広く捉えて補正できるため、実際の作業環境に合わせたモニター調整がしやすくなります。
モニター・エミュレーション X-MONITORでは、さまざまなモニター環境の特性をシミュレートできます。完成したミックスが別の再生環境でどう聴こえるかをチェックしやすいのも魅力です。

iLoud MTM MKII X-MONITORソフトウェア

▲X-MONITORを使えば、細かな調整やモニター・エミュレーションも活用できます。

実際のサイズ感や機能のイメージは、メーカー公式動画でもチェックできます。
iLoud MTM MKIIのコンセプトや使い方を知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

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5. よくある質問(Q&A)

Q. 初代iLoud MTMから買い換える価値はありますか?

A. 音量の余裕や低域の安定感、補正機能を重視するなら十分にあります。
MKIIでは、より効率的なドライバーと強化されたDSP処理により、低域の再現力や中域の明瞭さ、最大音圧の余裕が向上しています。初代のサイズ感や定位の良さは好きだけど、もう少し余裕のある鳴り方が欲しい方には、かなり魅力的なアップデートです。

Q. 音場補正マイクは付属していますか?商品はペアですか?

A. はい、オタレコ掲載の商品はペアセットで、ARC MEMSマイクも同梱されています。
スピーカー2本と測定用マイクがセットになっているため、届いたその日からステレオモニター環境とARC音場補正を導入できます。単品版とは付属内容が異なる場合があるので、購入時は商品ページの内容をご確認ください。

Q. PCとUSBだけで音を出せますか?

A. 音声入力はXLR/TRSコンボ入力を使います。
背面のUSB端子は、X-MONITORによるコントロールやファームウェア更新などに使う端子です。PCやオーディオインターフェースから音を出す場合は、XLRまたはTRSケーブルで接続してください。

6. まとめ:小さな制作環境を本格モニター環境へ

IK Multimedia iLoud MTM MKIIは、コンパクトなデスクトップ環境でも、定位感、低域の確認しやすさ、部屋に合わせた音場補正までしっかり狙えるモニタースピーカーです。

MTM設計による音像の見えやすさ、36Hzまで伸びる低域再生、100W RMSのパワー、ARC自動補正、X-MONITOR対応と、宅録・DTM環境に欲しい要素がかなり詰まっています。

「大きなスピーカーは置けないけれど、ミックスの判断には妥協したくない」
「自宅でももっと正確に音を確認したい」
そんな方にとって、iLoud MTM MKIIはかなり有力な選択肢になるはずです。

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