OTAIAUDIOのブログ

【高機能DAC】ifi audio Pro iDSDを聴きました!

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いつもご覧いただきありがとうございます、オタイオーディオ近藤です。

昨日のXI Audio Sagra DACに続いてifi audio Pro iDSDの紹介レビューをさせていただきます!

ifi audio Pro iDSDとは?

iFi Audioはイギリスの老舗オーディオブランドAMR(Abbingdon Music Research)の
新しいブランドです。PCやモバイルに親和性の高いポータブルDACやヘッドフォンアンプ製品で高い評価を得ているイギリスを拠点とするオーディオメーカーです。

Pro iDSDは同社のPro iCAN、Pro iESLに続くフラッグシップ「Pro」ラインの製品の第3弾となります。

▼フロントパネル

ディスプレイをセンターに左側にインプットセレクターとオーバーサンプリング/フィルターノブ、右側にヘッドホン端子、アウトプット系の操作子などがレイアウトされています。

▼バックパネル
入力はRCAコアキシャル、XLR、USBがA端子&B端子、microSDスロット、LANポート、BNCシンクインと非常に豊富です。


RCAに加えてバランスXLR端子も装備。

ifi audio Pro iDSDならではの機能

本機の大きな特徴が、音声再生おいて様々な要素を選択できることです。
主に3つの要素があり、

1.DSDリマスタリング

入力された音声信号を内部的にDSD512/1024に変換、もしくは「無し」も選択可能。

2.デジタルフィルター

PCMアップサンプリングON時にBit-Perfect,Bit-Perfect+,Gibbs Transient Optimised,Apodising,Transient Alignedを選択できます。Directも選択可能。

3.真空管回路

出力段にてSolidState,Tube,Tube+を選択可能です。

詳細スペックなど、こちらのページもぜひご覧ください。

聴いてみた

各セクションの組み合わせを考えると膨大なバリエーションをお楽しみいただけるのがお解りいただけたかと思います。
もちろん各機能をそれぞれオフに設定することも可能です。

オフに設定したその素のサウンドは素直で情報量も多く、素性の良い音だと感じました。

これは当然DSDフィルター、PCMオーバーサンプリング、Tube各機能との組み合わせを考慮した素材としての音を意識したものなのかもしれません。

個人的に効果絶大だと感じたのはやはりSolidState<>Tubeの切り替え機能でしょうか。
倍音が足され、音が豊かに耳なじみよく変化します。

DSDフィルター、PCMオーバーサンプリング機能はソロボーカルなど編成の少なめな楽曲で変化が掴みやすく感じました。抽象的な表現ですが高周波帯域の滲み具合、音の粒立ちなどに変化が感じられ、設定を追い込む楽しみを得られると思いました。

今回は触れておりませんがLAN、Wi-Fiを使用したネットワークプレーヤ機能など、単なるDACという枠に収まり切らない多機能ぶりを誇る本機。
一つ一つの機能が個々の製品として出ていてもおかしくない程の機能がこの小さな筐体に納められており、一台で何台分ものサウンドを楽しめる製品と言えるのではないでしょうか。

ifi audio DAコンバータ Pro iDSD商品ページはこちら。