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Harbeth HL-P3ESRの簡単レビュー

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Harbeth HL-P3ESRの簡単レビュー

メーカー様より、ハーベスのスピーカーを5機種お貸し出ししていただきましたので、順番に簡単レビューをさせていただきます。

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第一回目の今日は小型ブックシェルフのHL-P3ESRを聴いてみました。

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このHL-P3ESRはハーベスが1990年に発売したHL-P3の最新モデルになります。
ハーベスの中・大型スピーカーのデザインやサウンドをそのままに、サイズだけを小さくしたような感覚のモデルです。サイズを超えた鳴り方で、音楽を端正に表現します。
特徴的なのが、このサイズのブックシェルフ型スピーカーでは珍しく、密閉型を採用しているところです。

試聴に使用したのは下記の3曲です。
・ルカ・ファンフォーニ指揮 レアーレ・コンチェルト/ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」作品8 四季 第一番ホ長調「春」
・We Get Requests / The Oscar Peterson Trio / You Look Good To Me
・Eagles / Hotel California / Hotel California

エンクロージャーの容量が大きいモデルに比べれば最低域は出ないものの、雰囲気はしっかりと残っています。個々の楽器の音が綺麗で、四季のヴァイオリンは弦を擦っていく描写の表現が非常にリアルです。
また、密閉型の為か抜けが良いのでピアノやベースを聴くと心地よい響きで楽しませてくれます。
ホテル・カリフォルニアでも抜けの良さが目立ち、下膨れの音にならずスカッと鳴らしてくれます。高域も余韻が綺麗で、混濁感がありません。

全体的にバランスよくまとめられており、ハーベスらしいナチュラルで端正なサウンドで、音楽を楽しく聴かせてくれます。

小柄ながら味のある、英国らしいセンスの良さが目立つスピーカーです。様々な音楽を長時間楽しまれたい方にはお勧めです。

Harbeth HL-P3ESRの詳細は下記のHPをご覧ください。
Harbeth HL-P3ESR