Monitor Audio Gold 100-5G vs Studio 89 徹底比較丨あなたの好みはどっち!?
スピーカー選びは、音楽や映画の楽しみ方を大きく変える重要かつ大きな悩みどころ。
せっかく新調するなら単に良い音を出すだけでなく、部屋全体を包み込むような豊かなサウンドと、空間に溶け込む美しいデザインが揃ってこそ、ですよね。
今回ご紹介したいのは、当店で展示しているMonitor Audioのスピーカー
「Gold 100-5G」と
「Studio 89」。
どちらもMonitor Audioならではの革新技術と美しいデザインが魅力ですが、それぞれ異なる個性を持ち、リスニングスタイルに応じて選べる2つのモデルです。
価格帯も近いので、両者にどんな違いがあるのか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まず簡単にお伝えすると、Gold 100-5Gは、豊かな低音と広がりのあるサウンドステージを求める方にぴったり。
映画やクラシック音楽、ライブパフォーマンスなど、ダイナミックなサウンドを存分に楽しめる一方、リビングに置くだけで空間を上質に引き立てる高級感のあるデザインも大きな魅力です。
対して、Studio 89は、高解像度でクリアな音質を求める方に最適。
比較的スリムな筐体でもその実力を発揮し、モダンでミニマルなデザインがどんな空間にも美しく調和します。
この記事では、両モデルの技術的特徴や音質、そしてデザインの違いをわかりやすく比較しながら、どんなリスナーに向いているかを詳しく解説していきます。
どちらも高品質なスピーカーですが、あなたのライフスタイルや音楽の好みにぴったりのモデルを選ぶための参考になる内容です。
OTAI AUDIO的視点から、あなたに最適な一台を見つけるお手伝いをいたします。
ぜひ、最後までお読みいただき、最高の1台を手に入れてください。
Monitor Audio Gold 100-5Gの詳細はこちら
Monitor Audio Studio 89の詳細はこちら
Monitor Audio Gold 100-5Gの特徴
Gold 100-5Gは、Monitor Audioのゴールドシリーズに属するプレミアムスピーカーで、贅沢な音質と美しいデザインが融合したモデルです。
広大なサウンドステージと没入感のあるサウンドが楽しめます。
技術と設計
Gold 100-5Gは、Monitor Audioの先進的な音響技術を駆使して設計されており、精密で豊かな音質を実現しています。
- C-CAMドライバー:6½インチの低音・中音域ドライバーは、軽量で剛性が高く、深く響く低音と豊かな中音域を正確に再現します。
ジャズやロック、クラシックなど、さまざまなジャンルの音楽に適応します。 - MPDトランスデューサー:超高域の細かい音のニュアンスまで再現する技術で、ボーカルや楽器の微細な音のディテールが際立ちます。
音楽を空間に立体的に広げ、リスナーをその世界に引き込みます。 - HiVe IIバスリフレックスポート:低音の応答性とタイトさを向上させ、クリアで迫力のある低音を提供します。
従来のバスリフレックス設計よりも低音の膨張を抑え、より正確なサウンドが楽しめます。
音質特性
Gold 100-5Gは、40Hz〜50kHzの周波数特性を持ち、力強い低音と鮮やかな高音域が特徴です。
サウンドステージの広がりは、リスニングルーム全体を包み込むような臨場感を提供し、映画やライブパフォーマンスでも圧倒的な音響体験が得られます。
特に、音楽のダイナミズムを楽しみたいリスナーには理想的な選択肢です。
洗練されたデザイン
Gold 100-5Gの高級感あふれる木製キャビネットは、美しい光沢仕上げが施されており、インテリアの一部としても目を引きます。
大型ブックシェルフ型のスピーカーながら、リビングや広めのリスニングルームでその存在感が映え、エレガントさを兼ね備えた空間を演出します。
Monitor Audio Studio 89の特徴
一方、Studio 89は「Studioシリーズ」の一員であり、コンパクトさと高性能を両立させたモデルです。
特に高解像度音源に対応し、クリアで細やかな音質を求めるリスナーに最適です。
モダンでミニマルなデザインも魅力の一つで、あらゆる空間にフィットします。
技術と設計
Studio 89には、Monitor Audioの最先端技術が凝縮されています。
コンパクトなボディにもかかわらず、優れた音響性能を発揮します。
- MPD IIIトランスデューサー:この高域ドライバーは、音の繊細さを極限まで引き出し、ハイレゾ音源の再生時には、従来のツィーター以上の精度で高音域を表現します。
特にボーカルや弦楽器のクリアな音が際立ちます。 - RDT III C-CAMミッドバスドライバー:中低域をバランス良く再現し、歪みの少ないピュアな音質を実現。
ドライバーには振動抑制技術が組み込まれており、音響の精度が高いのが特徴です。 - 共振抑制キャビネット:スピーカーキャビネットの共振を最小限に抑える設計で、音の歪みが極めて少なく、クリアで純粋な音質を楽しめます。
音質特性
Studio 89の周波数特性は53Hz〜60kHzと非常に広範囲にわたり、中高域で特に優れた再現力を発揮します。
楽器やボーカルのディテールが明瞭で、音楽の細部にまでこだわるリスナーに理想的なモデルです。
低音はやや控えめですが、全体的なバランスが良く、透明感のあるサウンドが特徴です。
限られたスペースでもその性能を最大限に発揮し、小型スピーカーながらも豊かな音場を楽しめます。
モダンで洗練されたデザイン
Studio 89は、スリムでスタイリッシュなデザインが特徴です。
小さなスペースやデスクトップでも違和感なく設置でき、どんなインテリアにも馴染むシンプルかつエレガントな外観を持っています。
コンパクトなサイズながら、最大300Wのアンプに対応するパワフルな性能も兼ね備えています。
どちらを選ぶべき?
どちらのスピーカーも優れた性能を持ち、リスニング環境や音楽の好みに応じて最適な選択が異なります。
以下のポイントを参考に、あなたに最適なモデルを選んでください。
エンクロージャー仕上げピアノエボニー、サテンホワイト、ピアノブラックなどハイグロスブラック(ゴールドユニット)
特徴 | Monitor Audio GOLD 100-5G | Monitor Audio Studio 89 |
---|---|---|
システム形式 | 2ウェイ | 2ウェイ |
ドライバーユニット | 165mm C-CAMウーファー、MPDツイーター | 107mm RDT III C-CAMミッドバスドライバー x2、MPD IIIツイーター |
感度 | 86 dB | 86 dB |
インピーダンス | 4Ω | 6Ω |
周波数特性(-6 dB) | 40 Hz – 50 kHz | 53 Hz – 60 kHz |
推奨アンプ出力 | 60 – 120 W | 50 – 300 W |
最大SPL | 110 dB (ペア) | 113 dB |
クロスオーバー周波数 | 2.5 kHz | 2.4 kHz |
寸法 (高さ x 幅 x 奥行) | 360 mm x 195 mm x 330 mm | 340 mm x 157 mm x 361 mm |
重量 | 9.12 kg (各) | 7.6 kg (各) |
バスレフ設計 | HiVe IIリアポート | HiVe IIスロットポート |
エンクロージャー仕上げ | ピアノエボニー、サテンホワイト、ピアノブラックなど | ハイグロスブラック(ゴールドユニット) |
メーカー希望小売価格 | ¥374,000(ペア・税込) | ¥385,000(ペア・税込) |
GOLD 100-5G
まず透明感のある中高音に驚かされます。
ボーカルがくっきりと前に出て、楽器ときれいに分離されているので、各パートのディテールがはっきりと聴き取れます。
リボン型ツイーターのおかげで、高音が滑らかで耳に優しく、長時間聴いていても疲れません。
特にアコースティック音楽やジャズのように繊細な表現が求められるジャンルにぴったりです。
低音は力強く、しっかりとした量感があり、クラシックやボーカル中心の楽曲では音の奥行きが際立ちます。
音場も広く、まるで部屋全体に音が満ちていくような感覚を楽しめるのが魅力です。
- Norah Jones – “Don’t Know Why”
ノラ・ジョーンズの声が、このシステムでは非常に生々しく、部屋の中で直接歌っているかのように響きます。
ピアノの一音一音も明瞭で、余韻まで感じられます。
ツイーターが効いているのか、彼女の柔らかく繊細な声の細かいニュアンスがクリアに再現されます。
- Beatles – “Come Together”
ジョン・レノンの個性的なボーカルがしっかりと前に出つつ、ギターやドラムがバランスよく配置されて聴こえます。
中音域の豊かさが際立っていて、特にベースラインが全体の音楽をしっかりと支えているのが感じられます。
- Yosi Horikawa – “Bubbles”
この曲の泡の音が空間を移動する様子が、本当にリアルに聴こえます。
細かい音の動きまではっきり感じ取れて、まるで音が部屋の中を飛び回っているかのような感覚になります。
音の細かいニュアンスがしっかり再現されているのがわかりました。
Studio 89
低音が豊かで、力強いビート感を感じられるのが大きな特徴です。
リズムセクションがしっかりしていて、エネルギッシュな音が空間に満ち溢れます。
また、全体的にフラットで正確な再生ができるため、楽器やボーカルの定位が非常に自然で、バランスが良い音楽体験が得られます。
特にロック、ポップ、ヒップホップのようなビートの強いジャンルに相性が良さそうです。
ドラムやベースがしっかりと前に出てきて、体に響くようなダイナミックなサウンドが楽しめます。
- Norah Jones – “Don’t Know Why”
ノラ・ジョーンズの声がより自然でフラットに再現されます。
ピアノの響きや彼女の声のバランスが非常に良く、細かい表情やニュアンスがさらにクリアに感じられます。
Studio 89のフラットな音響特性が、楽曲全体をよりリアルに再現してくれます。
- Beatles – “Come Together”
ベースラインやドラムの迫力・キレの良さが際立ちます。
リズムセクションが特に強調されているので、曲全体に力強さがあり、ジョン・レノンのボーカルも楽器の間でしっかりと響いています。
ロックのビート感を存分に楽しむことができるサウンドです。
- Yosi Horikawa – “Bubbles”
Studio 89の低音は適度に引き締まっており、泡の弾ける音が空間をリアルに再現します。
ダイナミックでバランスの取れたサウンドが特徴で、この曲の立体感を存分に引き出してくれます。
お好きなスピーカーはどっち?
もし、透明感のある音や繊細な表現、そして豊かな低音を楽しみたいなら、Monitor Audio GOLD 100-5G。
アコースティック、クラシック、ボーカル中心の楽曲が好きな人には特におすすめです。
一方で、よりタイトでキレのある低音やダイナミックな音を楽しみたい場合は、Monitor Audio Studio 89がベストなのでは。
ロック、ポップ、ヒップホップなど、ビートの強い音楽も聴きたくなります。
どちらも素晴らしいシステムなので、あなたの好みや聴く音楽のジャンルによって選んでよいと思います。
Monitor Audio Gold 100-5Gの詳細はこちら
Monitor Audio Studio 89の詳細はこちら
Monitor Audio Gold 100-5GとStudio 89、それぞれの強みや特徴についてご理解いただけたでしょうか?
Gold 100-5Gは、広がりのある迫力のサウンドステージと豊かな低音で、映画や音楽に深い没入感をもたらしてくれます。
一方、Studio 89はコンパクトながらもクリアで高解像度なサウンド。高品質なリスニング体験が楽しめます。
ただし、なかなか文字だけじゃ伝え切れないのがオーディオの難しいところ。
実際に音を聴かないとわからないことがたくさんあります。
店頭ではどちらも展示していますので、ぜひOTAI AUDIOで試聴してみてください。
実際のサウンドを体感することで、あなたにぴったりのモデルがわかるはずです。
スピーカー選びにお悩みの方や、さらに詳しい情報が知りたい方は、OTAI AUDIOへお気軽にご相談ください。
音楽の好み、ライフスタイルなど、あなたのニーズに合わせてスピーカー選びのお手伝いをさせて頂きます。
あなたのオーディオリスニングをさらに豊かにするスピーカーが、OTAI AUDIOで待っています。
ぜひ一度店舗にお越しになり、その耳で確かめてみてください。
きっと理想の一台が見つかること間違いなしです!
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