レコードの音が小さい!
その原因、PHONOかもしれません。
皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
レコードプレーヤーを買って、アンプやスピーカーにつないで、
さあ!やっと初めてのレコード再生だ…!
……と思ったら、
「え、音めっちゃ小さいんだけど。」
アンプのボリュームをかなり上げても、かすかに鳴っているだけ。
しかも、なんだか低音も少なくてシャカシャカして聞こえる。なんだよ〜初期不良かよ〜〜…。泣
いえ!ちょっと待ってください!!
それ、レコードプレーヤーの故障では無いかもしれません。
原因は「PHONO出力を、そのままLINE入力へつないでいる」だけかもしれません。
今回は、レコード初心者の方がかなり引っかかりやすいPHONOとLINEの違いを、接続例も含めて分かりやすく整理します!
結論:音が小さいなら「PHONO信号のまま」になっていないか確認!
レコードプレーヤーのカートリッジから出てくる信号は、一般的なオーディオ機器のLINE信号と比べて非常に小さいです。
この小さな信号を普通に聴ける状態へ持ち上げるのが、
です。
つまり、
「PHONO」と「LINE」は、端子の形が同じRCAでも中身は全然違います。
なぜレコードの信号は、そのままだと小さい?
レコードでは、針先が溝の細かな動きを読み取ります。
カートリッジが作る電気信号は、とても小さいです。
そして、もう一つ大事なのがレコード特有の周波数補正。
レコードへ音を記録する際には、そのままではなく低域と高域のバランスを変えて記録しています。
フォノイコライザーは、
という2つの重要な仕事をしています。
PHONOをそのままLINE入力へ入れると、どう聞こえる?
典型的なのはこの症状です。
この場合、
という接続になっていないか確認してみてください。
この接続では、フォノイコライザーがどこにも入っていません。その為、レコード盤からの信号が増幅されず、微かな音にしかならないのです。
正しい接続は、大きく3パターン。
プレーヤー内蔵フォノを使う
プレーヤーの内蔵フォノイコライザーを使用する、一番シンプルな接続です。
アンプのPHONO入力を使う
アンプ側に内蔵されたフォノイコライザーを使います。
外付けフォノイコライザーを使う
プレーヤー本体とアンプ、どちらのフォノ回路も使わず、単体フォノイコライザーを使用します。
プレーヤー背面の「PHONO / LINE」スイッチを確認!
最近のフォノイコライザー内蔵プレーヤーには、
という切替スイッチが付いているものがあります。
つまり、アクティブスピーカー(アンプ内蔵型)のRCA入力やアンプのAUXへ直接つなぐなら、
へ切り替えるのが基本です。
逆に「LINE → PHONO」もNGです。
今度は逆パターンです。
この場合は、すでにプレーヤー側でフォノイコライザーを通した信号を、さらにアンプ側でもフォノイコライザーへ入れることになります。
音量が大きすぎたり、音が歪んだり、周波数バランスがおかしく聞こえたりします。
PHONO → PHONO
LINE → LINE
基本はこれで覚えておくと分かりやすいです。
アクティブスピーカーへ直接つなぐなら?
最近は、
「アンプを置かず、プレーヤーとアクティブスピーカーだけで聴きたい」
という方も多いです。
この場合は、
という組み合わせが簡単です。
もしプレーヤーにフォノイコライザーが入っていない場合は、
という構成にします。
アンプに「PHONO」と書いてあれば何でもOK?
ここも少し注意です。
アンプのPHONO入力には、
などの違いがあります。
一般的なプレーヤーの付属カートリッジはMM系が多いため、MM対応PHONO入力で使えることが多いので安心ですが…
MCカートリッジの場合は要確認です。
端子に「PHONO」と書いてあるだけでなく、使用するカートリッジに対応しているか確認しましょう。
正しくPHONOへつないでいるのに音が小さいなら、MCかも?
例えば、
プレーヤーをPHONO出力にして、アンプのPHONO入力へ接続している。
それなのに音量がかなり小さい。
そんな場合は、カートリッジも確認してみましょう。
低出力MCカートリッジは、一般的なMMカートリッジより出力電圧が小さいため、
では十分な音量を得られないことがあります。❌
MC対応フォノイコライザーや、対応する昇圧手段が必要です。
「アース線をつないでないから音が小さい?」は少し違います。
PHONO接続では、プレーヤーとアンプをアース線でつなぐ場合があります。
アースが正しく接続されていない時に起こりやすいのは、
といった症状です。
アース線をつないでいないこと自体が、PHONO / LINEの取り違えのような極端な音量低下を起こす原因とは通常異なります。
「小さい」と「ブーンと鳴る」は、別のトラブルとして切り分けると分かりやすいです。
音が小さい時は、この順番で確認!
これだけ覚えておけばOK!
| プレーヤー出力 | 接続先 | 結果 |
|---|---|---|
| PHONO | PHONO入力 | ○ 基本的に正しい |
| LINE | AUX / LINE / CD | ○ 基本的に正しい |
| PHONO | AUX / LINE / CD | × 音が非常に小さくなりやすい |
| LINE | PHONO入力 | × 大きすぎる・歪む・音のバランスがおかしい |
ボリュームを上げる前に、まず接続を確認してください。
音が小さいと、ついついアンプのボリュームをどんどん上げてしまいます。
でも、
これがおすすめです。
なぜなら、設定を直した瞬間に正常なLINEレベルへ戻り、大きな音が出てしまう可能性があるからです。
接続を変更する時は、一度アンプやスピーカーの音量を下げてから行いましょう。
まとめ:音が小さくても、故障とは限りません。
レコードを初めて接続して、
「音が小さい!」
となると、どうしても故障を疑ってしまいます。
でも、その前に確認してほしいのが、
です。
PHONOは小さな信号。
LINEはフォノイコを通した後の信号。
これを覚えておくだけで、レコードの接続はかなり分かりやすくなります。
RCAケーブルの見た目が同じだからこそ、接続する「場所」と「信号の種類」を確認するのが大事です!
「繋いだけど音が小さい!」もお気軽に!
例えば、
「プレーヤーをAUXに繋いだけど小さい」
「PHONO / LINEのどっちにすればいい?」
「アンプにPHONO端子がない」
「アクティブスピーカーへ直接つなぎたい」
「接続は合っているはずなのに音量が小さい」
そんな相談でも大歓迎です。お使いのプレーヤー、カートリッジ、アンプやスピーカーの型番が分かれば、接続方法を確認しながらご案内します!
PHONOとLINE。最初はややこしいけど、一度分かれば簡単です。
レコードプレーヤーって、
RCAケーブルを赤と白につなげば終わり!
……ではないところが、最初ちょっとややこしいんですよね苦笑
でも、
PHONOはフォノイコ前。
LINEはフォノイコ後。
これさえ分かれば、接続トラブルの切り分けもしやすくなります。
音が小さい時は、慌てて故障を疑う前にプレーヤーの背面を一度見てみてください!
それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!


