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B&W 803 D3試聴会を無事終了致しました。

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B&W 803 D3試聴会を無事終了致しました。

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昨日、B&W 803 D3試聴会を開催させていただきましたが、沢山の方にご来店いただき誠にありがとうございました。

話題の新作とあって、みなさん新シリーズがどのような進化を遂げたか気になられている方ばかりでした。

今回試聴機として新800シリーズの中から803 D3をお貸出し出しいただきましたが、その進化を充分に体感することができました。

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様々なジャンルのソフトによる試聴はもちろんですが、B&Wの国内輸入代理店を行っているD&Mホールディングスから小菅氏をお招きし、新800シリーズの変貌を映像などを交えて解説いただきました。

もの凄く興味深い話ばかりでしたので、全てとはいきませんが、内容をざっくりですが共有させていただきます。

今回の新シリーズの進化の中で、以前のモデルなどでみられたエンクロージャーの周波数帯による振動を抑えるための様々な工夫や、よりユーザー目線で扱い易くするための改良が多くみられました。

ツゥイーターのエンクロージャーは、無垢のアルミニウムから削り出されており、振動による鳴きを大幅に無くしました。
また、ダイアモンドツゥイーターはグリルでしっかりと守られています。以前のモデルのようにグリルの取り外しはできませんが、網目を大きくとるなど、取り付けた状態での音の劣化を防ぐような設計がなされています。

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タービンヘッドに関しても、無垢のアルミニウム板で覆い、振動による歪みを大幅に抑えました。
また、以前のシリーズよりも球体が出来る限り覆いかぶさらないような構造となり、音を遮断する要素を極力避けています。
ご覧いただいているのは803 D3となり、第3世代より803でもタービンヘッドが採用されることとなりました。

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そしてB&Wの顔とも言うべき黄色いケブラーコーンから脱却し、コンティニウムコーンという新しいコーンを採用しました。
こちらのコンティニウムコーンは、レスポンスからの静止状態になるまでが極端に早く、より正確なミッドレンジの再現を実現しました。

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低域の要となるウーファーユニットを搭載したキャビネットも大きく構造を変え、剛性があり、共振や音の反射を最小限にまで抑えています。

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さらに驚きなのは、キャビネットの背面に取り付けられた無垢のアルミニウム製スタンドです。これにより全体の重心を低くして、重くなったタービンヘッドの重さの相殺を図り、全体的な安定性を保っています。

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これらの新しい設計は、最新鋭の機材による実測データを基に改良を行っていますが、データ上だけでなく、改良を行くごとにサウンドチェックは怠らず、データ上では良くてもサウンドが悪い方向にいっていれば見直すなど、徹底したこだわりのもと、開発されたとのことです。

また、当日803 D3の設置を行いましたが、以前のシリーズよりも箱の出し入れがし易くなっており、キャスターを外すことなくスパイクの設置ができるなど、設置の際のストレスを大きく軽減しているのも、素晴らしい変更点ではないでしょうか。

今回の新シリーズは、旧来のシリーズよりも大幅に値上げを行っておりますが、それは原油価格高騰などが理由の値上げではなく、こだわりぬいた上のやむを得ない値上げだったと納得できる仕上がりとなっています。

試聴をしてみての感想ですが、従来のハイスピードサウンドを継承しつつ、より解像度が高く、歪のないよりクリアで正確なサウンドであると感じました。

また、今回はSACDプレーヤー、プリ、パワーアンプに至るまでAccuphaseのものを使用しましたが、機器本来の特性そのものがとてもよく表れていました。

レコーディングやマスタリングの年代の古い楽曲も多く聴きましたが、全てが2015年のサウンドに生まれ変わるような最先端サウンドがとても印象的でした。

ハイエンドオーディオの1つの基準となるスピーカーの進化とあって、今後のオーディオシーンの展開が楽しみです。

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現状では試聴機をお貸りしての試聴会でしたので当店にまだ展示機はありませんが、少しでもご興味を持たれた方は是非当店までご相談くださいませ。

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