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【ACCLARA発売記念試聴会レポ】圧倒的なライブ感を誇るハイエンドスピーカーシステムを体験しました!

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2019年3月2日におこなわれましたALBEDO社ACCLARAスピーカーシステム発売記念試聴会。
圧倒的なライブ感を誇る低域に酔いしれた試聴会をレポートしていきたいと思います。

まずはシステムのご紹介から。
ソースにはNAS DELA N1A/2とCDトランスポート CHORD Blu MkIIを使用。D/AにCHORD DAVEを用いてプリアンプStrumento n1 mk2へインプット。モノラルパワーアンプStrumento n8を2台使用してALBEDO ACCRALAをドライブします。その間の音声、電源にいたるまですべてNVS社のケーブルで接続されています。(総額1600万円相当!)

2時間ほどフリー試聴時間の後アイレックス株式会社の朝⽇氏、松橋氏より商品説明をいただきました。

まずは今回の主役ALBEDO ACCRALAの説明から。
重厚なパイプオルガンの音源からスタートしエレクトリックベースとドラムのセッション音源、クラシック、ジャズなど試聴したのですが一聴してわかるその低域の存在感!にもかかわらずバスレフスピーカーではありがちな低域が「後からついてくる」感がなく、妙な強調感もありません。

その秘密がミラードツイントランスミッションライン。

3つある7インチアキュトンセラミックユニットの裏側に、ALBEDO社が独自開発したソフトウェアにより設計された二本のトランスミッションラインが組み込まれておりこれが驚異の低域の秘密とのことです。口径の大きなコーン紙を揺らすことではどうしても発生してしまう低域の遅れを、小さく軽い7インチアキュトンセラミックユニットで発音することで量感がありつつももたつかない低域を実現させています。
ちなみにカタログスペック低域は35Hzまでとなっているのですが、アイレックス株式会社さまが独自に測定されたところ20Hz近くまでの発音が確認できたとのことです!

低域に関してばかり書いておりますが中高域もクリアで抜けが良く、トータル的にとても高い次元で完成されているスピーカーだと感じました。

以上のようなALBEDO ACCRALAなのですがいかに口径の小さく軽いユニットを鳴らすとはいえ、このスピーカーを鳴らしきるには相応にパワーに余裕のあるアンプが必要です。

そこで今回の試聴に組み合わせたのがAUDIA社のStrumento n1 mk2プリアンプと、Strumento n8モノラルパワーアンプ。受け取った音声信号をシンプルな回路構成で送り出す設計になっているのですが、なかでもトランスへの拘りは強くStrumento n8 一台の重量125kgの実に約半分の重量が電源トランスとのことです。シャーシもトランスの入ったシールドケース部分は独立しており、振動をシャットアウトしている、とのことです。

今回の試聴会では音声、電源に至るまですべてNVSケーブルで接続しておりました。
中心の導体を特殊合金パウダーでつかむように充填した構造となっているのが特徴となっています。
開発者のNathan Vander Stoep氏は自身もミュージシャンであることから電気的な理論だけでなく、あくまで出てくる音を重視しており、ケーブルの1本1本をチェックし納得しなければ出荷はしないそうです。

試聴会終了後にNVSケーブルを実際に持たせていただいたのですが中に粒子が敷き詰められているのが認識できてずっしりと重たかったです!

前日の仕込みの段階で試聴室からもれ聞こえる低音に只ならぬ期待を抱きつつ当日を迎えたわけですが、
お越しいただいたお客さまからもこの低域と、システムのトータルとしてのサウンドに満足しておられるお声が聞かれました。たいへん興味深く熱気に包まれた試聴会となりました。

ご協力いただきましたアイレックス株式会社の朝⽇さま、松橋さま、そしてお越し下さったみなさま誠にありがとうございました。

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オタイオーディオでは
4月6日(土)、7日(日)にTAD試聴会、4/21(日)にWILSON AUDIO試聴会を予定しております。
みなさまのご来店お待ち申し上げております。