OTAIAUDIOのブログ

オーディオをグレードアップする2つの”バイ”のご紹介です。

Share

|バイワイヤリングとバイアンプとは

今回は、バイワイヤリングバイアンプ、2つの”バイ”の方法とその効果についてご紹介します。

雑誌で見たりお店で聞くものの、詳しくは知らない方や実際に何が変わるか、何故変わるのか気になる方も少なくはないと思います。

そのため、今回は多くの方に更に詳しく理解していただくため、バイワイヤリングとバイアンプについてご説明して頂きたいと思います。

 

|バイワイヤリングについて

それではまず、比較的お手軽なバイワイヤリングについて解説していきたいと思います。

バイワイヤリングは名前の通り、2つのケーブルで接続する方法で、アンプのスピーカー出力を2箇所使い、スピーカー側のHighとLowに別々のケーブルを使用する方法です。この場合、ジャンパーワイヤ(金具)は外します。

▼バイワイヤリング使用時(ジャンパーワイヤなし)

バイワイヤリング例

※HIGHとLOWの端子が分かれてないスピーカーもございます(写真はB&Wの805D3を使用)

「これにより、なぜ音質が変化するのか」という点ですが、1本のケーブルで接続する場合ですと、1つの出力端子でHIGHとLOWの両方へ信号を送るため、HIGHとLOWが相互干渉を起こしてしまいスピーカーの表現力が落ちてしまいます。

しかし、バイワイヤリングにすることで、出力AはHIGH、出力BはLOWといったように出力を分けることができます。そしてその結果、HIGHとLOWの相互干渉が減少し、スピーカーの表現力が高まります

 

|バイアンプについて

バイワイヤリングが名前の通りであるのと同じく、バイアンプも名前の通り、プリメインアンプとパワーアンプの2つのアンプを使用します。

バイワイヤリングはケーブルを1本追加するということで、価格的にも設置場所等の関係的にもお手軽な音質の改善方法なのですが、バイアンプはパワーアンプを追加と言う事で手間がかかってしまいます。しかしながら、それに見合った絶大な効果が感じられるのもまた事実で、より高品位な音を求める方にはお勧めです。

▼バイアンプの接続例(上からDP-560,E-650,A-47を例に使用しています。)

バイアンプ接続例

※プリメインアンプとパワーアンプのどちら側にもHIGHまたはLOWを接続可能です。

この接続方法が何故音質に影響するのかご説明しますと、先ほどのバイワイヤリングと同じく音の信号が出力される根本のアンプをHIGHとLOWで分けることにより相互の干渉を最大限まで減らし、より一層高品位の演奏を楽しむ事が可能になります。

 

|詳しくは店頭で

今回ご紹介した、バイワイヤリングとバイアンプについては、Accuphaseさんから頂いた「プリメイン・アンプを活用したグレードアップ」に分かり易い図とともに掲載されています。店頭にて配布しておりますので、ご希望の方は店頭にてお申し付け下さいませ。

Accuphaseフライヤー

※枚数には限りがございますので、予めご了承下さいませ。

 

また、バイワイヤリング、もしくはバイアンプをご検討中の方は、是非お気軽にご相談下さいませ。