OTAIAUDIOのブログ

PMA-30,PMA-60を聴いてきました。

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DENON DESIGNシリーズの新機種PMA-30,PMA-60を聴いてきました。

2017/9/6(WED)D&M本社で行われた新製品発表会に行ってきました。

以前からPMA-50というコンパクトなプリメインアンプがあったのですが、
それの新シリーズという事になります。

今回は新しくPMA-30,PMA-60の2機種が発売されます。

価格はPMA-30が50,000円(税抜)、PMA-60が70,000円(税抜)

となります。

両方ともBTLのクラスDプリメインアンプが基本でデジタル信号入力、BLUETOOTH搭載です。
また縦置きで設置することもできるので、例えばテレビからデジタル入力を入れて、テレビの音を良い音で聞くなんて場合でも、設置場所もスマート。
実際の生活に即した大変便利な仕様となっています。

 

実際にPMA-30,PMA-60を聴いた感想

試聴した結果ですが、価格的にはお買い得で買いやすく、見た目もほとんど変わらない(PMA-60の方はノブやボタンがアルミ仕様で高級ですが!)PMA-30も最低限の鳴りはしていました。
スピーカーはB&W 804D3で行ったのですが、ちょっとあらが見え隠れするなあといった印象。この価格だから全然納得はしちゃうんですが。

 

PMA-60が素晴らしかった。

ただ、PMA-60が大変素晴らしかった。2万円出してここまで変わるなら絶対こちらを個人的にはお勧めしたいです。
形は同じですが、音は全く別物といっても過言ではありません。

まずは高音の伸びが全然違います。クラスD独特のデジタル臭さがあまり感じられず、とてもスムースで音楽的になっていました。
低域もどっしりして余裕があります。

 

PMA-60はかなり充実したつくり。

それもそのはずでPMA-60には、DDFAが今まで2つ搭載されていたものが技術革新により一つにまとまっています。
「DDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)」は、高速かつ極めて精度の高いデジタル・フィードバック・ループを用いることにより飛躍的な音質向上を実現したテクノロジーの事。
デジタル信号を直接入力できるため、デジタルソースについては入力から最終段のPWM変調まで一貫してデジタルで処理ができ、A/D変換とD/A変換を繰り返すことによる音質劣化が生じません。
これが一つにまとまることにより、周辺の回路がシンプルになって音質が向上したとのこと。
さらにはDENONの高級機種に搭載されているAL32プロセッサも搭載。AL32はやはりおおきい。デジタル臭さが少ないのはこいつのおかげですね。

USB DACも搭載していますが、PCから発生する高周波ノイズもアイソレーターを搭載することにより極力少なくなっています。
ヘッドフォンアンプも3段階の可変GAINを搭載し音質も60のほうが良いです。
電源も着脱式電源を採用し電源ケーブルも好きなものを使用可能。

こういったことでHIFIなサウンドを実現されているとのこと。

OTAIAUDIO的には絶対PMA-60をお勧めします。

B&W 804D3を鳴らすのには、あまりにも価格のギャップもあるしどうかなと思って居ましたが、音のきめが細かくしっかり804を鳴らすことができていたのはかなりすごいと思いました。
ハイエンドユーザーの方でも、リビングなどちょっとしたセカンドシステムにも十分楽しんでいただけると思います。
また、これからオーディオ始めようと思っている方でライトに使いたいという方にも絶対おすすめです。