・クラブ、ディスコの業態と音楽の関係性


クラブ、ディスコスピーカー設置

クラブやディスコは音響が重要なファクター

音がメインのクラブ業態ですと、まさに業務の大半を占める重要なファクターになります。
とはいえプロ用のPAの音響は大変高額でありますので、
お金をかけようとするとどれだけでもかけることができます。

また、クラブやディスコは、内装などの費用もかさみがちですし、大変凝った内装にする店舗もございます。
たまにある失敗例としては、内装の方を、しっかり固めすぎて音の反射や跳ね返りなどのレイアウトが、犠牲になるようなパターンです。

また、内装を先に凝ったものにしすぎて、スピーカーの設置場所を妥協しなくてはならないという話もたまに聞く話です。

クラブやディスコの場合は、何度も申し上げますが、音量、音質などは肝になります。

クラブやディスコの音は大きければいい?

中には、大きな音が鳴ればそれでいいというオーナーさんもたまにおられますが、音量がたくさんなるのと、音質が良いのは別問題です。

また、デッドニングといって、ウーハーなどを入れたり大音量で音を鳴らすと、壁や天井がその振動に共鳴し、天井や壁の素材が共鳴することがあります。
また内装で使用しているアクリルの接合面から、テーブル、椅子などにおいても、共振の対象になります。

もちろん共振をゼロにすることは不可能ですが、低音が鳴るたびに天井などがミシミシと共鳴したりしているクラブ・ディスコもたまに見かけます。

そういったところにルーズな姿勢を取っていると、全く差別をするつもりはありませんが、音にこだわっている、コアファンが集まりにくい店舗になってしまいます。

音が悪い。たったそれだけのことで損します。

また、お客様だけでなくDJも同様で、ちゃんとしたポリシーを持っているプロのDJのほとんどはお客様を気持ちよく踊らせたいと日々楽曲の音質、気持ちの良いミックスなどを研究しています。
彼らからすると、いかにそのDJがこだわったDJプレイをしてもクラブ側の問題で、デッドニングが甘かったり音が割れていたり、セッティングが適切でなかったりすると、がっかりしてしまいます。

また、特にプロDJに関しては、その雑音も含めそのプロDJの出す音、とお客様にとらえられる可能性があるので、プロDJで音質にこだわっている著名なDJは音の悪いところ、音周りの管理がルーズなクラブやディスコからは離れていきます。

もうお分かりだと思いますが、音が悪いと有名なDJが来づらくなり、大物ゲストも呼びづらくなります。
パーティのオーガナイザーもそういったリスクがあると、ゲストからネガティブなことを言われたりするので、なかなかそういったクラブやディスコでは、パーティを開催したがりません。

そういう循環が続くと、最後には、集客にも影響し、経営にかかわる事態になるリスクがあるのです。

以上の様な理由でクラブやディスコに関しては、音量、音質は最低限のところは死守しなければ、ビジネスモデルとしては成り立ちにくいのです。

店内の内装と音響。どちらに力を入れるか、バランスが重要。

しかし、イメージだけでクラブやディスコを経営されたいというオーナー様も少なくありません。
セレブで華やかな雰囲気や、アングラでかっこいい雰囲気などが好きで、始められる、という感じです。

そういう方でたまに見えるのは、ご自分のイメージ通りに内装にお金をしっかりかけているのですが、音にはさほど、、というパターンです。

くれぐれ申し上げておきますが、音に不慣れな方が、クラブやディスコを経営されるのは難しい、ということを申し上げているのではありません。
ただ、クラブやディスコの経営の要点の一つに音というのは確実に存在しているという事です。
内装や接客は、それなりにいろんなお店に行ったりしていればその優劣はわかりやすいです。

しかし、音に関しては、とても抽象的なものでもありますので、DJやミュージシャン、コアなクラバーや音に関心の高い方じゃないと力を緩めがちなので、そこはご留意ください、ということです。

クラブやディスコに対する情熱。非日常的空間が与える夢。

そもそも成功されているクラブやディスコさんを見ると例外なく、サウンドに関しては、センスや方向性は色々あるので言及しませんが、
少しでも音をよくしたいという情熱を持たれている方が多いです。

内装は目で見てすぐにわかりやすいので、もちろんお金をかけたいところですが、本当の雰囲気やムードはクラブやディスコにおいては DJやパーティオーガナイザー、お客様が作ってくれる場合が多いのです。

だから内装がかっこいいのにスカスカでさみしいお店、内装はチープだけど、いつもはやっているお店などは結構あったりするので事前にチェックされた方がよいかもしれません。

勘違いしないでいただきたいのが、内装にお金をかけなくていいという事ではないということです。お客様は非日常を求めて、クラブやディスコに遊びに来ます。

ある意味夢を売る商売なので、そこは大変重要です。
しかし、お店だけかっこよくても音がイマイチだと、前述したようなスパイラルに陥る場合がありますのでこれから導入を考えられている方やリニューアルを考えられている方は、そういった点を意識なさってみてはいかがでしょうか。

・クラブ、ディスコに設置する際に
 気を付けたいこと


クラブ、ディスコ音響解説

こんなクラブやディスコにしたい。という明確なイメージを実現させるために。

これからクラブやディスコを始めたい人は、前項で述べたように、
音に関しては、ある程度明確なイメージを持ってから、機種の選定や予算組みに入ったほうがよろしいかと思います。

また音に関してはあまりわからないという方は規模の大小にもよりますが、
サウンドデザイナーなどの業者か、信頼できる方がいればその方を頼っても良いかと思います。

ただ、少し音楽をかじっている程度の知識をお持ちの方でも、PAの知識は別問題だったりする場合が多いので、そういった上でも、誰かに任せる場合は、
その方の実績だったり、サウンドイメージの共有というのはしっかりチェックされた方がよいかと思います。

これも前項で述べましたが、デッドニングも多少頭に入れるべきですし、下手したら壁の素材や、床の素材などにも気を使わないといけない場合もあります。

音が大きいだけだはダメ。メリハリのある空間づくりを。

また、チルアウトスペースと呼ばれる休憩するスペースや、VIPルーム、控室などの設計も気を付けなければなりません。
ある程度防音するか、スピーカーの配置などに気を使って、ゆっくりとできるスペースを作れるよう工夫すべきです。

また、バーカウンターなどお客様がおしゃべりを楽しまれるところも、音が大音量になっている場合でも会話がある程度できるようにしなければなりません。
そうでないと、ドリンクの注文すら取りづらくなってしまいます。

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