
MPCという文化を背負って立つ最新モデル
『AKAI Professional/MPC LIVE3』
MPC(Music Production Center)は、1980〜90年代からヒップホップやサンプリング文化を支えてきた機材ブランド。
その伝統を受け継ぎながら、変わる制作スタイルに柔軟に応える存在として、MPC Live III は「次世代のスタンドアローン制作機」として注目を集めています。
PCやDAWなしでも、ビート作りからライブ演奏まですべて行える時代へ。
MPC Live III は、そんな“いつでもどこでも音楽が生まれる環境”を実現する機材です。

特長と進化のポイント
MPC Live III の注目機能と進化点について下記にまとめました。
機能 |
説明 |
スタンドアローン完結型 |
MPC3 OS を搭載し、PC不要での制作・演奏が可能。 |
MPCe パッド技術 |
3Dセンシング対応で、タッチの強弱・圧力・X/Y スライドなど多彩な表現を可能に。 |
7インチマルチタッチディスプレイ |
直感的な画面操作。サンプル編集・ループ編集・クリップ操作もタッチで。 |
ステップシーケンサー専用ボタン x16 |
打ち込み主体の操作を強化。リアルタイムやステップ入力が自在。 |
タッチストリップ |
フィルター、エフェクトパラメータをリアルタイムに操作可。即興演奏に強い。 |
豊富な入出力と拡張性 |
USB-C(24ch Audio I/O, 32ch MIDI)、CV / Gate 出力、XLR / TRS コンボ入力、内蔵マイク、スピーカーなど。 |
高性能スペック |
8コア+8GB RAM、128GB 内蔵ストレージ(SSD / SD 等で拡張可) |
新機能:クリップローンチ・ソングアレンジ機能 |
MPC3 OS によるクリップ操作、アレンジャーモード、線形アレンジ機能を装備。 |
ライブ向け設計 |
内蔵スピーカー/バッテリー搭載で持ち運び可能、ステージでも即戦力。 |
前モデル「MPC Live II」との比較表
MPC Live IIIの登場によって、AKAIの伝統的なMPCシリーズはさらに進化を遂げました。
特に前モデル「MPC Live II」との違いは気になるポイント。見た目だけでなく、内部構造や操作性、機能面でどこまで変わったのか?
これから購入を検討している方はぜひチェックしてください。

この比較表を見ると、MPC Live IIIが単なるマイナーチェンジではなく、制作環境そのものを進化させた“次世代MPC”であることがわかります。
パッドの感度やレスポンス、タッチストリップの搭載によるリアルタイムコントロール、
そして新OS「MPC3」によるワークフローの改善など、制作スピードと表現力の両面で大幅にアップデート。
また、Wi-Fi・Bluetooth・USB-C対応で、スタンドアローンながらも驚くほど柔軟な接続性を実現しています。
スタジオでもステージでも即戦力として活躍できる1台──。
MPC Live IIを使い込んできたプロデューサーほど、その違いと進化を実感できるはずです。
活用シーンとメリット
モバイル制作
内蔵バッテリー・スピーカー・マイクを備えるため、場所を選ばず制作できる。
ライブ演奏
クリップローンチ機能やパッド/ストリップ操作で、演奏性の高いライブが可能。
ハイブリッド構成
DAW と併用する際も、USB-C 入出力の多さや拡張性により柔軟に接続できる。
サウンドデザイン
多彩なエフェクト・サンプラー機能・MPCe パッド表現で、独自の音作りも自在。

まとめ:MPC Live III は “新しい自由” をくれる器
MPC Live III は、単なる機材のアップグレードではなく、「PCからの解放」「どこでも制作できる力」「表現の自由度」を兼ね備えた、新しい次元の制作ツールです。
DJ/制作/ライブの垣根を超え、自分のアイデアを自在に形にする力を与える存在として。
このモデルを軸に、あなたの制作スタイルを刷新する一歩を、ぜひ検討してみてください。