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【試聴レポート】Acoustic Revive「RTP-6 FINAL」――もはや異次元の電源タップ、その“本質”に迫る

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【試聴レポート】Acoustic Revive「RTP-6 FINAL」――もはや異次元の電源タップ、その“本質”に迫る

こんにちは、OTAIAUDIOのようすけ管理人です。
今まで、無数のアクセサリー・機器と向き合ってきました。そんな中でも、今回試聴した電源タップ Acoustic Revive「RTP-6 FINAL」 は、久々に「音の本質」に直結する感銘を受けた製品でした。

本製品は、Acoustic Reviveの石黒社長ご本人が弊社までお越しいただき動画撮影をされ解説いただいた経緯もあり、今回の試聴に至ったものです。Absoluteの完成度の高さを熟知していた私は、正直「これ以上、どこが変わるのだろう」と思っていました。ですが──良い意味で、その予想は見事に裏切られることとなりました。


■ Acoustic Revive「RTP-6 FINAL」とは何か

RTP-6 FINALは、従来モデル「RTP-6 ABSOLUTE」をベースにさらなる進化を遂げた、まさに“最終形”と呼ぶにふさわしい電源タップです。Acoustic Reviveは、NCF素材や純銅コンタクト、天然鉱石の封入といった構成を一貫して採用しながら、内部レイアウトやパーツの最終処理を徹底的に見直すことで、細部にまでチューニングを施しています。

特筆すべきは、音を色付けしないこと。「変化を付ける」のではなく「情報を減衰させない」ことにフォーカスしている点が、本機の価値を物語っています。ケーブルやタップにありがちな“音の傾向”の要素が少ないため、どんなシステムに導入しても、その機器の持ち味を濁すことなく引き出してくれるという安心感があります。

筐体には航空機グレードの削り出しアルミシャーシを使用し、振動対策として内部にトルマリンや炭化ケイ素などの鉱石を封入。コンセント部にはFurutechと共同開発したNCF素材が採用されており、静電気の抑制効果とともに空間再現力の向上が期待できます。


■ 試聴環境と接続機器について

試聴に使用したスピーカーは、Bowers & Wilkins 805D4。コンパクトなボディに精密な描写力を備えた名機です。アンプとCDプレーヤーは国産ハイエンドモデルで統一。ケーブルはフルバランス構成とし、クリーンな信号伝送が保たれるよう配慮しました。

比較対象として、同一条件での壁コンセント直結と、RTP-6 FINALを通したパターンの2種類を実施。それぞれ同じソースを再生しました。


■ 実際に聞いてみました

まずRTP-6 FINALを使用した状態で再生。冒頭の数秒で、空気の“透明感”がまったく違うことに気付きます。

ベース音は量感豊かで、それでいて一音一音の分離が明確。805D4の本来持つスケール感と空間表現が、ここまで解き放たれるのかと正直驚きました。壁コン直の状態では「これはこれで良い音だな」と思っていたものの、FINALを通した瞬間、まるで別の世界が開けたかのような音場の広がりと、音の芯の存在感が全然違う。

そして全体のS/N(信号対雑音比)がとにかく素晴らしい。静寂の中に浮かび上がる微細音。ピアニッシモの繊細さ、リバーブの消え際、弦のタッチノイズの粒子感まで、これほど豊かに再現できるのかという感動がありました。

一方で、コンセント直結では「音が丸い」「まとまりが良い」という感覚はあるのですが、情報の立体感やスケールは明らかに後退してしまいます。あえて言えば「いつもの良い音」という印象で、感動の質が違うのです。

音が“近い”のではなく、“そこにある”という感覚。それをもたらしてくれるのが、このRTP-6 FINALの最大の魅力だと思います。


■ 本物感が半端ない

よく「音が変わる」アクセサリーは多く存在します。しかしFINALの場合は、ピュアで純度が高いベクトルで変化していく。

各帯域のバランスが崩れることなく、、、というよりソース本来の帯域が見えてくる感じ。
情報量が増えたのにうるさくない。これは静電気や微振動といった“音楽にノイズを与える要因”を根本から排除できている証だと感じます。

だから、音楽的で長時間聴いても疲れない。本物感が半端ない。


■ 玄人をも唸らせる品質

RTP-6 FINALは技術的裏付けがしっかりと存在し、それが実際の音として確かに反映されています。

長年、電源系を中心にチューニングしてきた方なら「ついにここまで来たか」と感じることでしょうし、オーディオを始めて間もない方には「これが本来の音なんだ」と気づかせてくれる“答え”のような存在です。


■ 実際の試聴の様子はこちらから

▶ YouTube動画:RTP-6 FINALを実際に試聴してみました(@OTAIAUDIO)


■ 商品詳細・ご購入はこちら

当店WEBショップにて販売中です。仕様・価格・納期などの詳細も掲載しております。

▶ Acoustic Revive RTP-6 FINAL 商品ページ(OTAIAUDIO公式)


■ 最後に

20年間、数え切れないほどの電源タップを扱ってきた私ですが、今回のRTP-6 FINALはその中でも“記憶に残る音”を体験させてくれた製品です。

確かに価格は安くありません。しかし、あの体験を一度でも味わってしまうと、「最終的にここにたどり着くしかないな」と感じてしまうのです。

ハイエンドファンの方にはもちろん、これからオーディオの世界を深めていきたいという方にも、一つの“基準”として心からおすすめできる電源タップです。

ぜひ、お近くのOTAIAUDIO店舗で、この“異次元の純度”をご体感ください。
Acoustic Revive RTP-6 FINAL、間違いなく“本物”です。