レコードの“パチパチ音”は、
どこから出ている?
皆様こんにちは!オタイオーディオのリクトです!
レコードを再生すると聞こえてくる、
「パチッ……パチパチ……」
という音。
いかにも「レコードを聴いてる!」という感じがして、これぞアナログの味ッ!
と思っている方もいるかもしれません。もちろん、多少のノイズも含めて楽しむというのはレコードの醍醐味!
でも実は、
「レコードだからパチパチ鳴る」のではなく、ちゃんと原因があります。
ホコリなのか、静電気なのか、傷なのか、それとも針先が汚れているのか。
今回は、レコードの“パチパチ音”がどこから生まれるのか、そしてどうすれば減らせるのかまで深掘りしていきます!
結論:パチパチ音の原因は、大きく分けるとこの4つ。
という感じです。
そして重要なのは、
原因によって「クリーニングで直る音」と「クリーニングしても直らない音」がある。
ということです。
そもそも、なぜ小さなホコリが「音」になる?
レコード再生はかなりシンプルです。
つまり、針先が動けば、それが音になります。
では再生中に、
音楽とは関係ない小さなホコリが溝の途中にあったら?
この急激な動きまでカートリッジが信号へ変換してしまうわけです。
原因その一:音溝の中に入ったホコリ。
一番分かりやすい原因です。
レコードの溝はものすごく細かいので、
が入り込むことがあります。
見た目では綺麗でも、針先から見れば障害物だらけ……なんてこともあります。
クリーニングしたらパチパチ音が減ったなら、ホコリや汚れが原因だった可能性が高いです。
原因その二:「静電気」でもパチッと鳴る。
そしてレコード再生とかなり相性が悪いのが静電気です。
レコードは内袋から出したり、マットと接触したり、再生したりする中で帯電することがあります。
すると、
という二重の問題が出てきます。
特に乾燥する季節は静電気が起きやすいので、
という場合は、静電気も疑ってみましょう。
静電気とホコリをまとめて対策。
『ANALOG RELAX / 除電ブラシ』
今回のテーマとかなり相性が良いのが、ANALOG RELAXの除電ブラシです。
超極細の除電繊維を使い、静電気を逃がしながらホコリも取り除くというタイプ。
「盤面を綺麗にしたはずなのに、すぐホコリが戻ってくる」という場合、そもそもレコードが帯電している可能性があります。
ホコリを取るだけでなく、「ホコリを寄せ付ける静電気」側から対策したい方に。
原因その三:レコード盤そのものに傷がある。
ここはクリーニングでは直せない場合があります。
音溝を横切るように傷が入っていると、針先は再生するたびにその場所を通ります。
ということが起こります。
何度クリーニングしても、必ず同じ場所で鳴るなら盤面の傷や固着した汚れも疑ってみましょう。
原因その四:実は「針先」が汚れている。
盤だけ一生懸命掃除して、針は一度も掃除していない…。
レコードを再生すると、針先は溝に付いた細かなホコリを拾っていきます。
それが積み重なると、
といった原因になることがあります。
盤だけじゃなく、針先も。
『TAKTLINK / REV-STYLUS 01』
REV-STYLUS 01は、レコード盤ではなくスタイラス=針先専用のクリーナーです。
盤を綺麗にしているのに最近ノイズが増えた、音が少し濁ってきた、という場合は針先も一度確認してみたいところ。
レコードと針は常に接触しているので、
「盤だけ綺麗」ではなく、「盤+針」の両方を良い状態にするのが理想です。
新品レコードでもパチパチ鳴ることはある。
「中古盤なら分かるけど、新品なのにパチパチ鳴る!」ということもあります。
新品だからといって、
とは限りません。
内袋から取り出した時点で帯電する場合もありますし、細かなチリなどが付着していることもあります。
新品盤でも、再生前に軽くブラッシングする習慣がオススメ!
毎回できる一番簡単な対策は「再生前のブラッシング」。
毎回レコードを丸洗いする必要はありません。
日常的なケアなら、
まずこれだけでOKです。
ポイントは、ただホコリを盤の上で移動させるのではなく、外側や内側へ逃がして、しっかり盤面から取り除くことです。
日常的なホコリ対策に。
『ortofon / Record brush』
ortofonのRecord brushは、2列の細かなカーボンファイバーを使ったレコードクリーナーです。
再生前に盤面をサッとクリーニングする用途に向いています。
ボディには導電性プラスチックが使われていて、ブラシ自体へ静電気を溜めにくい設計になっています。
毎回のレコード再生前に使いやすい「基本の一本」。
ブラシだけで取れない汚れは、もう少し本格的な洗浄へ。
長年保管されていた中古レコードなどでは、ブラッシングだけでは取りきれない汚れもあります。
例えば、
など。
そうした場合はレコード用洗浄液や、レコードクリーニングマシンなどを使う方法もあります。
クリーニング方法や使用できる液剤は製品によって異なります。ラベル面を濡らさないこと、洗浄後は十分に乾燥させることなど、使用するクリーナーの説明に従ってください。
クリーニングすれば全部無音になる?
残念ながら、そうではありません…。
傷そのものをクリーナーで元に戻すことはできません。人間と同じですね。(?)
「洗えば必ず直る」ではなく、「まず汚れなのか物理的な傷なのかを切り分ける」。
「どんな鳴り方をしているか」で原因を推測してみる。
※音だけで原因を完全に断定することはできません。あくまで切り分けのヒントとしてお考えください。
静電気とホコリは「セット」で考えた方がいい。
という流れがあります。
なので、ただ表面を拭くだけではなく、静電気まで意識するとホコリ対策もしやすくなります。
そもそも「汚さない」ことも大事。
クリーニング以前に、日頃の扱い方でも変わります。
以前の「レコードの保管方法」の記事にもつながりますね。
一番楽なクリーニング方法は、そもそも汚れにくい扱い方をすること。
「パチパチ音=レコードらしい音」なの?
これは結構面白いところです。
映画やCMで、レコードのパチパチ……という音が入ると、一気に「アナログ感」が出ますよね。
でも、本来レコードに記録されているのは音楽です。
レコードの音質ではありません。
綺麗な盤。綺麗な針。適切なセッティング。
これらが揃うと、
「レコードって、こんなに静かに鳴るの?」
と思うこともあります。
とはいえ、完全な無音を求めすぎなくてもいい。
レコードは物理メディアです。針と盤が実際に接触して音を読み取っています。
なのでデジタルデータのように、「背景が完全無音でないと絶対ダメ!」と考えすぎる必要もないと思います😌
残ったものは、それも含めて楽しむ。
個人的には、このくらいがレコードと気楽に付き合うにはちょうど良い気がします!
パチパチ音が気になったら、この順番でチェック。
まとめ:パチパチ音には、ちゃんと理由がある。
今回の内容をまとめると、
ということです。
まずは盤と針を綺麗にする。静電気を減らす。それでも同じ場所で鳴るなら傷を疑う。
パチパチ音を全部「レコードだから」で終わらせない。
少し原因を探してあげるだけで、今までよりかなり静かにレコードを楽しめるかもしれませんよ!
レコードの33回転・45回転って何?
実は音にも関係しています
33回転と45回転は何が違う?回転速度だけではなく、線速度、収録時間、高域再生、内周歪みなど「音」との関係まで深掘りしています!
「このパチパチ、どうしたら消える?」もお気軽に!
例えば、
「新品なのにパチパチ鳴る」
「中古盤をクリーニングしたい」
「毎回同じところでノイズが鳴る」
「静電気がひどい」
「レコードクリーナーは何を買えばいい?」
「針先はどうやって掃除すればいい?」
そんな内容でも大歓迎です。レコードの状態や使っているプレーヤー、カートリッジなどを教えていただければ、確認ポイントをご案内します!
「パチパチ」まで、針はちゃんと拾っている。
考えてみると、すごいですよね。音楽が刻まれた小さな溝を、ものすごく小さな針がずっと追い続ける。
そして音楽だけじゃなく、そこにあるホコリまで全て。傷も、静電気も、全部拾ってしまいます笑
レコードの音は結構変わります。
次に「パチッ」と鳴った時は、
「これ、どこから出てるんだろう?」
と少し観察してみてください!まだあなたのシステム、伸びしろがあるかもしれませんよ^^
それでは、最後までご精読ありがとうございました!
また次回の音観録でお会いしましょう!!




