ECLER/DJミキサー/HAK360

ECLERのミキサーの中でダントツ人気のHAKシリーズ。
そのミキサーがこの「HAK360」です。

上でご紹介している、新しく発売になったエクラーの「NUO5」が出るまで、 ECLERのスクラッチDJ用ミキサーとして最上位機種だったこの「HAK360」。
「NUO5」が出ても人気が衰えることはないでしょう。

なんと言ってもこのHAK360の特徴はまず、エターナルクロスフェーダーと言われるECLERの開発したクロスフェーダー。
この評判は実際にDJをやっていて、よくクラブでイベントをする自分の周りでも良いです。
と言うか悪い噂を聞いたことが無い！（笑）

このエターナルクロスフェーダーは世界唯一の磁力によってクロスフェーダーの位置を把握しています。
もちろんクロスフェーダーが非接触ですので、下の基板との摩擦による消耗もありません。

もちろん非接触のクロスフェーダーは高級ミキサーともなれば、どこのメーカーさんも出されていますが、 このクロスフェーダーの位置の把握は大体「光」で把握しています。
ECLERのこのエターナルクロスフェーダーは、先ほども言いましたが磁力によって把握しています。
実際に触りましたが驚く程の精度でした。

そしてクロスフェーダーのカーブ調整も切れ味抜群な感じから、カットインタイムアジャスターと言われるもので、 クロスフェーダーの各両端からの位置0〜3ミリ区間で両チャンネルのミックスバランスが微調整可能です。
クロスフェーダーのパフォーマンススタイルもより自分流にカスタマイズ出来るでしょう。

モニタリングシステムもDJのみならず音楽を取り扱う人にとって気をつかった作りになっています。
トラックを作っている方にはレコーディングミキサーとしても十分使えます。
OUT1には0dBインジケーターと言うミキサーの出力レベルをミキサー自体を 基準にして音の出力レベルを視認調整できます。

言葉では分かりにくいかもしれませんが、このインジケーターは音が0dBを超えると赤く点滅します。
音が0dBを超えるとは一般的には音が大きいと言うことになります。大体10dBを超えると音がひずみます。
つまりこの0dBインジケーターを見て、曲の中で重たいビート、激しい音が鳴るときに、 赤く点滅するぐらいの音の出力レベルにしておくとちょうどいいです！

この0dBインジケーターをしっかりチェックすることで過大な出力を出してしまう危険性も減り、クラブや自宅のスピーカーを痛めてしまう事もありませんし、最適な音量でプレイ出来ます。
加えてこの0dBの基準から音のレベルを大きくしたり、 小さくして大小様々な出力レベルの音も自在に十分な音量レベルでミックス調整が快適にできるでしょう。

そしてヘッドフォンのモニター出力アンプも大容量で大音量のクラブでもしっかりモニタリング出来ます。
もちろんミックス中に、ヘッドフォンでフロアで流れているマスター出力の音をボタン一つで確認できます！

また、入出力端子に関しては、スピーカーへのマスター出力はプロのレコーディング現場で使われている XLRバランスアウトを使う事が出来ます。
このケーブルだと長い距離あっても音質の劣化、ノイズともにしっかり抑えてくれるケーブルです。
マイク入力端子も妥協のないPHONEジャックです。

もちろん、音の良さ、イコライザーとアイソレーターの精度もしっかりしていますので、 テクノ・ハウス・トランスのDJの方も満足されるでしょう。

どれをとっても高級ミキサーならではの充実ぶりです。値段も値段ですしね！
ヘビィースクラッチ、バトルDJの方は、おそらくこのHAK360で練習したら、 このミキサーから離れられなくなるでしょう（＾＾；）

HIP HOP/スクラッチ/パフォーマンス系DJの方は要チェックです！オススメです！