フィルハーモニア管弦楽団(メンデルスゾーン)/ ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(シューマン)指揮:オットー・クレンペラー【高音質!完全限定生産ESOTERIC盤!】

商品No: kcd24201
メーカー
レーベル:
ESOTERIC
タイトル: メンデルスゾーン:交響曲第3番〈スコットランド〉シューマン:交響曲第3番〈ライン
アーティスト名
種別:
フィルハーモニア管弦楽団(メンデルスゾーン)/ ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(シューマン)指揮:オ
商品番号: ESSW-90159

価格

¥3,143(税抜)

3,457 税込)

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クレンペラー晩年の強靭な精神の輝きを刻印したロマン派の名交響曲2曲の名盤です!

巨匠最円熟期の輝きを記録したEMI録音
オットー・クレンペラーが1954年から1971年にかけてフィルハーモニア管弦楽団(およびニュー・フィルハーモニア管弦楽団)とEMIに残した録音は、バッハからクレンペラーの自作に至るまで、17世紀〜20世紀にいたるドイツ・オーストリア系の主要オーケストラ作品を網羅しており、波乱万丈の生涯を送ったこの巨人の晩年の世界的な名声を確立しました。特に1956年以降はステレオで収録され、クレンペラーの音楽の特徴である、対向配置にしたヴァイオリンの掛け合いの妙、各声部の立体感などがより鮮明に味わうことができるようになりました。クレンペラーの演奏解釈は、同時代のワルターやフルトヴェングラーのそれとは異なり、濃厚な感情表現にはきっぱりと背を向け、作品への陶酔を厳しく拒否し、あくまでも覚醒した目で古典的様式の範疇で作品を捉えているのが大きな特徴です。

晩年10年間の輝きの到来を告げる1960年の「スコットランド」
1960年1月に録音されたメンデルスゾーンの「スコットランド」は、ペーター・マーク指揮ロンドン響盤などと並んでステレオ初期における同曲の名演中の名演として高く評価されています。1960年といえば、1958年秋にチューリヒの自宅で重篤な火傷を負ったクレンペラーが1959年秋から演奏活動に復帰し、また精神的にも「躁」の状態にあったため、極めて精力的な活動が展開された年でもありました。1959年までにすでにベートーヴェンとブラームスの交響曲全曲をフィルハーモニア管弦楽団と録音し終え、レコード面でもドイツの孤高の巨匠として圧倒的な評価を勝ち取っていたクレンペラーは、1960年の最初の半年だけで、「スコットランド」のほか同じメンデルスゾーンの「イタリア」と「真夏の夜の夢」、ハイドンの交響曲第101番と第98番、LP3枚分のワーグナー管弦楽曲集、R.シュトラウスの管弦楽曲集、シューマンの交響曲第4番、モーツァルトのホルン協奏曲全曲を立て続けに録音し、さらに5月には75歳の誕生日を盛大に祝っただけでなく、ウィーン芸術週間にフィルハーモニア管弦楽団と客演しベートーヴェンの交響曲全曲を演奏して、「真に正統的なベートーヴェン」と絶賛されています。いわば彼の晩年の輝きを告げる記念碑的な年であったのです。そうした心技両面における充実ぶりを反映した「スコットランド」は、十分な推進力を保ちつつ遅めのテンポ設定でメンデルスゾーンの音楽がスケール雄大に構築されていく演奏であり、対抗配置にした緻密な弦楽パートの絡み合いの美しさ(特に右から聞こえる第2ヴァイオリンの雄弁さ)、音量が上がっても金管に掻き消されず冴え冴えと明滅する木管パートの響き(特に第2楽章と第4楽章)が耳に残ります。第4楽章で長調に転じるコーダ(クレンペラーはこの部分の音楽を気に入らず、実演では敢えて短調のまま終えるように書き換えて演奏していました。当録音ではメンデルスゾーンの書いたとおりに演奏されています)の仰ぎ見るような巨大な造形はまさにクレンペラーの名調子といえるでしょう。

最晩年の不屈の精神の強靭さを記録したシューマン「ライン」
その9年後、1969年2月に録音されたシューマンの第3番「ライン」は、クレンペラーによるシューマンの交響曲全集の掉尾を飾った録音でした。この時期のクレンペラーは84歳の高齢ゆえに体力が落ち、演奏にもムラが出てくるようになり、実演では必ずしも安定しない演奏が続くようになっていましたが、異形の演奏として知られるマーラーの交響曲第7番「夜の歌」、ベートーヴェンの交響曲第7番の三度目の録音、「ワルキューレ」第1幕など、録音面では衰えを知らぬ強靭な精神力を感じさせる個性的な演奏が残されています。この「ライン」も同様で、作品の要とも言えるホルンを強奏させた第1楽章に始まり、悠然とした運びの第2楽章、作曲者の心の襞が透けて見えるようなデリケートさを湛えた第3楽章など、時にオーケストレーションの改訂も辞さない独特の筆致で作品の本質が描き出されています。


TRACK LIST
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809-1847)
交響曲 第3番 イ短調 作品56 《スコットランド》
1. 第1楽章:アンダンテ・コン・モートーーアレグロ・ウン・ポーコ・アジタート
2. 第2楽章:スケルツォ(ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ)
3. 第3楽章:アダージョ
4. 第4楽章:アレグロ・ヴィヴァチッシモーーアレグロ・マエストーソ・アッサイ
ロベルト・シューマン(1810-1856)
交響曲 第3番 変ホ長調 作品97 《ライン》
5. 第1楽章:いきいきと
6. 第2楽章:スケルツォ(きわめて穏やかに)
7. 第3楽章:速くなく
8. 第4楽章:荘厳に
9. 第5楽章:いきいきと 演奏
フィルハーモニア管弦楽団(メンデルスゾーン)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(シューマン)
指揮:オットー・クレンペラー

[録音]
1960年1月22日、25日、27日&28日(メンデルスゾーン)、1969年2月5日〜7日(シューマン)、ロンドン、アビーロード第1スタジオ
[初出]
Columbia 33CX1736/SAX2342(1961年/メンデルスゾーン)、HMV ASD2547(1970年/シューマン)
[日本盤初出]
OS3019/OL3136(1961年8月・9月/メンデルスゾーン)、AA8656(1970年10月/シューマン)
[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]
ウォルター・レッグ&ウォルター・イェリネク(メンデルスゾーン)、スヴィ・ラジ・グラッブ(シューマン)
[レコーディング・エンジニア]
ダグラス・ラーター(メンデルスゾーン)、アレン・スタッグ(シューマン)
[Super Audio CDプロデューサー]
大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]
杉本一家(JVCマスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CDオーサリング]
藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]
諸石幸生 松沢憲
[企画・販売]
エソテリック株式会社
[企画・協力]
東京電化株式会社

商品名:フィルハーモニア管弦楽団(メンデルスゾーン)/ ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(シューマン)指揮:オットー・クレンペラー【高音質!完全限定生産ESOTERIC盤!】


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