アンドレ・プレヴィン指揮　ロンドン交響楽団　アンブロジアン・シンガーズ　(LP 180g重量盤)　タイトル名：ホルスト：惑星Op.32

Holst: The Planets
London Symphony Orchestra - Ambrosian Singers
conducted by Andre Previn

グスターヴ・ホルスト(1874 - 1934) [英]

イギリスを代表する作曲家で、『惑星』（The Planets）が最も有名であるが、 それ以外にも合唱曲やさまざまな土地を題材にした民謡風の吹奏楽曲を 数多く遺し、総作品数はおよそ２００を数える。

初期はグリーグ、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスら後期ロマン派からの強い影響を受けているが、その後ラベルの音楽性への傾倒を見せ、その結果ヒンドゥ・スピリチュアリズムと イングリッシュ・フォークを見事に融合させ、ホルスト独自の音楽性を確立することに成功した。

『惑星』-占星術を基に、その名の通り「惑星」をモチーフにしており、火星（戦争をもたらす者）、金星（平和をもたらす者）、水星（翼をもつ使者）、木 星（快楽をもたらす者）、土星（老いをもたらす者）、天王星（魔術師）、海王星（神秘主義者）と、7つのテーマに分けられた楽曲で構成される。

作品の評価としては、もともと好調ではあったものの、爆発的とまではいかなかったが、61年カラヤンとウィーンフィルによる演奏を期に広く 認知されることになり、それ以降、最もポピュラーな近代管弦楽曲の一つに数えられるようになった。

本盤は、当時まさに黄金期であった名指揮者、アンドレ・プレヴィンの指揮する、ロンドン交響楽団による名演の記録。

EMIに保管されるオリジナルマスターを使用し、アビー・ロード・スタジオにてカッティング、イギリスはヘイズのビニール・ファクトリーにてプレス。

上述の英国"GRAMOPHONE"評によれば、「本録音はLSOの音色やバランスが実に良く再現された、秀逸な出来」(1974年)、とのこと。

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