ESOTERIC/SACD/ショパン:12の練習曲作品10・作品25

商品No: 25585
メーカー
レーベル:
ESOTERIC
タイトル: ショパン:12の練習曲作品10・作品25
アーティスト名
種別:
SACD

価格

¥3,611(税抜)

3,972 税込)

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こちらの商品はレコードではありませんCDです。御注意ください!
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■ESOTERIC/SACD/ショパン:12の練習曲作品10・作品25のご紹介です。

イタリアの名ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ(1942年生まれ)が一躍その名を世界にとどろかせたのは、1960年のショパン国際コンクールで優勝を飾った18歳の時のこと。

審査員全員一致の推挙であり、しかも審査員長だったルービンシュタインの「私たち審査員の中で、彼ほど上手く弾けるものがいようか」という言葉は、ポリーニという存在がいかにセンセーショナルであったかを物語っています。

ミラノのヴェルディ音楽院卒業のはるか前の9歳でデビューを果たした若きピアニストは、しかし、この直後に公の演奏活動から身を退き、レパートリーの拡充を含めさらに自らの芸術を深めるための研鑽を続けたのでした。

そしてそのドロップアウトの期間を経て1968年に演奏活動を本格的に再開し、さらに1971年にはヨーロッパ各地への広範はリサイタル・ツアー、それとドイツ・グラモフォンからのデビュー・アルバム[ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章&プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」](当シリーズでSuper Audio CDハイブリッド化済み)によって、再び世界を驚愕させることになりました。

その翌年に録音されたのがDGへの2枚目のソロ・アルバムがこのショパンの練習曲集で、ショパン演奏史上のマイルストーンともなる名演が刻まれたのです。

■ピアノの練習のためではない「練習曲」の音楽の在り方を提示。

ショパンの練習曲は、19世紀前半のピアノいう楽器の普及に伴ってニーズが生まれた、ピアノ演奏法上のさまざまな技術の習得のために書かれた教則用音楽であると同時に、学習課題という目的から連想される無味乾燥さとは無縁の、美しい旋律と和声が織り成す抒情性に溢れた芸術作品でもあります。

ポリーニの練習曲の演奏は、作品の奏した点を十分に汲み取りながら、完璧なまでに均整のとれたタッチとバランスで、全ての音符、全てのフレーズを弾き、私情(あるいは詩情)をはさむことなく音の連なりだけで成り立つ音楽作品として提示した点にあります。

ショパンが24の調性に沿って書き分け、個々の曲に盛り込んだ技巧的な課題を難なく克服し、24のミニアチュールのそれぞれの理想像ともいえる姿を音にして見せたのです。

■「ポリーニ以前」と「ポリーニ以後」

2011年になって、ポリーニがショパン・コンクール直後の1960年9月にEMIに録音していた練習曲全曲が初めて発売されましたが、その旧録音とこの12年後のグラモフォン盤とを比較すると、表舞台から去って自らの演奏を見つめなおすことでポリーニが獲得した立ち位置が見えてくるようです。

テンポはほぼ同じであるため個々の曲についての基本的な解釈は旧録音の時点で出来上がっていたことがよく判りますが、音の出る瞬間の異常なまでの緊張感、音と音、フレーズとフレーズを繋ぐ連関性の緊密さ、非情なまでに感情の動きを排除する姿勢には雲泥の差があります。

1973年国内盤LP発売時に使われた「この上に何をお望みですか?」というキャッチコピーの通り、ポリーニがグラモフォン盤で打ち立てたこの練習曲集のクリスタルのようにクリアなイメージは、それ以来打ち破られたことがありません。

同時期に発売されたアシュケナージ盤と並んで、ピアノを学ぶ音大生のバイブルともなりましたが、ポリーニ盤の方は、学生たちに演奏への憧れとともに、常人では近づくことすらできない高みを常に意識させられるジレンマをももたらしたのでした。

そしてこのポリーニの録音が発売された時点で、ショパンの練習曲については、「ポリーニ以前」と「ポリーニ以後」という視点で語られることになりました。

ポリーニ自身は、練習曲以後もショパンの作品を定期的にレコーディングでも取り上げ、24の前奏曲、ピアノ・ソナタ第2番・第3番、スケルツォとバラードの全曲、夜想曲全曲なども含め、2019年に発売されたピアノ・ソナタ第3番の再録音を含むオール・ショパン・アルバムまで、主要作品を網羅してきていますが、練習曲については1曲も再録音を残していません。

■最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現。

録音は1950年代からミュンヘンの録音会場として使われ、その優れた音響で知られるヘルクレスザールで行なわれました。

1986年にガスタイク・フィルハーモニーが出来るまでは、ドイツ博物館内にある会議ホールとともにミュンヘンの主要コンサート会場でもありました。

1800人以上を収容できる典型的なシューボックス形式のホールで、細部をマスクしすぎない適度な残響感、高域から低域までバランスのとれた響きの2点で録音には最適であり、ポリーニはこのアルバム以降も好んでソロ録音に使っています。

ドイツ・グラモフォンらしいホールトーンを生かしたニュートラルなサウンドではなく、より近接した音作りで、ポリーニの輝きに満ち、明晰極まりないタッチから生み出される一音一音の鮮烈さが余すところなく捉えています。

極め付きの名盤ゆえに初発売以来常にカタログから落ちたことがなく、デジタル時代初期からもCD化されており、Super Audio CDシングルレイヤー(2012年)、Original Image Bit Processingによるリマスター(2014年)も含め、繰り返し再発売されてきましたが、今回は初めてのSuper Audio CDハイブリッド盤としての発売となります。

今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。

特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたエソテリック・ブランドの最高級機材を投入、また同社のMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

■トラックリスト

12の練習曲 作品10
1:第1楽章 ハ長調
2:第2楽章 イ短調
3:第3楽章 ホ長調《別れの曲》
4:第4楽章 嬰ハ短調
5:第5楽章 変ト長調《黒鍵》
6:第6楽章 変ホ短調
7:第7楽章 ハ長調
8:第8楽章 ヘ長調
9:第9楽章 ヘ短調
10:第10楽章 変イ長調
11:第11楽章 変ホ長調
12:第12楽章 ハ短調《革命》

12の練習曲 作品25
13:第1楽章 変イ長調
14:第2楽章 ヘ短調
15:第3楽章 ヘ長調
16:第4楽章 イ短調
17:第5楽章 ホ短調
18:第6楽章 嬰ト短調
19:第7楽章 嬰ハ短調
20:第8楽章 変ニ長調
21:第9楽章 変ト長調
22:第10楽章 ロ短調
23:第11楽章 イ短調《木枯らし》
24:第12楽章 ハ短調
SPEC

ジャンル:器楽曲
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

レーベル:DEUTSCHE GRAMMOPHON
音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
仕様:Super Audio CDハイブリッド
DSD MASTERING / Super Audio CD層 2チャンネル・ステレオ
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ
品番:ESSG-90239



商品名:ESOTERIC/SACD/ショパン:12の練習曲作品10・作品25


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