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初心者DJ道場 必読!クロスフェーダーは接触型?非接触型?

クロスフェーダーには、接触型と非接触型の2タイプがあります。それでは例をあげてそれぞれを説明したいと思います。

接触型

仕組みなどを説明するととても難しくなるので、とりあえず接触型はアナログレコードに似ていると思っていてください。

レコードを聞くときは、レコード盤に直接針を乗せて聞きますよね。針がレコード盤のとても細い溝をよみとり、それを振動として伝えて音を出しています。

それゆえ同じレコードを何度も何度も聴くと、次第に盤面が擦り切れ、ノイズが出てきたりします。

同じことが接触型のクロスフェーダーにも言えます。
前回お伝えしたように、クロスフェーダーはミキサーのもっとも大事なパーツであり、常に右に左にと動かされ、とても酷使されるパーツでもあります。
長い期間使っていると、クロスフェーダーを動かしたときにノイズが出たりするようになります。
(これを「 ガリが出る。 」と言います。)

ガリが出てしまった場合は接点復活剤をフェーダーにさしてやることで直ることがあります。
(コチラのページ)

しかし、あまりにもへたってきてしまった場合には、自分の使っているミキサーに合った交換用フェーダーを買って、取り替える必要があります。

こう書くと、接触型クロスフェーダーが悪いもののように聞こえてしまいますが、そんなことはありません。

接触型は市場のメインですし、各社長寿命のフェーダーの開発をしています。
また、直接物と物がぶつかりあうわけですから、それだけ正確に音が切れます。
接触型クロスフェーダー搭載のミキサーのほうが、非接触型のものより安い場合もあるので、基本的にこちらを搭載したミキサーを買うつもりでOKです。

非接触型

こちらはCDを思い浮かべてください。CDはレーザーで読み取ります。なので、自分で傷をつけてしまわない限り、音質の劣化や盤面の擦り切れはありません。

つまり非接触型フェーダーは半永久的にガリが出ないということです。
それゆえ値段が多少張るものもありますが、一度買ってしまえばフェーダーを交換する必要はほぼ無いということで、コストパフォーマンスは高いといえますね。 多少音の切れが悪い場合もあり
ますが、それほど深刻に考える問題でもないでしょう。


関連情報

▲Innofaderは非接触型のフェーダーなので、ホコリやゴミによるフェーダーへのガリの発生や、使用による磨耗などの心配もありません。