マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)(SACD/HYBRID) モーツァルト:ピアノ・ソナタ集【高音質!エソテリック盤】

商品No: kcd25028
メーカー
レーベル:
ESOTERIC
タイトル: モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
アーティスト名
種別:
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
商品番号: ESSG-90189

価格

¥3,611(税抜)

3,972 税込)

SOLD OUT

ポイントセール

只今ポイント10倍セール中!!!
オタレコポイント361円相当のポイントプレゼント!
普段の10倍お得です!!



こちらの商品はレコードではありませんCDです。御注意ください!
希代のモーツァルティアン、ピリスの総決算となった究極のソナタ録音 4 曲。

■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CD ハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC 名盤復刻シリーズ。
発売以来 LP 時代を 通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名 盤を高音質マスターから DSD マスタリングし、世界初の Super Audio CD ハイブリッド化を数多く実現し てきました。
今回は CD 時代に入ってからの名録音を Super Audio CD ハイブリッドで発売い たします。

■希代のモーツァルティアン、ピリス

ポルトガル出身の女流ピアニスト、マリオ・ジョアン・ピリス(1944 年リスボン生まれ)が世界的な注目を 浴びたのは 1970 年のベートーヴェン国際コンクール優勝がきっかけでした。
そしてレコーディング・ アーティストとしてのピリスの名を大きくアピールしたのは 1974 年初頭に約 1 か月半をかけて東京・イイ ノホールで録音されたモーツァルトのピアノ・ソナタ全集という大作。
日本コロムビアから発売されたこの 8 枚組の全集は PCM デジタル録音による世界初のモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集であったのみなら ず、ヨーロッパではフランスのエラート・レーベルで発売され ADF ディスク大賞、エディソン賞など重要 なレコード賞を受賞し、同時期にエラートに録音した LP4 枚分のピアノ協奏曲集とともに、まだ 30 歳に なったばかりの「新しい世代のモーツァルト弾き」としてのピリスの姿を鮮烈に印象付けたのでした。

■2 度目のモーツァルト全集からのベスト選曲

それ以来モーツァルトのピアノ作品は、ピリスのトレード マークとなりました。
小柄で手も小さいピリスにとっては、 モーツァルトの作品はある意味理想的で、その音楽性 の全てを余すところなく投入できる対象となったのでし た。
ピリスは 1970 年代後半から 80 年代前半にかけて病 を得て演奏・録音活動の中断を余儀なくされましたが、 演奏活動再開後初めて手掛けた録音は、やはりモー ツァルト(1984年2月、ピアノ・ソナタ第6番・第14番他、 エラート)でした。
そして 1989 年にエラートからドイツ・グ ラモフォンに移籍したピリスが録音プロジェクトの最初に 選んだのもモーツァルトのソナタであり、今回は 1991 年 の没後 200 年となるモーツァルト・イヤーを念頭に入れ てのドイツ・グラモフォンにとってのアニヴァーサリー企 画の一つと位置付けられ、89 年から 90 年にかけてピリ スにとって 2 度目の全集が録音されました。
当アルバム はこの 2 度目の全集で最初に発売された 2 枚のアルバムから 4 曲を新しくコンパイルしたものです。

■20 世紀後半のモダン・ピアノによるモーツァルト解釈の到達点

作曲家が指示したリピート記号を遵守し、粒ぞろいの美音と、過度にならない自然なニュアンス付け、 そして極力装飾を控えるというピリスのモーツァルト解釈は、まさに 20 世紀後半のモダン・ピアノによる モーツァルト演奏様式を極めたものと言えるでしょう。
過剰な感情のふり幅を持ち込まず、むしろスト イックなまでに緻密なコントロールを聴かせつつも、決して堅苦しくない雰囲気を持つ演奏は、音楽や 作曲家に対して常に真摯な姿勢で臨んできたピリスの人柄を反映しているかのようです。
折しも 2018 年末をもって公開の演奏活動からは身を引くことを発表したピリスですが、そうした時期に彼女が残し たもっとも重要な録音の一つが新たなリマスタリングによって復活するのも、時宜にかなったことといえ るのではないでしょうか。

■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現

録音はドイツ・グラモフォンが1970年代からソロ や室内楽の録音に多用している、ハンブルクか ら電車で 20分ほどの郊外ハールブルクにあるフ リードリヒ=エーバルト=ハレで行われました。
1929 年に建造され、パイプ・オルガンも備えた 1885 席のホールは、録音においても透明感の ある暖かいアコースティックが得られることが知ら れています。
1980 年代以降のドイツ・グラモフォ ンのメイン・エンジニアの一人、ヘルムート・バー クによる音作りは、大きなホールでの録音にもか かわらず、ピリスをごく親密な空間で聴いている かのようなイメージを与えてくれるもので、作品と 演奏の本質に相応しい見事なエンジアリングで す。
もともとが優秀なデジタル録音であり発売以来特にリマスターが施されたことはなかったため、今回 は初めての DSD リマスタリングとなります。
今回の Super Audio CD ハイブリッド化に当たっては、これ まで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を 排した作業が行われています。
特に DSD マスタリングにあたっては、DA コンバーターとルビジウムク ロックジェネレーターに、入念に調整された ESOTERIC の最高級機材を投入、また MEXCEL ケーブ ルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化すること ができました。

■「モーツァルトを聴く喜び、ここに極まる」

「音色の整った美しさや、正確な進行の変化など、自然に成功させているだけでなく、ただ感覚にま かせて弾いているのではない、何かモーツァルトのピアノ・ソナタ全体を展望する姿勢が、はっきりと感 じとれる。ピリスはただの「モーツァルトが得意な女流ピアニスト」じゃない。こまかなニュアンスで優しさ を響かせる一方で、どこかに必要な冷徹な計算をも、ちゃんと隠し持っているのが強力だ。」
(『ONTOMO MOOK クラシック名盤大全 器楽曲編』、1998 年)

「(ピリスが)90 年前後になって、彼女が改めて着手し完成したモーツァルト・ソナタ全集の魅力は、演 奏芸術家としての心、技両面にわたる深まりを物語って、まさしく格別なものがある。初出当時、中の1 枚を聴いた折に私は「モーツァルトを聴く喜び、ここに極まる」とまで書き記したが、思いは今も変わらな い。人々がモーツァルトに抱くイメージを裏切らない、むしろ端正な弾きぶりでありながら、そこには、い かに精巧な造花でも決して表しえない、生花ならではの瑞々しさが息づいているのだ。」
(『クラシック不滅の名盤 1000』、2007 年)


[収録曲]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノ・ソナタ 第 15 番 ハ長調 K.545
[1] 第 1 楽章: アレグロ
[2] 第 2 楽章: アンダンテ
[3] 第 3 楽章: ロンド(アレグレット)
ピアノ・ソナタ 第 8 番 イ短調 K.310(300d)
[4] 第 1 楽章: アレグロ・マエストーソ
[5] 第 2 楽章: アンダンテ・カンタービレ・コン・エスプレシオーネ
[6] 第 3 楽章: プレスト
ピアノ・ソナタ 第 11 番 イ長調 K.331(300i)《トルコ行進曲付》
[7] 第 1 楽章: 主題(アンダンテ・グラツィオーソ)と変奏
[8] 第 2 楽章: メヌエット〜トリオ
[9] 第 3 楽章: アラ・トゥルカ(アレグレット)
ピアノ・ソナタ 第 14 番 ハ短調 K.457
[10] 第 1 楽章: モルト・アレグロ
[11] 第 2 楽章: アダージョ
[12] 第 3 楽章: アレグロ・アッサイ

[録音]1989 年 2 月(K. 545 & 310)、1990 年 5 月(K.331 & 457)、ハンブルク、フリードリヒ=エーバルト=ハレ

[初出]
第 15 番・第 8 番 427 768-2 (1989 年) 第 11 番・第 14 番 429 739-2 (1990 年)
[日本盤初出]
第 15 番・第 8 番 F00G20474 (1990 年 1 月 25 日) 第 11 番・第 14 番 POCG1053 (1990 年 11 月 25 日)

[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー] クリストファー・オールダー
[バランス・エンジニア] ヘルムート・バーク
[エディテイング] ティロ・グラハン(K. 545 & 310)、クラウス・ベーレンス(K.331 & 457)

商品名:マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)(SACD/HYBRID) モーツァルト:ピアノ・ソナタ集【高音質!エソテリック盤】


 上記の商品のご注文はこちら 

SOLD OUT