ここでは最近急激に種類の増えてきたPCDJや、今までのアナログDJ、CDJなどの中で「どれを選べばいいのか分からない!」と迷い悩んでいる方に向けたページです。 オタレコによく寄せられている質問を中心に解説します。 Question!! 01 アナログやCDJ、それに最近増えてきたPCDJの中で、どれが自分に一番あってるの? 02 アナログDJのメリットを教えて! 03 パソコンでDJをしたいんだけどどれを選べばいいの? 04 スクラッチがしたいんだけど! 05 PCDJの設定って難しくないの? Q.01 アナログやCDJ、それに最近増えてきたPCDJの中で、どれが自分に一番あってるの? A.01 ■DJしている自分を想像して考える まず最初に、当たり前ですが、「何を使ってDJしたいのか」を考えてみてください。 あなたが使いたいのはレコードですか? レコードと2台のターンテーブルを操ってDJ(時にはスクラッチや2枚使いも?)している姿を思い浮かべてみて下さい。 あなたが求めているのは、色々なレコード屋に通ったり、時には通販でレコードを探したりして欲しい音源を集める、そういう生活ですか? それともCDですか? パソコンの中に入っている音楽をCDに焼いたり、自分の持っているCDを駆使して、2台のCDJを使ってプレイする。 はたまたパソコンの音楽ファイルを直接使いたいですか? パソコン内の音源や、iTunes、Beatportなどから購入した音楽をそのまま使うDJプレイ。 パソコンとコントローラーを用意し、中にはアナログやCDJにはない独特なスタイルを確立することもできます。 4デッキのDJが手軽に実現できるのもPCDJの長所ですね。 この3つの中で「これが一番イイ!」というのはありません。 「やっぱりパソコンの音楽を使ったPCDJが一番便利でやりやすい!!」という人もいれば、 「色んな便利なDJスタイルが出てきたけど、やっぱりレコードでスクラッチするのが一番カッコいい!!」という人もいるからです。 DJに大事なのは便利さとかやりやすさだけではありません。 やっぱり見た目がカッコイイとか、色々な面から考えなければいけないのです。 そのためにも、自分がどんな姿でDJをしたいのか、理想像についてよく考えてみましょう。 ■持ち運べる音源の量で考える クラブでプレイするために持っていく場合、アナログDJのネックはやはり運べる音源の量です。 アナログレコードはかさばり、重くなるので大量に持ち込もうとすると運ぶのも一苦労です。 しかし、そうやってDJカルチャーやクラブカルチャーが作られてきたという歴史もあります。 CDだともう少し持ち運びも楽になりますね。 一方で、PCDJはハードディスクに入る量:何千、何万という曲数を持ち運び、外で使うことができます。 これは何よりパソコンの長所ですね。 ただし、PCDJで一番怖いのはプレイ中のトラブルです。 前もって念入りにチェックしておかなければいけません。 このように、外に持ち運んで使う(たとえばクラブなど)予定はありますか? 何百枚ものレコードを運ぶ重さを考えれば、PCDJやCDJの方が軽くなるのは確かでしょう。 しかし反対に、パソコンのトラブルといったリスクも考える必要があります。 ■何がやりたいのかで考える 「これがやりたくて買ったのにー!」って、後で後悔しないためにもよく考えてみましょう。 あなたがDJとして一番やりたいことは何なのでしょう…それができなかったらお金払った意味もありません。 具体的にDJがやっていることって? 1 家やクラブで好きな音楽をかける 家やどこかの小さなパーティ、はたまた巨大なクラブ、ラッパーやシンガーのバックDJなどなど。 DJにあまりなじみのない方でも、最近はアーティストのバックDJが音楽番組などにも現れるようになったので、少し知名度もあがったかもしれません。 クラブプレイなら、アナログやCDJといった今までのスタイルでやるのがやっぱり一番かっこいいです。 特にHIPHOPのDJなんかでは、アナログでやるからこそのカッコよさってものもあります。 2 MIXCDを作る 自分の好きな音楽をノンストップでミックスしたものを、一枚のCDに焼き上げたもの、それがMIXCDです。 ※市販の曲をMIXCDに収録した場合は個人の範囲内でお楽しみいただくようにお願いします。 MIXCDは、アナログDJであればパソコン用のオーディオインターフェイスをご用意いただき、パソコンで録音することが可能です。 PCDJであればそのまま録音機能がついているものも多いです。 ついていないものもあります。それについては製品ページでご確認ください。 3 楽曲制作をする DJでも自分のオリジナル曲やRemixを作っている場合があります。 また、クラブの超有名曲を自分の使いやすいように編集してクラブプレイで披露したりします。 もちろん、自分の楽曲にスクラッチを入れる人もいます。そのスクラッチはたいていアナログかCDJではないでしょうか。 代表的な作曲ソフト
Q.02 アナログDJのメリットを教えて! A.02 たとえば・・・ アナログレコードを使ってDJしたいならターンテーブルしかありません。 見た目も重視されるDJの世界で、一番DJっぽく見えて、やっててカッコイイのは間違いなくアナログDJです。 アナログでしかリリースされない音源というものもあり、レアでカッコイイ、しかも誰も知らない曲をクラブでかけてみんなを驚かせる! それもひとつ、DJのあり方でしょう。 ただアナログを持っていない人は、いちからレコードを集めなければなりません。 また、長くアナログでDJをしていて、後から下の「DVS」を買い足すことでPCDJ環境を作る人もいます。 あとは、アナログとデジタルの違いとして言われることに音の違いがあります。 アナログは、どちらかというと柔らかくて耳になじんだような音がします。 デジタルはクラブのように爆音で長時間聴いていると、ファイルの音質によってはキンキンした音で耳が痛くなることもあります。 Q.03 パソコンでDJをしたいんだけどどれを選べばいいの? A.03 はじめからパソコンでDJしたいと決めてあるならPCDJですね! PCDJでは、BeatportやiTunes Music Storeの音楽をダウンロードして使用することができます。 ※一部、DJソフトによってはiTunes Music Storeに対応していないものがあります。購入前に必ずご確認下さい。 PCDJには、大きく分けて3つの形があります。 01 DVS (Digital Vinyl System) アナログターンテーブルで特殊なレコード(タイムレコード)を使うことによって、 パソコン上にある音楽ファイルをターンテーブルで操っているかのように操作できます。 その際、タイムレコードの代わりに普通のレコードをかければその場でアナログDJに早替わり! ただし、アナログDJセットが置いてあるところでしかDJできません。 DVSのセットと一緒にアナログのDJセットが必要になります。 代表的な機材に、Traktor Scratch ProやSerato Scratch Liveなどがあります。 02 オールインワンコントローラー おそらく一番持ち運びには便利な形でしょう! ターンテーブルなどは一切要らず、必要なのはパソコンとコントローラーとヘッドホンと配線くらいでしょうか。 また、コントローラーには、クラブでの超本格的なプロユースにも耐えうるような機材と、初心者にも扱いやすくお手ごろな機材があります。 プロユースなら・・・
また、初心者用コントローラーは下の3万円台コントローラー特集にてオススメ機材がたくさん掲載されています。 Q.04 スクラッチがしたいんだけど! A.04 HIPHOPでやるような超本格的なスクラッチがしたいなら、やはりアナログDJをオススメします。 CDJなどでもスクラッチはできますが、やはりあの音!あの操作感!あの感触!アナログに勝るスクラッチ法はないでしょうね。 著名なDJたちのバトルブレイクス(スクラッチ用の音ネタなどが入ったレコード)を使ってガシガシコスりまくれ! その場合は、トルク(ターンテーブルのモーター)の強いターンテーブルをお求めになることを強くオススメします。 もちろんトルクの弱いタンテでもスクラッチはできないことはないです。しかし、トルクが弱いとヘヴィなスクラッチはかなりやりづらいです。 オススメアナログDJセット
スクラッチの定番レコード(バトルブレイクス)なら・・・ バトブレといったらまずはQ-Bert様でしょう! SUPER SEALシリーズといえば、スクラッチャーなら当然のように2枚持ってていい、もはや伝説級のレコードです! その他人気バトブレはこちらに詰まっております! Q.05 PCDJの設定って難しくないの? A.05 設定はご使用のパソコンによっても多少変わってくるので、 まずはコントローラーがご使用のパソコンに対応しているかどうかを必ず製品ページでご確認下さい。 Macにしか対応していないもの等もございます。 オタレコでもその製品ページで設定手順を説明していますので、そのページを一通り見て「あ、これぐらいならできそうだなあ」と思っていただければ難しいことはないはずです!! たとえばよく質問のくるASIO4ALLというオーディオの設定、こんな風に手取り足取り説明してあります!
どうでしょう! 自分の選ぶべきDJセットが見つかったでしょうか! 少しでもDJセットへの理解が深まっていただければ幸いでございます!! |