OTAIRECORD遠藤です。

2016年3月15日に名古屋国際センター別棟ホールにて開催された「第３回地球温暖化に関する中部カンファレンス〜緩和と適応へのアプローチ：食糧を考える〜」にてオタイオーディオのブースを出展させていただきました。

今回のイベントでは、現在の地球温暖化による食糧生産への影響、農林水産省による地球温暖化に対する取り組みから、2015年12月に合意されたパリ協定で高く評価された「カーボン・オフセット」の紹介と実際にこれらの取り組みを行っている企業及び地方自治体のPR及びブース展示を行いました。

音楽と環境はあまり関係が無いように思われがちですが、OTAIAUDIO・OTAIRECORDは世界中のあらゆる世代の人々に愛されている音楽というものを通して、より多くの人達に環境についてもっと考えていただけるように環境保全への取り組みを行っております。

例えば、OTAIRECORDでご注文いただくと、対象の商品や梱包に使用する段ボール等に「EVIシール」を添付して発送をさせていただいております。

「EVIシール」とは、シール１枚につき１円が森林保全などのプロジェクトに寄付されるもので、寄付によって保全された森林が製品生産時に発生したCO2の削減につながるシステム(カーボン・オフセット)となっております。

つまり、OTAIRECORDでご注文をいただき、商品をお受け取りいただくだけで環境に対する取り組みを行っていることになるのです！

実際に会場内のブースでは再生資源を使用したカーボンオフセット製品の吸音材「AEGIS(イージス)」や、EVIシールの寄付先でもある岐阜県の加子母のヒノキを使用した「レコード額」をはじめ、カートリッジケース「CALME(カルム)」、スピーカー「506 WALTZ」、ヘッドフォン「VOYAGE」等を展示させていただきました。

イベント内の講演は二部構成となっており
第一部
・環境省の池田様からカーボンオフセットとJ-クレジットの仕組みの説明
・長野県木曽町の方によるJ-クレジットのプロジェクトの紹介
・カルビー株式会社の加藤様よりカーボンオフセットの事例の紹介

第二部
・環境省の安田様より、これまでの国際交渉とパリ協定について、地球温暖化への対策(エネルギーに関する取り組み)計画の説明
・農林水産省の坂井様から地球温暖化による農業・林業・水産業などへの影響と対策・適応策の説明
・農林水産省の西様から農業生産による環境への影響と地球温暖化への緩和策・適応策の説明
となっておりました。

ブース展示では、地方自治体や企業の方が環境への取り組みのPRを行っておりました。
また司会の磯谷さんによる突撃インタビューも行われ、とても盛り上がっていました！
環境保全というひとつのテーマのもと、様々な企業や団体がひとつの会場に集まることはとても有意義で素晴らしいことですね！

さいごに...
今回のイベントは、OTAIRECORDのスタッフとしてというよりも地球で暮らす一人の人間として、 改めて環境についてと考えるきっかけとなり、とても有意義なものとなりました。

地球温暖化と聞くと、気温が高くなり、南極の氷が溶け海面が上昇して...というのを想像する方が多いと思いますが、実際はそれだけではなく農作物の収穫量や品質が落ちたり、牛や豚の数が減ったりと私たちの生活に直接影響しています。
これは決して他人事なんかではなく、すべての人に関わることなのです。

地球環境の向上には専門の知識や技術が必要で、私たちには簡単にはできないことかもしれません。 ですが、そういった知識や技術を持つ人たちの支援や、環境の悪化を少しでも抑えることなら私たちでもできるはずです。
普段買っている製品を環境に優しいものに変えたり、家の電気をこまめに消す。
少し意識を変えるだけでも、自分でもできることがたくさんが見つかると思います！

自分が暮らす家が綺麗な方が良いのと同様に、自分が暮らす地球も綺麗で快適な環境の方が良いですよね。
「誰かがやってくれる」から、「まず自分から始める」に。そんな心がけが大切です。

2015年2月24日に開催された「ちゅうぶカーボンオフセットEXPO」のレポートです。

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