12インチ・EP・LP 何が違う??

「12インチ・EP・LP って結局どういうことよ」って思う方、結構多いんじゃないでしょうか。
ここでは、それらの違いについて書いていこうと思います。

さて、まず『インチ』ですが、これはジーンズや靴を買うときにも見かけると思いますが、長さの単位です。
『12インチ』ってのは皆さんがクラブミュージックのレコードを想像すると思い浮かべる大きさのやつですね。
『7インチ』の大きさのレコードもDJがよく扱います。これは俗に言う「ドーナツ盤」で、レゲエなどに多いです。
真ん中の穴が大きいので、ターンテーブルに専用のアダプターを取り付けて再生します。
アダプターはターンテーブルに付属してたり、DJ用といったものが売ってたりします。
つまりインチというのは盤の大きさのことだと思っていてください。

次にEPです。EPはExtend Playingの略で、記録方式、つまり溝の掘り方の名前です。上であげた7インチレコードに適用されます。
EPと同じ記録方式で、12インチレコードに記録したものが、『12インチシングル(マキシ シングル)』と呼ばれているものです。
12インチになれば表面積が広がるわけですから、7インチのものより長時間、高音質での記録ができます。
この12インチシングルというのが、DJがメインで扱うレコードといっても過言ではありません。
では、LPとは何か。LPとはLong Playingの略で、12インチのレコードに、より長時間記録できるようにした記録方式です。アルバムに使われます

ここで頭がこんがらがるのが、なんで同じ12インチの大きさなのに、シングルとアルバムが存在するのかです。
CDでシングルといえば8センチ。アルバムが12センチというのが多かったですしね。(今はそうでもないか・・・)
12インチシングルは片面に、ある曲、そしてそのインストとアカペラという構成が多いです。つまり片面3曲程度です。
ですが、アルバムになると、全10曲だった場合、片面5曲ずつにしないとレコードに収まりません。
同じ12インチなので表面積は変わりません。ではLPの場合はどうやって記録するか。
溝を浅く掘るのです。そうすることで詰め詰めに録音できます。浅く掘るということで音が小さくなってしまいますが、長時間の記録を可能にしたわけですね。
音質が良い分、録音可能時間が短いのが12インチシングル。音質を犠牲にして長時間の録音を可能にしたのがLPなのです。

さて、LPは音量が小さくなってしまうと書きました。これは大音量でプレイしなければならないDJにとっては少々痛いことです。
ミキサーのボリュームを上げたところで、最初から小さく録音されてるので、低音が弱かったりします。
そこで、クラブミュージックのアルバムをレコード化する場合、近頃はLPの方式をとらず、12インチシングルの方式をとります。
たとえば全12曲のアルバムをレコードにする場合、12インチシングル方式で記録した片面3曲のレコードを2枚組みで発売するという形がとられます。
これにより、音質を損なわずにDJプレイに耐えれるようなアルバムが作られるわけです。
こういうのは 2枚組みの場合(2LP) 4枚組みの場合 (4LP) なんて書いてあることが普通です。

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