マウリツィオ・ポリーニ(SACD)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ/第28番&第29番「ハンマークラヴィーア」
商品No: | kcd23654 |
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メーカー
レーベル: |
ESOTERIC |
タイトル: | ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ/第28番&第29番「ハンマークラヴィーア」 |
アーティスト名
種別: |
マウリツィオ・ポリーニ |
商品番号: | ESSG-90128 |
価格
¥3,143(税抜)
(¥3,457 税込)
SOLD OUT
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ベートーヴェンのピアノ・ソナタをマウリツィオ・ポリーニが奏でます!
ベートーヴェンのピアノ・ソナタをマウリツィオ・ポリーニが奏でます!
*コチラの商品はレコードではありません。
Master Sound Works
ポリーニ芸術の1970年代のクライマックスを刻印
イタリアの名ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが一躍その名を世界にとどろかせたのは、1960年のショパン国際コンクールで優勝を飾った18歳。
ミラノのヴェルディ音楽院卒業のはるか前の9歳でデビューを果たした若きピアニストは、レパートリーの拡充を含めさらに自らの芸術を深めるための研鑽を続る。その後、それまでの演奏・録音史を根本から塗り変えるような鮮烈なソロ・アルバムを続々と発表し続けました。
その1970年代のポリーニの一つのクライマックスが結実したのが1975年から1977年にかけて録音されたベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集で、今回はその中から、ピアノ・ソナタ第28番と第29番「ハンマークラヴィーア」が1枚にカップリングされています。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ演奏・録音史の転換期に聳え立つ頂点
ヴィルヘルム・バックハウスやヴィルヘルム・ケンプのような、19世紀生まれの名手によるドイツ的な演奏解釈こそがまだまだベートーヴェン作品の本流、とされていた1970年代当時の風潮からすると、ポリーニによるベートーヴェン(しかも後期ソナタ)の解釈は、全く独自の、鮮烈なものでした。 それまでベートーヴェンの演奏、特に後期の作品の演奏につきまとっていた衒学的な思想性や深遠な精神性とはきっぱりと袂を分かち、まるでポリーニが得意としていたシュトックハウゼンやノーノを演奏する時のように、楽譜に書かれた音符や指示を純粋に音楽的に捉えることのできる感性によって論理的に再構築された先鋭な演奏がそこにあったのです。 ポリーニがこの新しいベートーヴェン解釈を打ち立てたのは、ポリーニとは少し違うものの、同じくらいに革新的だったアプローチでピアノ・ソナタの全曲録音を成し遂げつつあったアルフレート・ブレンデルのベートーヴェンが世界的に評価された時期と同じであり、「演奏の世紀」と称された20世紀後半におけるベートーヴェン演奏史の転換期にいきなり聳え立ったひとつの頂点でもありました。
録音会場の差異を感じさせない統一のとれたDGサウンド
収録はポリーニがそれまでの録音で好んで使ってきたミュンヘンのヘルクレスザールとウィーンのムジークフェラインザールとの2か所に分けて行われています。
演奏会だけでなく録音会場としても適しているヘルクレスザールの使用は当然としても、客が入らない録音セッションの場合、残響成分が多く、特にソロのセッション録音には不向きとされるムジークフェラインザールが使われているのは珍しいことです。
一音一音の鮮烈さが余すところなく捉えているという点でも、まさに名録音といえましょう。
最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現
ポリーニはこの後期のソナタと並行して、同じベートーヴェンのピアノ協奏曲でも全曲の録音をベームおよびヨッフム指揮のウィーン・フィルと完成させており、自らのベートーヴェン解釈の方向性を固めています。
ソロ録音の発表におけるこの6年間にもわたるブランクは、もしかしたらポリーニの後期ソナタにかけた思い入れの深さを物語っているのかもしれません。
とにかくこの録音は歴史的な名盤だけにCD発売初期からデジタル・リマスター化されており、その後ORIGINALSのシリーズでOIBP化されてもいますが、今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。
収録曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101
1. 第1楽章:いくぶん生き生きと、心からの感動をもって(アレグロ・マ・ノン・トロッポ)
2. 第2楽章:生き生きと、行進曲のように(ヴィヴァーチェ・アラ・マルチア)
3. 第3楽章:ゆっくりと、憧れをもって(アダージョ・マ・ノン・トロッポ、コン・アフェット)
4. 第4楽章:躍動して、しかし早過ぎないように、そして決然と(アレグロ)
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106
《ハンマークラヴィーア》
5. 第1楽章:アレグロ
6. 第2楽章:スケルツォ(アッサイ・ヴィヴァーチェ プレスト プレスティッシモ テンポ・プリモ)
7. 第3楽章:アダージョ・ソステヌート
8. 第4楽章:ラルゴ―アレグロ・リゾルート
演奏
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
[録音]
1977年1月、ウィーン、ムジークフェライン大ホール(作品101)
1976年9月、ミュンヘン・ヘルクレスザール(作品106)
[初出]
2530870、2530869
[日本盤初出]
MG1104, MG1105(1978年2月)
[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]
ライナー・ブロック
[レコーディング・プロデューサー]
ヴェルナー・マイヤー
[バランス・エンジニア]
クラウス・ヒーマン
[レコーディング・エンジニア]
ユルゲン・ブルクリン、ヴォルフ=ディーター・カルヴァトキー、ゲルノート・ヴェストホイザー
[Super Audio CDプロデューサー]
大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]
杉本一家(ビクタークリエイティブメディア株式会社、マスタリングセンター)
[Super Audio CDオーサリング]
藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]
諸石幸生 渡辺護(日本盤初出LP解説)
[企画/販売]
エソテリック株式会社
[企画/協力]
東京電化株式会社
商品名:マウリツィオ・ポリーニ(SACD)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ/第28番&第29番「ハンマークラヴィーア」
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