OTAIAUDIOのブログ

A級アンプなのに発熱しない?!KRELL Duo 125を試聴しました。

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5月に入り、夏日を感じるようになってきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏場になってくると、当店でも毎年恒例のような話題として真空管アンプやA級アンプの発熱の話になります。

「夏真っ盛りの熱いときに真空管アンプやらA級アンプで長時間音楽を聴いていたら暑くて堪らないんだよね。」

といったお話はもう夏の風物詩と言っても過言ではないでしょう。

しかし、今回試聴をしたKRELLのDuo 125はA級アンプでありながら、発熱が全くといっていいほどしないのです。

もちろん、お貸出しいただく前からiBias式アンプにより発熱の制御がされているというのは予備知識として知っていましたが、想像以上に発熱していないことにびっくりしました。

今回は、スピーカーにFranco SerbrinのAccordoを、価格帯に開きがありますがConstellation AudioのTOURUSをパワーアンプの比較として試聴しました。

Duo 125は、本当にA級動作しているのか心配になるくらい発熱していないのですが、電源を入れてから時間を追うごとに本調子となっていき、A級アンプらしい繊細でバランスの良いサウンドと、A級アンプながら8Ωで125W x 2と充分な駆動力、そして明るい印象のサウンドで、TOURUSほどの生々しさはありませんが、聴いていて気持ちの良い鳴りっぷりが印象的でした。

サイズ感もそれなりにありますが、22.7kgと見た目以上に身軽なアンプです。

背面には冷却ファンが目立ちますが、XLR接続もできるようになっています。

また、LAN端子も搭載されており、ネットワークへ接続することで、様々な状況のモニタリングをすることができます。

音楽性の高い、良質なパワーアンプをお探しの方にお勧めさせていただきます。

Duo 125 / 125W/ch iBias™ Class A ステレオ パワーアンプ 希望小売価格 ¥960,000(税別)